谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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ごまかしが多くて残念・・・大久保地区公共施設再生基本構想

5月25日に宮本泰介市長は「(仮称)大久保地区公共施設再生基本構想~習志野の地域の未来プロジェクトⅠ」を公表。市議会議員への重要事項説明でも配布されました。
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習志野市役所HPには、次のような説明文が載っています。

平成26年3月に策定した「公共施設再生計画」の個別事業である大久保地区公共施設再生事業に係る基本構想を策定しました。本構想は、京成大久保駅周辺地区におけるまちづくりの一環として、京成大久保駅前に立地する既存の公共施設(大久保公民館・市民会館、大久保図書館、勤労会館)と中央公園を一体的に再生するための、基本的な考え方を示すものです。・・・

これだけでは、この基本構想のもとで、公民館・図書館・児童館などの統廃合を推進すること、藤崎地域など社会教育施設がゼロになる地域が生じること、施設跡地(市有地)の売却を推進することがわかりません。

施設統廃合や跡地売却は、上位計画「習志野市公共施設再生計画」に明記されています。
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生涯学習地区センター「ゆうゆう館」跡地のマンション開発に向けた民間売却は、「利活用」という言葉に置き換えられました。「市有地売却」への批判が高まってきたから、ぼかした表現にしたのでしょう。

しかし、習志野市が手本とする「公共施設マネジメント手法」を掲げる根本祐二教授(東洋大学)が言う「不動産有効活用=利活用」とは、主に民間売却を想定しています。2014年1月の市主催のシンポジウムでも、根本教授は「土地活用」を強調していました。
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根本劇場の展開(1)-公共施設再生に関するシンポジウム(2014年1月)

根本劇場の展開(2)-習志野市公共施設再生・地域活性化委員会(2014年1月)

この背景を隠したパブリックコメント案に対し、「利活用」への誤解に基づいた意見が寄せられているようです。

宮本泰介市長が「教育施設を中心とする公共施設の統廃合は正しい」「市有地売却による財源確保、再開発の推進は正しい」と真面目に考えているのなら、パブリックコメント案で堂々とそのように書き、有権者に自らの考えを示せばよかったのではないでしょうか。

これでは「詐欺」と言われても仕方ありません。私は「卑怯なやり方」と怒りを感じます。

このほか、私がごまかしと感じたのが、「統括マネージャーの設置が有効」という管理運営体制の記述です。

基本構想では、続けて「統括マネージャーの役割や、具体的な事業運営方法は、今後検討を進めます。」と書いてありますが、過去の発表会等で、UDS株式会社の社長が継続的に業務を受託したい意向を示しており、「民間活力導入=企業参入」の方向でレールを敷いているようにみえます。市長・市担当者の考えを有権者に示すことよりも、うやむやの内に既成事実を積み重ねることを優先しているようにみえます。

公共施設のリノベーションによる再生には、私も強い関心をもっていますが、特に上記の点で残念な基本構想の公表と言わざるをえません。

「(仮称)大久保地区公共施設再生基本構想」を策定しました(習志野市HP)

パブリックコメント「(仮称)大久保地区公共施設再生基本構想(案)」(習志野市HP)

「習志野」の地域の未来を考えるプロジェクト・発表会への疑問(2015年1月)

31日夜、市民派市長をたてる会主催の「市長選を振り返って今後を考える集い」に参加しました。会のメンバーを中心に報告・意見交換が旺盛に行なわれ、参考になりました。

参加者の間で最大の関心事は、公共施設の統廃合でした。選挙運動とは別に、市政を考える運動を拡げることが提起されました。

保育所、幼稚園、小中学校、公民館、図書館、児童館、コミュニティセンターなど、あらゆる公共施設が統廃合・跡地売却や民営化のターゲットとされています。幅広い層といっしょになった運動の展開を期待します。




習志野市議選と「公共施設再生」

日本共産党は、市議選において「『習志野市公共施設再生計画』をやめさせ、文教住宅都市憲章の立場に立った、住民自治に基づいた公共施設の再生計画をつくります。公共施設の財政補助を国に要求します。」を基本政策に掲げ、躍進しました。

私自身も「住民に身近な公共施設を大切にするまちづくり。住民不在の統廃合計画をやめさせます。そして、住民参加、住民自治でコミュニティのことも考えて施設計画をつくり直します。」と街頭で訴えてきました。

習志野市における教育施設等の統廃合・跡地売却路線は、有権者から賛同を得たとは言えません。統廃合・跡地売却に疑問・反対意見をもつ皆さんから託された力を、議会論戦でも活かしていきます。
by takashi_tanioka | 2015-05-31 23:30 | 公共施設再生 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


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