谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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地方議会のあり方とは?-会派代表者会議、市議会議員研修会

5日午前は、会派代表者会議でした。議題は「正副議長の立候補制の導入」で、宮内一夫議員(新社会党)のたたき台をもとに協議しました。

某・大会派から「立候補制を導入するなら、あわせて議会運営に多数決制を導入すべき」という旨の意見がありました。議長候補が所信表明で「議会改革」を掲げても、全会一致を旨とする議会運営では実現が困難であり、多数決制が必要という理由でした。

議案等は多数決で可否を決定しますが、議会運営は全会一致が原則です。それは、少数意見の尊重というだけではなく、議会運営は全員で確認しないと、会議が混乱する(「動議」や「異議あり」が多発しかねない)という現実的な面からも必要なことです。

これまでも、大会派から一般質問や討論の時間制限等が「議会改革」の名で提案され、一般質問については一定の制約が課せられました。市長与党や大会派に有利な「議会改革」について、多勢に無勢で、日本共産党も妥協せざるを得なかったものは少なくありません。

一方、日本共産党などが主張する「市政の重要問題の調査特別委員会の設置」「参考人制度の活用」「請願・陳情提出者の意見陳述」などは、主に大会派の反対で全会一致とならず、なかなか実現しません。

正副議長の立候補制と、議会運営の多数決制とは、ごちゃ混ぜにして論ずべきものではありません。多数決をとれば必ず勝てる大会派の議員も、驕ることなく、慎重かつ論理的にものを考えるべきです。

結局、「多数決制導入を前提としなければ、正副議長の立候補制に賛同できない」という会派があったため、立候補制の導入は見送りとなりました。

午後は、京葉5市議会議長連絡協議会議員合同研修会。講師は元総務大臣の片山善博さん(慶應義塾大学教授)で、テーマは「市議会への期待とその役割」でした。

教員の年度途中退職、大津市のいじめ自殺、笹子トンネル の天井板崩落事故などについて、国・行政の責任だけでなく、地方議会のチェック機能の欠落も指摘されました。行政側の説明員の話を鵜呑みにするのではなく、当事者の話を直接聴いたり、現場の実情を調査していれば、避けられた事件であるという旨の話でした。

地方議会における参考人質疑・公聴会制度の活用も主張していました。私が何度も「参考人制度の活用」を提案しても賛同しない議員でも、片山さんが言うと、首を縦に振っている人がいました。困ったものです。

片山さんも民主党政権で総務大臣をしていたのに、「他人事」のように国の施策の問題点を指摘する姿に違和感を感じましたが、全体的には興味深い話でした。
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by takashi_tanioka | 2013-02-05 23:59 | 議員活動 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


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