谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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大久保地区公共施設再生プロジェクト-連合町会役員の受けとめ方

28日、京成大久保駅周辺地区に関する意見交換会の第6回を傍聴。「大久保地区公共施設再生の方向性」について、資産管理室長が説明しました。
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説明内容は、7月13日の説明会と同様だそうです。私は初めて聴きましたが、大久保地区公共施設再生プロジェクトについて、市担当者が「これから検討します。まだスタート地点です」と言ったことに、私はごまかしを感じました。

なぜなら、これから検討するのは、新しい複合施設の新築またはリノベーションの設計作業。市全域を対象とする習志野市公共施設再生計画案はゴールまで着いたかのように扱い、その計画案にある「藤崎図書館・屋敷公民館・ゆうゆう館・あづまこども会館の廃止」を前提条件としたプロジェクトの具体化をスタートさせるものです。

駅周辺の3つのまちづくり会議(本大久保、大久保・泉・本大久保、屋敷・花咲)の代表者、大久保商店街協同組合の代表者からは、藤崎図書館・屋敷公民館・ゆうゆう館・あづまこども会館の廃止への反対意見はありませんでした。

逆に、何人かの代表者から、「公共施設再生と、駅舎を含めた大久保駅周辺の整備、再開発を一体のものとして考えてほしい」「このままでは大久保駅周辺はさびれてしまうのではないか心配。駅周辺の活性化につなげてもらいたい」という意見が出ました。
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宮本市長は、自分の居住地域の有力者が反対しなかったことに、ホッとしたのではないでしょうか。このことを何人かの市民に知らせたところ、2つの意見が寄せられました。

一つは、屋敷公民館の廃止容認について。「(まちづくり会議を構成する)連合町会役員は屋敷会館で会議・飲み食いしている。だから、公民館利用者の声に関心がないのではないか」という意見でした。これについては、広範な地域住民の意見をあらためて調査する必要があるでしょう。

もう一つは、「地域エゴ」という批判。「全市的な施設配置から考えると、市役所の場所(鷺沼1丁目)に生涯学習の複合施設を建設するのが合理的であり、大久保地区(中央公園)にこだわるのは『地域エゴ』である」という意見でした。

この点で、私は「市役所の場所への建設」に賛同する訳ではありませんが、いくつかの発言のなかで、特定の地域に対する独りよがりな発言と感じられるものは2つありました。本当に地域住民を代表した発言なのか不明なので、「地域エゴ」という表現はやめておきます。

一つは、「再開発」の要求です。駅舎・道路の改修は必要としても、行政も関わっての駅前再開発となれば、JR津田沼駅南口開発のように多額の財政投入が必要になります。

「財政難」を理由にした公民館・図書館・児童館などの廃止には賛成しておきながら、再開発=財政投入は新たに要求するのでは、廃止される地域の住民・利用者からしてみれば、駅周辺の地域有力者の利己主義に映ります。

そもそも、実際に居住・営業している住民が再開発を望んでいるのかどうか確認もせず、まちづくり会議・連合町会の代表者が再開発を公の場で要求するのは軽率ではないでしょうか。

もう一つは、13日の説明会で藤崎図書館廃止に反対する意見が出たことに対し、ある代表者が「これから検討するのに、すぐ反対する人がいる。日本人の悪いところ」と見下す発言をしたことです。

「これから検討するのに・・・」というのは、この代表者の不勉強な発言です。藤崎図書館などを廃止する案は、2010~11年度の習志野市公共施設再生計画検討専門協議会で示され、今年1月と5月の説明会で計画案の一部として説明され、なし崩し的に既成事実にされてきています。

したがって、ゼロから検討するのではなく、この廃止を変更不能の前提条件としているのが、大久保地区のプロジェクトなのです。この点で、市担当者の「これから検討します」の発言にはごまかしがありますし、それに惑わされていると考えられます。

既成事実化が進められている「藤崎図書館の廃止」に対し、やむにやまれぬ気持ちで反対意見を述べた市民について、公の場で見下す発言をするのは無礼です。

全市的な視野から、公共施設の統廃合・複合化について意見・賛否を表明し、議論するのは結構です。しかし、まちづくり会議・連合町会の代表者が、自分の居住地近くに複合施設ができることには賛成しながら、他地域の施設廃止への反対意見には見下す発言をするのは問題ではないでしょうか。まあ、そのような発言は、行政側に都合よく利用されるばかりです。




見て見ぬふりをするのは如何なものか?

今回は、公共施設再生計画以外に、①ハミングロードのキロポストの再整備、②駅西側踏切付近の安全性の確保(歩行者道路の拡幅)、③ICカード専用改札口の検討などが市当局から説明され、意見交換されました。

ところが、屋敷4丁目で大問題となったマルハン・パチンコ店建設と、住民が要求する交通安全などの対策は、市当局から報告がなく、屋敷・花咲まちづくり会議代表者からも意見・要望がまったく出ませんでした。

数百・数千の署名が集まった地域問題について、市長・行政側の顔色を伺って意見が言えないようでは、本当に地域代表と言えるのか、疑問を強く感じました。
by takashi_tanioka | 2013-07-28 23:30 | 公共施設再生 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


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