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袖ヶ浦こども園の基本設計の押しつけ-答申を無視する宮本市長

「(仮称)袖ヶ浦こども園の基本設計に係る意見交換会」が、建設予定地である袖ヶ浦保育所で開催されました。当初、同じ内容を2回(7月7日、9日)に分けて実施する予定でした。

会場では、こども園整備・市立幼保再編検討委員会や次世代育成支援協議会で保護者代表等として委員を務めてきた市民らから、「協議会」を設置しなかったことに厳しい批判の声があがりました。

再編検討委員会では、保育所保護者の意見が受け入れられなかった部分が多々あったものの、一つの妥協点として「計画を進めるに当たっては、当該地域住民、保護者、市など関係者間で協議会をつくる」という文言が、答申書に何とか盛り込まれました。

ところが、この協議会を設置しないまま、基本設計が進められ、「意見交換会」の翌々週には、市側の決定事項を「報告」する流れです。

これは話し合いではありません。市側の方針の押しつけであり、「言いたいことがあったら、ちょっとは基本設計に盛り込んでやってもいいかな」という程度のものでしかありません。「意見交換会」では、市側の強硬な態度に涙する委員もいました。

保護者・市民からの批判を受け、市側は13日に急遽、保育所保護者限定の「意見交換会」を追加開催。私も傍聴しました。大規模こども園を賛美する意見は皆無でしたが、来週には基本設計が決定されるという差し迫った状況のなか、大規模化を心配する質問、改善を求める意見が多数出ました。

協議会設置の答申を意図的に無視する説明をした市担当者の責任は重大ですが、それ以上に責任が問われるのは、宮本泰介市長です。答申書は市長宛てに出されており、協議会設置を無視する判断を下したのは市長です。

他の保護者の方々からは叱られるかも知れませんが、保護者・市民から批判される仕事を市長から押しつけられ、弁明に追われる市職員にちょっと同情してしまいました。

公務員は「全体の奉仕者」(憲法15条2項)であり、市長の下僕ではありません。市民に目を向けた習志野市職員であって欲しいと思います。

なお、市側の「報告会」は、袖ヶ浦保育所で、7月20日(金)午後6時30分、21日(土)午後2時の2回に分けて開催される予定です。




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by takashi_tanioka | 2012-07-13 23:30 | 習志野市政 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


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