谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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習志野市を安全で住みよいまちに-公共施設再生計画を考える

13日、平和・民主・革新の日本をめざす習志野市の会(習志野革新懇)のシンポジウム「習志野市を安全で住みよいまちに-『公共施設再生計画』を考える」にパネリストとして参加しました。90名を超える市民が参加しました。

平和・民主・革新の日本をめざす全国の会

公共施設の再生(習志野市HP)

6名のパネリストが2回(1回目20分、2回目10分)に分けて発言しました。

最初の発言は、計画を担当する習志野市財政部資産管理室長・吉川清志さん。
今年1月からの説明会の内容を20分にまとめ、個々の施設配置にはふれず、基本的な考え方(基本方針)に圧縮した説明でした。もともと1時間以上かかる説明を、うまく制限時間内にまとめていました。

2人目は、NPO法人建設政策研究所研究員の高木直良さん。
埼玉県鶴ヶ島市の「施設調査シート」と、習志野市の施設カルテを比較し、発想の違いを資料でうまく説明していました。ファシリティ・マネジメントに基づく習志野市の計画案とは別の角度から老朽化対策の考え方を示しました。

3人目は、千葉大学教授で前・習志野市公民館運営審議会委員の長澤成次さん。習志野市の問題では、ならしの子育ち子育てネットワークで過去2回、話をしています。
「計画には習志野市に住む人の姿が見えてこない」「公共施設は単なるハコモノではない」「憲法で保障された地域住民の人権を保障する大切な施設であり、特に公民館は、学びを通して住民自治をはぐくむ重要な地域づくり・まちづくりの拠点施設である」という観点から、拙速をやめ、十分な議論を積み重ねていくべきと主張しました。
社会教育の専門家だけあって、「東日本大震災と公民館の果たした役割」について、研究室の学生が市内7公民館で聞き取り調査をした結果を報告しました。

4人目は私。そして5人目は、ならしの子育ち子育てネットワークの保護者。今年3月まで習志野市次世代育成支援協議会委員をしていた方でした。
主論は「働きたいと思う人が働きたいと思う時に安心して預けられる施設を、子どもの足で通える、自宅の近くに設置してほしい」ということ。
民間企業での仕事の経験もまじえ、計画案の説明会に114人しか参加していない状況について、市の責任を問う場面もありました。

6人目は、習志野市八千代市教職員組合の小学校教諭。
汚いトイレ、エアコン(クーラー)のない教室といった劣悪な施設の改善の必要性、学校統廃合による安全や教育環境の悪化の問題、学校複合化によるデメリットなどについて、現場感覚での話でした。

私自身は、「PPPによる公共施設再生計画の制度設計と、習志野市のまちづくりを考える」というテーマで発言しましたが、党中央の分析・見解がないなかでの報告であり、党市委員会で一致する範囲内での見解を寄せ集めたまとまりのないものになってしまいました。

ただ、今回の発言準備のなかで、習志野市の計画基本方針が手本とする「公共施設マネジメント手法」等に「根本的な欠陥」があるという考えが強まりました。

シンポジウムを終えての私の感想は、主に4点。

①計画基本方針の策定前の段階で、ファシリティ・マネジメント以外の視点から市民・専門家が意見交換する場をもてなかったことの反省。特定の研究グループの考え方が強すぎる。

②習志野市が手本とする公共施設マネジメント手法には、憲法と住民自治の観点が欠落している。

③市の説明不足への批判が強いが、多くの市民が基本方針・計画案の内容を知らないのは、説明を1~2名の担当職員丸投げにしているからではないか。責任者である市長、そして計画賛成の議員は、次期選挙の支障にならない範囲でしか、市民の前で語っていない。自らの支持者へのリップサービスもみられる。

④この問題に関する日本共産党の分析・評価の遅れへの反省。

習志野市の計画担当者の問題意識を全否定したくはないのですが、「公共施設マネジメント手法を手本にした計画基本方針そのものの見直しが必要」と考えさせられたシンポジウムでした。
by takashi_tanioka | 2013-10-13 23:30 | 公共施設再生 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


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