谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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谷津干潟自然観察センターなど、指定管理者3件に反対-12月議会最終日

19日の12月議会最終日は、午前9時30分から議会運営委員会。本会議は午前10時に始まり、午後4時40分頃終わりました。

前日まで討論原稿を書く余裕がなく、朝までに書こうと思っていたら、次男が発熱。朝、妻の勤め先の病院の院内保育に預けるために自家用車で妻・次男を病院まで送り、その後、習志野市役所へ向かいました。

私自身も風邪気味で怠かったのですが、賛否の理由を明らかにすべき議案や陳情が多かったので、特に重要な案件に絞って討論原稿を大急ぎでまとめました。

子どもの医療費助成の中学3年生までの拡大については、昨年の陳情採択のときから日本共産党の態度ははっきりしているので、今回は賛成討論を省きました。

本会議は、各常任・特別委員会の委員長報告と質疑の後、討論。議案24件と陳情11件を採決しました。最後は、議員発議の意見書4件、条例改正2件の提案と質疑・採決でした。

議会中継

私の討論は、指定管理者の指定に関する議案3件と陳情2件、新庁舎建設工事に関する議案2件と陳情1件、議員定数に関する陳情3件についてでした。

このうち、指定管理者の指定では、谷津干潟自然観察センターを問題にする陳情が2件出されていました。私は、自然保護団体、ボランティア団体、市当局など、関係者から話を聴き、「直営に戻すべき」という観点から議案・陳情の討論をしました。
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指定管理者の指定に関する討論(要旨)

指定管理者制度に関する議案3件と陳情1件に反対、陳情1件に賛成の討論を一括して行ないます。

日本共産党は、「官から民へ」のかけ声のもと、保育・福祉・医療・教育などの公共サービスに関わる施設を民営化したり、指定管理者制度へ移行したりすることは、国と地方自治体の公的責任を投げ捨て、民間事業者丸投げにすることにつながると批判してきました。

ただし、指定管理者の指定にあたっては、営利優先とならないこと、専門職員などの雇用の安定や労働条件が確保されること、地域住民の積極的な参加で運営されることなどの一定のプラス面がみられれば、賛成するという態度をとってきました。

このような基本姿勢のもと、今回は3つの公共施設の指定管理者の指定に反対します。

1.谷津干潟自然観察センター

谷津干潟自然観察センターは、自然保護の任務を持ち、そのための環境学習の場、自然保護団体やボランティア団体の結集の場となる施設です。そして、このような市民の多様な力を引き出し、組織し、環境を守るための住民自治を育てる任務は、直接行政が責任をもって行なうべきと主張してきました。

この間、谷津干潟自然観察センターの指定管理者制度については、複数の方面から問題が指摘されています。また、数年単位で指定管理者が変わる事態となっています。

これは指定管理者制度の弊害の現われであり、新しい指定管理者を指定する議案68号、および指定管理者制度の枠内で再選考を求める陳情1429号に反対し、直営に戻すことを主張します。

陳情1426号については、制度の評価について一部見解の相違があるかも知れませんが、3点の陳情事項については、市民の多様な力を引き出し、組織し、環境を守るための住民自治を育てる任務を果たしていくうえで重要なことと認め、賛成するものです。

2.市民プラザ大久保

市民プラザ大久保への指定管理者制度の導入時、2011年12月議会の文教福祉常任委員会における市川寿子議員の討論で反対理由を明確にしています。

その討論の中でも、指定管理者である一般社団法人あったか大久保ひろばについて、「理事の入れかえが法人内で決められる民間団体なので、市や市民は口出しができない」と指摘し、市が責任をもって地域住民の参加を得ながら運営することに困難が生じる可能性を示唆しました。

その後の3年間をみると、地域住民の代表という位置づけで理事会に入っていた方々は次々とやめていき、一時はゼロとなる事態にまでなりました。

これも、指定管理者制度のもと、公共施設の運営が不安定になっていることの現われです。理事会メンバーの入れかわりが不透明ということもあり、議案74号に反対します。

3.新習志野公民館

新習志野公民館について、2014年6月議会の文教福祉常任委員会における市川寿子議員の討論で、指定管理者制度の導入に反対しています。

公民館は貸館ではなく、れっきとした教育施設であることは、議案63号の市長提案と総括質疑で明らかになっています。

指定管理者として提案されている株式会社オーエンスは、営利目的の企業であるだけでなく、過去の実績をみると、貸館や集会施設について少なくない実績がありますが、社会教育の専門家を配置する教育施設の実績はほとんどありません。

公民館民営化は、地域住民の学ぶ権利を軽視するものであり、今回の指定管理者の指定もその延長線上にあるものと考えられます。よって、議案75号に反対します。
by takashi_tanioka | 2014-12-19 23:30 | 議員活動 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


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