谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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市庁舎の建設(小牧市)-総務常任委員会の行政視察

30日は、総務常任委員会の行政視察の2日目でした。愛知県小牧市の庁舎建設について視察しました。

小牧市は人口15万3千人で、習志野市とほぼ同程度の人口規模です。1965年に建設された本庁舎(旧庁舎)の老朽化や狭隘化、耐震性などの問題を解決し、効率的な市民サービスを提供するために、南庁舎の西側に新庁舎を建設しました。鉄骨造・一部鉄筋コンクリート造(免震構造)で、地上6階・地下1階・塔屋1階です。詳しくは、小牧市HP「市庁舎建設」をご覧ください。

日本共産党小牧市委員会は、小牧駅西地区市街地再開発の区域内に新庁舎を建設・移転する案を批判し、南庁舎西側への建設を主張。再開発区域への建設・移転には多額の費用が必要となることを追及し、南庁舎西側への建設を市長に表明させたそうです。その後も、新庁舎が華美なものとならないよう、指摘してきました。詳しくは、党小牧市委員会HP「小牧市議会の報告」をご覧ください(「庁舎」でページ検索)。

事業費は、設計・監理費と工事費の合計で50億9千万円。資金調達方法は、市独自の建設基金が48億7千万円、一般財源が1億4千万円、国費が8千万円弱です。従来手法による建設です。

私が気になったのは、「長寿命化」の考え方です。計画的なメンテナンス(維持管理や大規模修繕など)に経費をかけ、極力長くもたせることを前提にしているのか。または、最初は頑丈に建設するがメンテナンスには経費をかけず、一定期間(50年後など)で建て替えることを前提にしているのか。この点では、小牧市は、今後の維持管理の経費等のあり方を考慮せずに計画を進めたようです。

あと、市内の建設業者・労働者の仕事の確保では、元請業者を選定する際に総合評価方式をとり、配慮したそうです。元請業者に市内業者の活用を提案させたり、共同企業体(JV)に市内業者を入れると点数が高くなるといった工夫をしたそうです。

小牧市役所の本庁舎(新庁舎)。今年7月に竣工したばかりです。
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1階出入口の案内板。障がい者用に呼び出しのインターホンが設置されています。
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1階の総合案内と市民課などの窓口。総合窓口(ワンストップサービス)ではなく、市民課を中心とした集合窓口としていました。一見便利そうな総合窓口方式も、メリット・デメリットを精査する必要があるようです。
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1階の保健福祉部の各課窓口。市民課と同じフロアーですが、隣り合わせの窓口に分けて設置されています。
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2階の税関係や商工観光・農政などの各課窓口とコミュニティスペース。
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2階の多目的スペース。
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3階以上は、ガラスカーテンウォールのダブルスキンとなっています。低層部には、グリーンルーバーも設置されています。省資源・省エネルギーのためとされていますが、長期的な維持管理・修繕を考えると、メリット・デメリットの精査が必要でしょう。
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3階の屋上庭園。屋上緑化のために設けられていますが、維持管理との関係でデメリットも含めて評価することが必要です。
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新庁舎は免震構造となっています。写真は地下駐車場で、柱の基部に免震装置が設置されています。
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従来からある南庁舎。これからは「東庁舎」と呼ばれます。新庁舎と連絡ブリッジで結ばれ、都市建設部、監査委員会、議会関係の部署が入ります。延床面積は、新庁舎は1万7千㎡、東庁舎は1万㎡で合計2万7千㎡です。執務室や窓口、会議室、ロビー、交流スペースなど、ある程度ゆとりある広さにし、バリアフリー化も考えると、2万㎡は超えざるを得ないのではないかと感じました。
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道路を挟んで北側に位置する旧庁舎。国指定史跡・小牧山の敷地内にあるため、移転後は解体して更地にするそうです。
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by takashi_tanioka | 2012-10-30 23:50 | 議員活動 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


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