2015年 11月 21日
マイケル・ムーア監督「シッコ」上映会・・・生活と健康を守る会
国民皆保険制度がないアメリカの医療の実態について、カナダ、イギリス、フランス、キューバなどと対比しながら描いたドキュメンタリー調の映画です。
アメリカでは大ヒットした映画でしたが、日本での上映は少なく、初めてみた人が多かったです。
人間の健康や命を左右する医療の範囲・レベルが、支払う保険料によって決まるアメリカの医療制度の実態。一部、保育など他の社会保障制度の他国との差も描かれました。
「話には聞いていたが、こんなにひどいのか」とショックを受ける映画でした。健康保険制度の改悪やTPP推進によって、日本もアメリカのようになっていくことに、多くの上映会参加者が危機感をもちました。
いま、憲法違反の集団的自衛権(戦争法)について反対運動が広がっていますが、アメリカ流の新自由主義経済に対し、憲法25条・生存権を守り活かす運動の重要性を認識させる映画でした。
習志野市では、アメリカの新自由主義のまち(サンディ・スプリングス市)を美化する勢力が「行政改革」のアドバイスをしてきました。TPPが推進されれば、日本全体がアメリカ流新自由主義に侵食されていきます。
生活困窮者の互助だけでなく、社会保障制度を改善する運動にも、生活と健康を守る会が力を発揮しなければならないと思いました。
このほか、20日~21日は、藤崎地域で訪問活動。2000万人署名の署名簿をもってまわりました。