谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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生涯学習部と習志野市学童保育連絡協議会の意見交換会(2016年)

c0236527_634063.jpg23日夜、習志野市学童保育連絡協議会(市連協)と習志野市生涯学習部の意見交換会。学童保育(放課後児童会)の民間委託の導入が主な内容でした。

民間委託の導入検討の説明-習志野市学童保育連絡協議会の総会(4月17日)

習志野市が「平成29年度導入に向けて民間委託を検討する」と表明。委託導入となれば、いくつかの児童会の運営が来年4月から民間事業者に任されることになります。

習志野市子ども・子育て支援事業計画や習志野市教育基本計画には「民間委託」の記載はまったくありません。保護者代表が参加する習志野市子ども・子育て会議でもまったく検討されていません。

意見交換会では、生涯学習部青少年課長が「民間委託の目的は、放課後児童支援員の確保による児童会の長期的に安定した運営にある」「市で定めた支援員数を不足なく配置することが可能になる」「民間委託の対象になった児童会に現在働いている支援員を、不足が生じている児童会へまわせる」と説明しました。

しかし、民間委託によって支援員不足が解消できるのかどうかは疑問です。支援員不足が生じる主な原因は、習志野市の支援員の賃金・待遇が近隣自治体と比べて低いことにあります。民間事業者に委託したとしても、支援員の応募が増えるとは考えにくいです。

意見交換会では、保育の質にかかわる問題も議論されました。民間委託された児童会の支援員に対し、市は直接命令権をもっていません。保育内容でトラブルが生じた場合、その発見や解決が遅れる恐れがあります。市の研修会への参加もできず、委託先の研修の頻度はわかりません。

このほか、児童会の運営や改善に向けた保護者と支援員の従来の協力関係が保てるのかもわかりません。大規模災害時の対応も市直営と同様にできるのか、民間事業者への引き継ぎ期間が十分とれるのかも疑問です。

そもそも、習志野市には保育の質を守るためのガイドラインがありません。そのようななか、民間事業者に運営を委託して、質を担保できるのか疑問です。

千葉県学童保育連絡協議会の副会長も意見交換会に出席。他の自治体における民間委託の失敗例を紹介しましたが、これらを習志野市が十分調査しているのかも疑問に残りました。

平成29年度(来年4月)からの委託導入となれば、新年度予算編成が始まる今年夏には市役所内で結論が出されることになります。

委託導入の場合、対象となる児童会も内定すると考えられますが、習志野市は事業者選定への保護者参加も認めていません。

このように保護者の合意を得ないまま、民間委託へ向けた動きを一方的に進めていくのは問題です。意見交換会の後、保護者・市連協としてどのような要望を出すのか検討していくことになります。
by takashi_tanioka | 2016-05-23 23:40 | 子育て・家族 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


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