谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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谷津小学校などのパンク問題-マンション開発優先の犠牲

JR津田沼駅南口土地区画整理事業は、保留地先行処分による資金確保、低い増進率設定による公共補助金の大量投入、事業期間の圧縮など、組合施行(民間)の区画整理事業の「成功例」と宣伝されているようです。

また、組合業務代行となった株式会社フジタは、巨大マンションショッピングセンターなどの建設工事も多数請負い、利益をあげています。ゼネコン業界とそれに関連する大資本にとっては、良いことだらけのおいしい事業となりました。

その一方で、民間事業への巨額の税金投入、居住地権者追い出しの強制執行、ルール無視の住居表示変更、信号機設置前の18メートル道路開通といった問題を引き起こしました。

住民運動の側から指摘される問題点(区画整理・再開発対策全国連絡会議HP)

ルール無視の住居表示変更の問題点(カテゴリ「住居表示」の一覧)

さらに住民に犠牲を押しつけるのが、保育所・小中学校・学童保育のパンクです。当初からパンクを前提とした土地利用計画・都市計画となっていましたが、小学校1校分の不足という深刻な事態となってきました。

5日、JR津田沼駅南口での活動報告のとき、知り合いの保育所保護者から「奏の杜に引っ越しました」とあいさつをされ、私から「谷津小学校は大変なことになりますね」と話をしたら、市議会議員に重要事項として説明(5月24日)された行政側の対策案が保護者・住民には伝わっていないことがわかりました。

そこで、市議会議員に公開された資料をここで転載したいと思います。
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谷津小学校は最大で24~26教室分の不足となります。これに対し、行政側は「第一義的に谷津小学校での対応を基本とした案」を提案しています。概略は次のようにまとめられます。

①通学区域は変更せず、高学年分離による谷津小学校と第一中学校の連携。
②第一中学校グラウンドに谷津小学校の分離校を設置。
③谷津小学校(1~4年生)、第一中学校内の分離校(5~6年生)に通学指定校を変更。
④谷津幼稚園を小学校の普通教室に転用。
⑤2031年度以降は、既存の谷津小学校での対応可能。
⑥概算事業費は26億7491万3千円と試算。

1~6年生合計で約2千人、56~58クラスの小学校という信じがたい状況となります。

谷津小学校(普通教室)だけでもこの状況ですから、認可保育所はすでに待機児急増、学童保育や第一中学校も深刻な状況となっていきます。

JR津田沼駅南口開発は、マンション建設・販売で利益をあげたい事業者側にはおいしい開発ですが、まちづくりとしては大失敗です。新しい入居者を含む住民に犠牲を押しつけ、多額の財政負担も市にもたらす開発となりました。

このような深刻な事態となっているにもかかわらず、宮本市長は、区画整理施行区域に隣接する市有地「仲よし幼稚園跡地」を、地上44階・高さ150m、750戸の高層マンション建設の計画をもつ事業者へ売却しようとしています。
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売却先は、三菱地所レジデンス(先の強制執行に関係した企業、このときのマンション建設の元請は株式会社フジタ)を代表とする共同事業体です。
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この場所も谷津小学校の学区です。低層住宅に隣接する街区です。狂気の沙汰としか思えませんが、高く売れる(56億円)と喜んでいる人もいるようです。しかし、リスクと犠牲を押しつけられるのは住民です。

仲よし幼稚園跡地活用事業・事業者選定結果(市役所HP)

この問題については、先日紹介した習志野市民フォーラムのメンバーからも、別の角度から警鐘が鳴らされていますので、ご紹介します。

JR津田沼駅南口に超高層マンション建設(習志野市民フォーラムブログ)
Commented by takashi_tanioka at 2013-10-29 17:14
「噂の!東京マガジン」の放映の影響からか、この数日、閲覧が増加しています。ただし、このページは6月5日時点の情報なので、その後の展開を含め、10月27日のブログで関連するページをリンクさせました。下記のアドレスからご覧ください。(管理人・谷岡隆)
http://bootsman.exblog.jp/20881324/
by takashi_tanioka | 2013-06-05 23:30 | 谷津・奏の杜の学校問題 | Comments(1)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


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