2016年 01月 30日
奏の杜地区の埋蔵文化財-習志野市民会館で発表会
習志野市の発表は、JR津田沼駅南口の奏の杜地区の「谷津貝塚埋蔵文化財発掘調査」について。テーマは「暮らしの道具、祈りの道具~古代の鈴・焼印・施錠具~」で、習志野市教育委員会の岩田薫さんが発表しました。立派な発表でした。
奏の杜地区(谷津貝塚)では様々な鉄製品が出土しました。今回は特に、施錠具と焼印の特徴が報告されました。
鈴も多数出土したそうです。一人30分の持ち時間でしたが、それに納まらず時間オーバーとなりました。そのため、後半の鈴の説明は駆足になりました。
隣接の大久保公民館集会室では、出土品や説明パネルなどの展示会が開催されていました。多くの人が観ていました。
習志野市の「谷津貝塚埋蔵文化財発掘調査」のコーナー。習志野市には郷土資料館・博物館がないので、このような展示はなかなか観る機会がありません。
習志野市教育委員会の発表は、多くの市民に関心をもってもらえるものだと思います。市独自で講演会・展示会を企画したり、学校教育に活かしたりしてもらいたいです。
習志野市文化財審議会(平成27年度第2回)が2月19日に開催され、今年度の文化財行政の報告があります。傍聴希望の方はこちらをご覧ください。
かつては「非公開」の密室審議でした。議会質問で繰り返し要求し、今では公開されるようになりました。習志野市には、谷津貝塚以外にも多くの遺跡があります。
実籾3丁目遺跡出土土器が市指定文化財へ-文化財審議会(2013年8月)