谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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「想定外」乱発の心配・・・新庁舎の事業費増大の予算委員会

25日、午前9時から一般会計予算特別委員会で議案第55号(補正予算)を審査。新庁舎の杭打ちに関する工事変更・事業費増大が盛り込まれた補正予算案だけを、市長提案・総括質疑の翌日に委員会で審査するという異例の日程でした。

午後3時頃まで質疑が続き、輝く習志野をつくる会、環境みらいの2会派が賛成討論、日本共産党、民意と歩む会の2会派が反対討論をしました。採決の結果、建設反対または着工延期を主張していた議員以外の賛成多数で可決しました。

マンション管理組合の大規模修繕でも経験したことですが、こちらは専門外なので、質疑を通して不正がないかどうかチェックするしかありません。

予算委員会では、日本共産党、環境みらい、新社会党・無所属の会が請求した資料、①清水建設株式会社との仮契約書、②地質調査報告書、③杭の仕様書、④ボーリング調査の指示書などをもとに質疑をしました。

日本共産党も独自に、事前資料をもとに一級建築士に相談したり、地質調査・基本設計時の資料(要求水準書など)をチェックしたりし、予算委員会に臨みました。

議案提案から予算委員会まで2日間しかない超短期間の審議でした。市当局の答弁を聴く限り、追加の地質調査、杭の仕様、契約書の解釈などに不正は見つかりませんでした。

最後まで残った問題は、11月11日まで市長野党に説明が一切なかったこと、市民への情報公開がなかったことでした。

大規模公共事業では、入札時には事業費を抑制したような形をとりながら、契約・着工後に追加工事・追加費用が次々と出てきて、事業費が大きく膨れ上がることが多々あります。

このようなことを防ぐためには、建設業者と行政の密室交渉ではなく、情報公開を徹底し、市民や議会がチェックできる体制が必要となります。その結果、計画変更や着工延期を市民が要求する場合もあるでしょう。

習志野市の新庁舎建設の地質調査・杭打ち問題について、宮本泰介市長と市担当者は「想定外」と主張しました。しかし、基本設計段階で調査不足がなかったのか、チェックが必要です。

また、3800万円の事業費増大について、12月議会直前に地質調査と工事変更を説明し、たった1日の議案審議(先議)で可決させようとしたのは乱暴です。市長与党が過半数を占めているがゆえのおごりではないでしょうか。
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3月26日付の指示書(上の写真)によれば、事業費増大や工期延長の可能性について、3月時点でわかっていました。そして、4月に20地点の地質調査(ボーリング調査)を追加実施しました。

「工事変更・事業費増大の動きを、4月の市長選挙で隠していたのではないか」との私の質問に対し、市担当者は「市長へ報告したのは6月23日」との答弁を繰り返しました。

事業費を抑制したと言って市長選挙をやりすごし、選挙が終わってほとぼりがさめたら、「想定外」との理由で事業費を増大させる。その疑念が拭い去れません。

日本共産党(私)は討論で、①3月~4月の市長選挙の時点で、追加の地質調査、事業費等の再検討を公表しなかったこと、②9月議会の時点で、杭の仕様変更をした建築確認申請を隠していたこと、③10月の決算委員会で、市長野党の質問に答弁しなかったこと、④11月上旬に市長与党にだけ説明したことの4点を批判し、情報公開・説明責任・事業費抑制などを強く要求しました。

「想定外」による事業費増大、「先議」による議会採決が乱発されることのないよう、厳しいチェックが必要です。

杭の仕様(入札時)
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杭の仕様(実施設計時)
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by takashi_tanioka | 2015-11-25 23:30 | 公共施設再生 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


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