谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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習志野市議会会議録の黒塗り問題-憲法16条を守るため?

私の議員の任期が、残り2か月を切りました。今期失敗したことの一つが、習志野市議会会議録(製本)に掲載される請願・陳情の提出者の氏名・住所の黒塗りに「同意」してしまったことです。

インターネット掲載の会議録で氏名・住所を伏せるのは、他の自治体でもされていることです。私も個人名のインターネット掲載は配慮が必要と考えますから、このブログに掲載するときも、個人名と住所は消すようにしています。

ところが、資料として保存される会議録(製本)にはきちんと記録しておかないと、後年になって、どのような背景・経緯等で提出された請願・陳情かがわからなくなってしまいます。

千葉県、千葉市、船橋市、八千代市の議会もインターネット掲載はしていませんが、製本された会議録には氏名・住所が掲載されています。

ところが、習志野市議会は氏名・住所どころか、団体名(文中を含む)まですべて黒塗りになっています。これでは、市民が請願・陳情について知りたいと思っても、調べることができません。(例:昨年の12月議会の会議録)
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実は、私は近年、インターネットの「会議録検索システム」を利用することが多く、製本された会議録をあまり読んでいませんでした。

先日、ある新聞記者から「過去の請願提出者を議会事務局に問い合わせたが、教えてもらえなかった」と言われ、黒塗り状態がわかりました。問い合わせても答えない、まったくの秘密状態です。

黒塗りをやめるよう議長に申し入れたところ、議会事務局から、「平成25年2月12日開催の会派代表者会議」で「配布用の会議録における住所・氏名を公表しないこと」を決定し、「谷岡(日本共産党)も同意した」と言われました。

製本した会議録での氏名・住所の黒塗りには同意した記憶がなく、「インターネットや傍聴者配布のものでは個人名は伏せる」という意味と勘違いし、当時同意してしまったのかも知れません。

また、個人情報とは言えない団体名(文中含む)まで黒塗りにすることなど、まったく同意した記憶がありません。私と同じく会派代表者会議で「同意」したとされる他会派の議員からも、「同意した記憶がない」「やりすぎ」との声が出ています。

とにかく、少なくとも近隣の地方議会ではやっていない異常なことなので、議長に再協議を申し入れていました。自分の恥をさらすようですが、議会事務局が3月6日の議会運営委員会で配布した参考資料を掲載します。
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議会運営委員会で協議しましたが、「次期の議会(会派代表者会議)への引き継ぎ事項」とされました。

それにしても、「憲法16条で保障された請願権を守るために、提出者の個人情報(氏名・住所)を隠す」と言い張る議会事務局の姿勢には、逆に「知る権利」の観点から強く疑問を感じました。

正式な会議録でないインターネットの「議会中継」や「会議録検索システム」とは違い、印刷・製本された会議録は公式記録のはずです。黒塗りにして隠しては、公の議会で審議された請願・陳情について、どのような団体・個人が請願・陳情をしたのか、後年わからなくなります。

「憲法16条を守るために黒塗りにする」という無理な理由づけには、何らかの背景を感じます。この間、あの手この手で差別的・反動的な文章を議会に提出してくる勢力の、過去の痕跡を隠すことには役立つでしょう。

今後も、過去の会議録の様式に戻すよう改善要求を続けていきたいと思います。まあ、その前に4月の市議会議員選挙で当選しないと、どうしようもありません。議員にならないと、請願・陳情提出者の氏名・団体名を教えてもらえないようですから・・・。
by takashi_tanioka | 2015-03-07 23:30 | 議員活動 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


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