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2014年原水爆禁止国民平和大行進-習志野市長もあいさつ

15日、2014年原水爆禁止国民平和大行進が習志野市を縦断しました。昨年と同様、ルートは、実籾→大久保→市役所→秋津→谷津→JR津田沼駅南口。私は、市役所から参加し、JR津田沼駅南口まで歩きました。
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市役所では、宮本泰介市長も激励のあいさつをし、旧本庁舎前をともに行進しました。8月6日と9日には、市独自の原爆死没者慰霊および平和祈念式典が開催されます。このほか、習志野市の平和行政については、下記HPをご覧ください。

平和への取り組み(習志野市HP)

市議会では、核兵器廃絶への取り組みの一つ「核実験への抗議文」に否定的な質問をする議員もおり、ゆゆしきことです。
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私は谷津公園であいさつ。原発再稼働集団的自衛権推進の議会陳情の動きと関連して、青年層に右翼的潮流が広がっていることについて、最近考えさせられた2つの記事を引用して話をしました。

原稿の準備なしで、2つの記事を引用してのあいさつ。炎天下、長い話になってしまい、参加者の皆さんには迷惑をかけてしまいました。関心のある方は、以下の引用をご覧ください。




〔考えさせられた2つの記事〕

一つは、辛淑玉さんの記事。他党の機関紙「週刊新社会」の「たんこぶ」という連載ですが、私はこの連載が好きで、ほぼ毎回読んでいます。一部だけ引用させてもらいます。全文は「たんこぶ」(第352回)をご覧ください。

閣議決定された2014年版「子ども・若者白書」に ・・・ 「自国のために役立つことをしたい」と回答したのは54.5%でトップだった・・・。抽象的な「国」のためなどではなく、目の前にいる困難を抱えた人々のために役立つことをしたいとは思わないのだろうか。
(中略)
虐げられた者たちが少しでも声を上げれば寄ってたかって攻撃し、国家の支配層と自らを同一視する幻想の中に安心を求める。国のために役立ちたい、などという安易な思いの先にあるのは、美談などではない。鈍感な彼らには想像もできない生き地獄だ。

私も辛淑玉さんの主張は正しいと思います。特に差別とヘイトの標的にされている側からすると、当然の批判ですが、このような青年層の動向にどのように対処するのか考えると、他の視点も必要でしょう。

そこでもう一つは、大門実紀史参議院議員のフェイスブック。2014年5月8日付で「サヨクのすすめ」が掲載されています。これも一部だけ引用させてもらいます。全文は、大門さんのフェイスブックをご覧ください。

ネトウヨ(インターネット上で、右翼的な言動を展開する人)を取材しているジャーナリスト安田浩一さんによると、いまの若者はサヨク嫌いが多い。

かれらにとって「平和をまもろう」とか「戦争はいけない」というのは、「廊下を走ってはいけません」「背筋を正しましょう」と同じくらい「よい子の言説」にしか聞こえないそうで、「戦争賛成」「核兵器を持とう」という主張の方に危険な香りを感じてひかれてしまうとか。

そういう若者たちにとって、サヨクはもはや反体制ではなく、「体制側」の一員と映っているそうです。
(中略)
まるでサヨクが思考停止の遺物のようにおもわれている。・・・ いまのサヨクは本当に「正論」をいうだけで、創造性に欠け、自己保身に終始するようになってしまったのか。

そんなわけがない。どれだけたくさんの人が現場を変えるために汗をかいていることか。

先月27日の仙台シンポジウムに飛び込みで来てくれた青年の言葉をおもいだしました。「共産党は、出来もしない理想論ばかり云っていると思っていた・・・でも、現実を動かしている姿を知って、今度は共産党にかけてみようとおもった」

もっとちかく、もっとちかく、寄り添って、寄り添って・・・ひとつになって、闘わなければ。

以上です。原水禁運動は左翼運動という訳ではありませんが、ネトウヨからみれば「反日」「サヨク」だそうです。

アメリカや多国籍企業の利益を守るために「海外で戦争できる国づくり」を推進したい国家権力の側にとって、とても都合の良い情況となっています。「反戦平和」「核兵器廃絶」の訴えも、「よい子の言説」ととられないよう工夫し、青年層の心に響かせていくことが必要でしょう。

〔おまけ〕

私は、大門実紀史さんのブログ「忙中遊あり」が好きだったのですが、昨年末から更新されなくなったので、どうしたのかと思っていました。

現在は、フェイスブックのタイムラインが中心のようです。日本共産党の国会議員とは思えない、幅広い読書と人間関係をもとに書いているようです。

良いと思えば、率直に評価する大門さんの姿勢は立派です。「こんな人の本を引用して『反共』『反党』と呼ばれないのかな?」とドキドキしながら、私も読んでいます。日本共産党もずいぶん変わってきました。

https://www.facebook.com/daimonmikishi

7月15日付の「悪ガキ2人組」もおもしろいです。フェイスブックに参加している人は、ぜひ読んでみてください。
by takashi_tanioka | 2014-07-15 23:40 | 習志野市政 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


by 谷岡 隆