谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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待機児急増が深刻に-菊田保育所の「仮設」対応は現実離れ

菊田保育所の保護者から、「先日、耐震対策について市から保護者に説明があった」との話がありました。待機児急増が問題となっているJR津田沼駅南口・奏の杜に隣接する津田沼地域の保育所です。

私も、2011年12月議会の一般質問などで、菊田保育所の耐震補強の前倒し実施を要望してきました。これに対し、市長の答弁は「2012年度に設計、2013年度に工事を実施」というものでした。ところが、市が設計作業をしたところ、保育棟は耐震補強が困難なほど老朽化していることが判明しました。
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そこで市長は、3月議会において、①遊戯室は耐震工事を実施する(2300万円)、②仮設保育棟を建設し、改修した管理棟と渡り廊下でつなぐ(8150万円)とする予算を提案しました。

子ども達の安全を考えると、耐震対策を急がなければなりません。しかし、ここで問題があります。待機児が急増している地域の保育所なのに、「なぜ、『仮設』で対応するのか?」という問題です。

3月議会の一般質問や予算委員会で、私は「保育環境を悪化させない範囲で、乳児クラスの定員を増やせるように、本格的な建てかえを実施すること」を提案・質問しました。しかし、何度質問しても、こども部は「第2期こども園計画があるので、『仮設保育棟』で対応する」という答弁に終始しました。
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習志野市は、こども園整備と既存市立幼稚園・保育所の再編計画の第2期計画を今年秋までに策定しようとしています。ここで言う「再編」とは、統廃合・民営化を意味しています。

この計画が背景にあるので、菊田保育所はとりあえず「仮設」で対応するとしか答弁できないのでしょう。この先、幼稚園と統合(こども園化)するか、売却(民営化)するかを考えているのかも知れません。

都市部における保育所待機児の増加が社会問題となっており、習志野市でも深刻な状況となっています。「少子化」を理由に認可保育所を増やさず、統廃合を計画するのは、「現実離れ」しています。

JR津田沼駅南口・奏の杜の地域では、定員80名の認可保育所(保育園)が1つ増えますが、待機児をすべて解消するには少なすぎます。周辺の谷津保育所、谷津南保育所も定員オーバーの状況です。

また、幼稚園の需要も一定程度あるなか、私立幼稚園が少ない習志野市の人口増加地域で、市立幼稚園と市立保育所を統廃合してしまっては、幼稚園希望者もあふれてしまう心配があります。

3月議会において、日本共産党を代表して私は、次のように討論しました。

保育需要の実態に合わない統廃合計画は、直ちに中止することを強く要求します。そして、習志野市での保育所運営を考えている社会福祉法人があれば、既存の市立保育所の売却ではなく、新しく認可保育所を開設する方向で誘致すべきです。

菊田保育所は、きちんとした建てかえをして、適切に定員増を図るのが、地域の実態をふまえた現実的な対応です。

市立保育所を維持しつつ、社会福祉法人の認可保育所も新設し、保育所の総数を増やして待機児を解消することこそ、急務の課題ではないでしょうか。
by takashi_tanioka | 2013-03-27 19:00 | 議員活動 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


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