谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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埼玉県草加市の学校複合施設の見学会

26日、ならしの子育ち子育てネットワーク市政を考える会の主催で、埼玉県草加市の学校複合施設の見学会が開催されました。

24名が参加し、マイクロバスは満席。市川寿子議員、伊藤寛議員、木村静子議員、木村孝議員、私(谷岡隆)の5名の市議会議員も参加しました。

習志野市公共施設再生計画素案では、老朽化した公共施設を建てかえる際、建設事業費を圧縮するために「多機能化・複合化」による建物の削減を考えています。

その一つが、小学校を「地域の拠点施設」とした他の施設との複合化です。施設の統廃合で空いた市有地の財源化(売却、賃貸)も考えています。

市民や市議会に対する説明では、先行事例として、志木市立志木小学校や草加市立谷塚小学校の複合化をあげています。市議会の公共施設調査特別委員会も先月、谷塚小学校を視察しました。

草加市立谷塚小学校の視察-「共用」による学校複合化の難しさ(7月29日)

今回の見学会では、「多機能化・複合化」「(教室等の)共用」などのメリット・デメリットを調べ、習志野市の計画のあり方の参考にするために、谷塚小学校の複合施設を見学すると同時に、その経験をふまえて建設された高砂小学校の複合施設も見学しました。

谷塚小学校併設の谷塚文化センター(公民館)において、公民館長のほか、教育総務部、総合政策部の職員からも説明してもらいました。

谷塚小学校の複合化の経緯と現状、高砂小学校の複合化、今後のとりくみなどについて説明してもらい、児童の安全対策、公民館活動の現状、地域住民との交流など、多岐にわたる質問に答えてもらいました。

参加者の質問にていねいに答えていただいた市職員の皆さんに感謝します。以下、施設見学とヒアリングをもとに、感想を交えながら解説をします。

1.谷塚小学校、谷塚児童クラブ(学童保育)、谷塚文化センター(公民館)の複合施設
小学校の家庭科室と図書室が小学生と社会人で「共用」となっています。全体的な感想は7月29日のブログをご覧ください。

図書室は、同じ部屋で小学校と文化センターの本棚・座席が分かれていました。「なぜ分けるのか」「蔵書数が少ない」などの感想がありました。
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家庭科室の調理台やガス台は、小学生と大人とで高さが異なります。ちょうど、公民館主催講座の料理教室をしていました。窓側の大人用の調理台を使っていました。
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家庭科室は小学校の普通教室と廊下でつながっています。不審者の侵入を防ぐために、「進入禁止。土曜・日曜は警備会社が警備をしています。警報が鳴りますから中に入らないでください。」と貼紙をしたついたてが立ててあります。
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2.高砂小学校、高砂児童クラブ(学童保育)、高砂コミュニティセンター、あずま保育園の複合施設
草加市における学校複合化の2つ目。谷塚小学校のような「共用」の教室はありません。
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敷地内に建設された保育園。渡り廊下で小学校とつながっていますが、建物は別々で、園庭もフェンスで仕切られています。
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左側が小学校、右側が保育園。習志野市の公共施設再生計画や第2期こども園計画の案では、乳児を含む保育室を小学校の空き教室で対応しようとしています。草加市では、保育の担当部が小学校と保育園の合築の問題点を指摘し、分棟での複合化となったそうです。
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2棟ある小学校の間の通路を日中、住民が歩いて通れるようになっています。夏休みのためか、通常使っている門は閉じられており、校門が開放されていました。
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コミュニティセンターは小学校と合築。「共用」の教室はなく、小学校に通じるドアもありません。習志野市でいえば、実花小学校と実花公民館に近いパターンでした。
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公民館とコミュニティセンターの位置づけが、習志野市と草加市では違います。

習志野市の場合、公民館(7館)、コミュニティセンター(2館)、生涯学習地区センター(ゆうゆう館)、市民プラザ大久保は、すべて生涯学習部社会教育課(教育委員会)の所管となっています。社会教育施設と、集会所(貸館)の性格が強い施設をまとめて「生涯学習施設」としています。

草加市の場合、公民館・文化センター(6館)、歴史民俗資料館は、教育総務部生涯学習課(教育委員会)の所管。コミュニティセンター・ミニコミュニティセンター(13館)は、自治文化部みんなでまちづくり課(市長部局)の所管となっています。

草加市のコミュニティセンター(草加市役所HPより)
コミュニティセンター・ミニコミュニティセンターは、地域のみなさんの様々な活動を行うための拠点施設です。 集会室や会議室、和室などを備え、地域の集まりや会合などのほか、グループやサークルによる活動などに利用できます。

つまり、草加市では、公民館講座などを運営する社会教育施設と、地域の集会所としてのコミュニティセンターを分けて考えているようです。

施設面積は、実花公民館より少し広いくらいのようです。平日日中でしたが、複数のサークル・団体が使用していました。(写真に写った個人名はぼかしを入れました。)
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草加市では、公民館は直営、コミュニティセンターは委託。コミュニティセンター事務室には、部屋を貸すための事務員が1人配置されていました。
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コミュニティセンターと児童クラブ(学童保育)がドアでつながっています。習志野市では、学童保育(放課後児童会)が学校敷地内にあるのが当たり前ですが、草加市では学校敷地内にあるとは限りません。習志野市の小学校と学童保育は、他市からみれば、一種の複合施設と言えるかもしれません。
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by takashi_tanioka | 2013-08-26 23:30 | 公共施設再生 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


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