2016年 04月 01日
「保育園落ちた」の声のもと・・・菊田保育所の廃止、谷津みのり保育園の開園など
「保育園落ちた 日本死ね」の匿名ブログをきっかけに待機児童問題への関心が高まりました。
習志野市でも深刻であり、新年度の入所不承諾は281名に達しています。既存の公立保育所を減らし、私立保育所に換えていくというやり方では、認可保育所の総数はなかなか増えていきません。
国が公立保育所の運営費や整備費を一般財源化したことにより、公立保育所の廃止・民営化が進行しました。
習志野市の荒木市政・宮本市政も、公立保育所削減の国の方針に追随し、市立保育所・幼稚園の統廃合と民営化(民間譲渡)を「こども園整備・再編」の名で進めてきました。
菊田保育所の廃止と合わせ、大久保地域の保育所・幼稚園の統廃合計画が推進されています。また、新年度予算では、「公的不動産活用」の名で、廃園にした袖ケ浦西幼稚園を1億4902万円で民間売却(宅地化)する予定となっています。
こども園整備と既存市立幼稚園及び市立保育所の再編(習志野市HP)
習志野市こども園整備と既存市立幼稚園・保育所の再編計画 第1期計画(習志野市HP)
習志野市こども園整備と既存市立幼稚園・保育所の再編計画 第2期計画(習志野市HP)
国・習志野市ともに公立保育所削減の路線を転換し、公立を含む認可保育所を増設していくことが緊急の課題となっています。統廃合・民営化計画は抜本的な見直しが必要です。
深刻 保育所の待機児童-公立保育所の大幅増、保育士の待遇改善が急務(日本共産党HP)
公立保育園増やし、保育士待遇改善を-待機児童問題で志位氏(日本共産党HP)
ママパパ・保育士「国会大作戦」-認可園を増やして 保育の質譲れない(日本共産党HP)
さて、統廃合・民営化が推進されるもと、すでに民営化された保育所、統廃合で誕生した「こども園」においても、保育の質を守るとともに、子どもや保護者の声に応えていけるような環境整備も必要でしょう。より良い保育を求める保護者の自主的な活動もあります。
ところが、習志野市では、一部の施設で行政職員(管理職)が保護者の自主的な活動に不当介入し、保護者間に軋轢をもたらすような状況が生じているようです。
話を聴いてみると、不透明かつ非民主的なひどい事例もあり、その施設の保護者が悩み苦しむのも無理もないと思いました。
私の子どもが通う施設の話ではありませんが、保育所保護者の一人として、行政に改善を求めていかなければならないと感じています。