谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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教育委員の思考停止-学校施設再生計画、第2期こども園計画

c0236527_1923260.jpg22日、習志野市教育委員会の第1回定例会を傍聴。習志野市学校施設再生計画が主な議案でした。

この計画は、公共施設再生計画のうち、学校施設の具体的な対応をまとめたものです。小中学校の統廃合を見すえ、「学校施設の適正規模の検討」「学区見直しの検討」「小中一貫教育等の検討」が重要な位置を占めています。

他方、上位にある公共施設再生計画の案では、38人学級を前提に、袖ヶ浦東小学校・袖ヶ浦西小学校・第三中学校の統廃合・複合化(併設)、秋津幼稚園・香澄幼稚園・秋津保育所・秋津小学校・香澄小学校・第七中学校の統廃合・複合化(併設)などの案が明記されています。

このように上位計画の案では、他の先進国並みに30人以下学級を実現することは、まったく考慮されていません。袖ヶ浦・秋津・香澄などの廃校跡地は売却する方向です。市民説明会でも、その方向性が話されました。

ところが、学校施設再生計画には、これらの記述はありません。これから検討を始めるような記述となっています。上位計画をふまえれば、学校施設再生計画は小中学校の統廃合へつながる計画となるにも関わらず、5名の教育委員は「質疑なし」で採決。全員の賛成で承認されました。
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昨年12月の定例会の会議録をみると、市立保育所・幼稚園の統廃合を推進する「こども園整備と既存市立幼稚園・保育所の再編計画(第2期計画)」も、パブリックコメントで217件もの意見が保護者会や市民から寄せられたにも関わらず、文言修正しかしない事務局提案を、「質疑なし」で全員賛成としました。

昨年9月の定例会で、社会教育施設を中心に施設半減を強いる「生涯学習施設改修整備計画」を35分程度の協議で承認したときも、市議会で厳しく批判しましたが、質疑なし(=0分)というのは、さらに驚きました。

仮に、非の打ち所がない計画で100%賛成なら、黙って賛成でも良いでしょう。しかし、統廃合や大規模化、少人数学級、学区変更など、上位計画と食い違う見解をもつ教育委員もいるようなのに、いざ議案が出てくると、黙って賛成。うやむやにしてその場をしのぐ、思考停止です。

c0236527_19255222.jpg他の協議事項で呆れたのが、総合教育センターのプラネタリウム館に関する教育委員長の発言。「再開」を希望しているようでしたが、公共施設再生計画案では「廃止」を想定した記述となっています。委員長はこの計画案を読んでいないようで、ごまかしの事務局答弁を聞いて終わりです。

教育委員会は、諮問に答えるだけの審議会ではなく、執行権をもつ行政委員会。すなわち、5名の教育委員(合議制)が、習志野市の教育行政の責任者です。不勉強・現実逃避・役人任せと言っても言い過ぎでないような現状は困ります。

昨年12月の定例会で非公開とされた「通学区域審議会への諮問」も、やっと公開された会議録を読むと、事務局案のただの追認。質疑はあったものの、谷津小学校の過大規模校化への対応など、責任者としての自覚のない議論と思えます。

学校施設再生計画には、小中学校の学級推計(下の表)が掲載されていましたが、これについても質疑なし。教育行政の責任者として、きちんと仕事をしてもらいたいものです。

ぜひ皆さんも、教育委員会定例会や通学区域審議会などの会議録を読み比べてみてください。

教育委員会の会議録(市役所HP)

通学区域審議会の会議録(市役所HP)

教育委員会・平成25年12月の会議録(市役所HP)
→第2期こども園計画への「質疑なし」の賛成、谷津・奏の杜の学校問題に関する教育委員の発言を読むことができます。

小学校学級推計の1(学校施設再生計画の資料)
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小学校学級推計の2(学校施設再生計画の資料)
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中学校学級推計(学校施設再生計画の資料)
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by takashi_tanioka | 2014-01-22 23:40 | 公共施設再生 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


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