谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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袖ヶ浦こども園建設の遅れ、請負業者の責任は?-6月議会の開会

2日、午前10時に6月議会(平成26年第2回定例会)が開会。市長から議案9件の提案理由の説明がありました。市民からも請願・陳情19件が提出されました。
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議案のうち、一般会計補正予算(議案24号)は先議とされ、議案質疑、討論、採決が行なわれました。

当初は単なる「財源調整」と考え、議会運営委員会において、日本共産党を含む全会一致で先議(委員会付託をしない)に同意しました。

しかし、詳しく説明を受けると、「(仮称)袖ヶ浦こども園整備事業」において工期延長分に「インフレスライド条項」を適用し、請負業者(杉山建設工業株式会社)へ4624万8千円の工事費を増額する予算も含まれていました。これが補正額の半分以上を占めています。

袖ヶ浦こども園建設の遅れにより、利用開始は5か月も遅れました。そのため、旧・袖ヶ浦西幼稚園を仮の「こども園」とし、保育所児と幼稚園児をつめ込む「合同保育」を、狭い園舎で9月までやらざるをえなくなりました。子どもや保護者に多大な迷惑をかけています。

想定外の地中障害物が見つかったとは言え、これだけの遅れに対し、市長は請負業者に100%瑕疵が無いとし、「事故繰越」と判断。工期延長分の追加的費用(労務単価、資材価格等の上昇)をすべて補償する補正予算でした。

そもそも、袖ヶ浦こども園建設は、旧・袖ヶ浦保育所の一部園舎を残したままの難しい工事であり、2013年度内の引き渡しは、入札段階から厳しい注文であると予想できたはずです。また、埋立て地であり、記録にない地中障害物が出てくることもありうる地域でした。

それを承知で杉山建設工業は受注したのであり、工事の大幅な遅れについて、100%瑕疵が無いという市長の判断は納得いきません。

私は、「予算委員会に付託しなかったのは失敗だった」と率直に反省したうえで、議案質疑をしました。他の議員も何人か続けて質疑。質疑終結の後、私(日本共産党)が反対討論をしました。

採決の結果、8人の議員が補正予算に反対しました。賛成多数で可決されましたが、問題点を明らかにしたという点で、質疑・討論は意味があったと思います。

議会中継

補正予算に関連し、後日、2件の追加議案が提案される予定です。この問題については、あらためて追及していきます。
Commented by とある建設業者より at 2014-06-08 22:05 x
いつも考えさせながらブログ拝見させていただきます。
建設業者@習志野市民です。

今回のブログの記事について、一言コメントさせてください。
議会中継を見ておりませんので、的外れな意見でしたらご容赦ください。

工期延伸・工事費増額に至った詳しい経緯はわかりませんが
(おそらく大多数のブログの読者も同じと思います)
建設業者を悪とした論調に見受けられました。

「それを承知で・・・」といわれても、予期せぬことまで折り込みずみで
入札することはできないと思います。(リスクを含めた金額では落札できない)
そのための、契約変更(甲乙対等の立場)ではないでしょうか。

失礼ですが、「それを承知で・・・」という書き方からは
いわゆる「請け負け=業者が泣けばいい」という
ことを暗に示しているように受け止めてしまいます。

市議として支出が増えるのが望ましくないという姿勢をとることも
十分理解できますが、あまり建設業者=悪と受け止められないように
論調にご配慮いただければと、思います。

Commented by takashi_tanioka at 2014-06-09 07:47
コメント、ご指摘ありがとうございます。

私は「建設業者=悪」とは考えておらず、論調には気をつけていきます。

実は、今回の繰越において「インフレスライド条項」を適用した建設事業は3件で、このうち、袖ヶ浦こども園整備事業だけを問題にしました。他の2件(菊田保育所、津田沼小学校)は認めています。

以前から、関係者からの情報をもとに「3月のこども園開園までの引渡しは難しいのに無理をして受注した」という見方をしていたので、厳しい態度をとりました。

ご指摘のように「予期せぬことまで折り込みずみで入札することはできない」ですし、遅れのすべてを今回の請負業者の責任にするつもりもなかったので、「100%瑕疵が無い・・・は納得いきません」というビミョーな言い方をしました。わかりにくい言い回し、書き方ですみませんでした。
Commented by takashi_tanioka at 2014-06-09 07:55
コメント、ご指摘ありがとうございます。続きです。

私は金の力で政治を動かす輩が大っ嫌いなので、JAPIC等に集まり、政権与党(自民党)に多額の政治献金をしているような大手不動産・建設会社へは、このブログでもかなり批判的に書いています。

しかし、建設業一般を否定している訳ではないですし、大きな建設・土木工事にはゼネコンも必要と考えています。建設業界には、地域住民、そして労働者・職人も大切にしながら、健全に発展してもらいたいと思います。

なお今回は、「反対」という態度が間違っていたとは思っていませんが、調査不十分なまま、予算委員会も開催しないでの態度決定であったことは反省しています。

議会の中だけにいると、独りよがりになってしまう恐れもあります。今後もお気づきの点など、ご意見をいただければ助かります。
Commented by 建設業者@習志野市民 at 2014-06-10 00:31 x
ご返信ありがとうございます。
最初に書き込みしたものです。
当方のコメントの趣旨をご理解していただきありがとうございます。

ご活動については、ブログ・駅前で拝見しています。
今後も応援しています。
by takashi_tanioka | 2014-06-02 23:30 | 議員活動 | Comments(4)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


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