2013年 09月 19日
谷津近隣公園の着工予定
この間、周辺住民から「マンション建設ばかりが進んで、住民の日常的な憩いの場や、緊急時の避難場所となる近隣公園の整備が遅れているのはおかしい」と意見をいただきました。
この公園整備については、清水大輔議員が9月議会で質問し、市長から答弁がありました。私も公園緑地課から話を聴いたので、答弁内容とあわせて、今後の予定をご紹介します。
国庫補助金がつくことになったので、昨年度末の補正予算に工事予算が盛り込まれ、2013~15年度の3か年で整備を進めることになりました。
2013年度は、主に敷地内の造成、上下水道・電線類の地下埋設、災害時に利用する耐震性貯水槽の埋設、マンホールトイレの設置を予定しています。しかし、貯水槽等の工事発注はこれからであり、年度内に何とか着工といったスケジュールのようです。
2014年度以降は、園路、広場、植栽、照明の整備、遊具の設置などを進める予定です。
住民の生活を守る開発計画に
以下、私の見解ですが、そもそもの区画整理・宅地開発のあり方から考えると、この区画整理事業は民間事業として成功させるために無理のある計画となりました。
区画整理事業は採算がとれ、高層マンションが建ちならぶ街となり、関係した企業・業界は「成功」と喜んでいるでしょう。しかし、住民目線でみれば、様々な歪みが生じています。
近隣公園・避難場所、信号機などインフラ未整備のまま、マンション建設・販売を優先して進めるやり方に住民・入居者への無責任さを感じます。
さらに、認可保育所の不足、小中学校のパンクといった解決困難な問題も表面化しています。
「行政の対応の遅さ」ばかりが責められる傾向がありますが、猛スピードの開発を自画自賛している民間事業者にも反省と責任(財政負担など)を求めるべきではないでしょうか。