谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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豪雨災害と防災対策(三条市)-総務常任委員会の行政視察

30日~31日は、総務常任委員会の行政視察です。1日目は、新潟県三条市の防災・減災対策について視察しました。
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三条市では、2004年の「7.13新潟豪雨災害」(死者9名)の反省から、ハード・ソフトの両面で防災・減災対策を構築していきました。この結果、2011年の「7.29新潟豪雨災害」で、7年前の2倍近い雨量だったにも関わらず、被害を大幅に減らすことができたそうです。

特徴は、ソフト面の対策がとても体系化されている点。2004年の災害で、「避難勧告発令」が伝わった市民は21.9%だけ。死者のほとんどが、逃げ遅れた高齢者でした。この反省から、「情報伝達活動の迅速化」「避難勧告等発令基準の明確化」などに力を入れました。

三条市HP掲載の防災対策・情報

習志野市でも課題なのが、防災無線による屋外スピーカーの放送が十分に聞き取れない家屋・地域が増えたことです。

そこで三条市では、屋外スピーカー放送とFM放送による情報伝達をうまく組み合わせ、確実に情報が伝わるように工夫し、効果をあげているようです。地元の燕三条FM放送と提携し、緊急割込放送を実施できるようにしました。

この結果、屋外スピーカーの音声が鮮明に聞こえなくても、「屋外で何か放送されているが、聞きとれない」→「FMラジオで内容を確認しよう」という行動をとる住民が増えたそうです。専用の緊急告知FMラジオの普及にも努めています。
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災害時要援護者支援も、試行錯誤で整理していき、要援護者名簿の作成・管理をどうするか、個々の援護者を誰が支援するのか・・・など、役割分担を明確にしています。名簿は「名簿掲載に不同意の方のみ申し出てもらう逆手上げ方式」で作成しています。

「自助」「共助」が強調されていますが、住民個人や町会・自治会への丸投げにしないこと、防災・減災の基盤は「公=自治体」でしっかりつくって行くことが意識されていると感じました。

豪雨災害対応ガイドブック(気づきマップ、逃げどきマップ)、まるごとまちごとハザードマップの作成・普及も興味深かったです。
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担当職員からは、とてもていねいに説明していただきました。昨年視察した大阪府箕面市(災害時特別宣言条例)とあわせ、習志野市でも参考にしていきたいです。
by takashi_tanioka | 2013-10-30 23:30 | 議員活動 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


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