谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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ボートピア習志野の撤退陳情に賛成討論=議会最終日

24日の6月議会最終日。午前10時に本会議が始まりました。本会議終了後、議員団総会、議会報編集委員会があり、午後4時20分頃にすべての会議が終わりました。

本会議では、各常任・特別委員会の委員長報告、質疑・討論の後、議案7件と請願・陳情23件を採決。その後、議員発議の意見書6件の提案と質疑・採決でした。

私は、陳情105号「開業10ヵ年のボートピア習志野の撤退を求めるとともに習志野市はギャンブル収入からの決別をすること求める陳情」に賛成の討論をしました。

埼玉県杉戸町の住民の20件の陳情は、12件が委員会付託され、本会議で採決となりました。日本共産党習志野市議団は、陳情の採決において、この人物が出した陳情すべてを「反対」としました。

数件の陳情については「何で反対なの?」と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、矛盾した内容の陳情の乱発であり、一個人による身勝手で愚かな行為です。党市議団は付託自体に反対意見を出していたので、採決でも「反対」と判断しました。

ただし、日本共産党以外の会派が賛成意見を示している陳情90号の内容については、議会運営委員会で協議中なので、「継続審査」に同意しました。

議案一覧、請願・陳情、発議案(習志野市議会HP)

議会中継(新)

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ボートピア習志野の撤退を求める陳情への賛成討論は久しぶりでした。大門実紀史・参議院議員の国会質問を一部参考にしながらの討論でした。要旨を掲載します。

「開業10ヵ年のボートピア習志野の撤退を求めるとともに習志野市はギャンブル収入からの決別をすること求める陳情」の賛成討論(要旨)

陳情書にある「ギャンブル」は、日本語にすると「賭博」となります。日本で賭博が初めて禁止されたのは、西暦689年と言われています。持統天皇が「双六禁止令」を出したのが始まりとされ、それから1300年以上の歴史があります。

これはゲームとしての「双六(すごろく)」を禁止したものではなく、当時流行していた「双六博打」を禁止したものです。ギャンブル依存症など、賭博の害悪が大昔から問題になってき続けたことを示しています。

この話は、私がみつけたものではなく、2014年10月の参議院予算委員会で、日本共産党の大門実紀史議員が指摘し、自民党議員の間で話題になったそうです。

習志野市議会では、1年半前から、ボートピア習志野に関連する議会陳情の委員会審査にあたり、担当部長が「競艇は、プロフェッショナルスポーツである」と参考意見に盛り込み始めました。これらの参考意見は重要な一言が抜けています。

それは「賭博として開催する」の一言です。

いわゆる「公営競技」は、本来であれば賭博罪に該当する行為ですが、特別法の規定によって存在を許されています。ボートピア習志野に反対する市民は、スポーツとしてのボート競技を否定しているのではなく、それが賭博として開催されていることを批判しているのです。

ボートだけでなく、乗馬も、自転車も、オートバイも、賭博として開催されている点に問題があります。

公営賭博と切り離された「ケイリン」が、オリンピック種目に採用されています。他の競技も、賭博と切り離された健全なプロフェッショナルスポーツとして発展していけば、問題はありません。そのための努力が大切です。

公営賭博である競艇の場外舟券売り場「ボートピア習志野」の建設計画が習志野市に持ち込まれてから14年がたちました。

2002年3月議会の市長答弁では、当時の荒木市長は、断ったかのような答弁をしておきながら、2003年4月の市長・市議会議員選挙が終わったら、その年の秋から水面下で建設に向けた話し合いを再開していました。

2004年3月議会で、当時の宮本泰介議員が真っ先に一般質問をして、市長同意への旗振り役をしました。

同年6月議会では、宮本泰介議員が「場外舟券発売場『(仮称)ボートピア習志野』建設に関する意見書について」を発議し、推進派によって可決されました。そして、同年8月には、市長同意へと持っていかれました。

当時の意見書や市長同意の文書は、2004年9月1日発行の「広報習志野 臨時号」に全文が掲載され、全市民に配布されています。

意見書の提案者であった宮本泰介議員は、その後、自らが市長となりましたが、かつて自分自身が提案したことが100%守られているかどうか精査する責任があります。

12年前に始まったボートピア反対運動は、習志野市初の住民投票条例制定を求める直接請求運動に至る市民運動にまで発展し、その後も習志野市政を考える活動へと続いています。文教住宅都市憲章にふさわしい住民自治の運動と言えます。

2006年9月のボートピア営業開始から10年目となりましたが、陳情105号で分析しているように、経営状態は年々悪化しています。施行者である東京都六市競艇事業組合や東京都三市収益事業組合の経営状況の悪化は明らかです。

陳情書にあるように、昨年7月に開催された「第25回ボートピア習志野環境委員会」において、東京都六市競艇事業組合の総務課長が窮状を訴え、環境整備協力費1.5%の引き下げを求めています。そして、総務課長は「習志野市におかれましては、なんとか協議のテーブルにお着きいただければと考えるところであります」と発言しています。

過去のボートピア誘致の経緯を振り返ると、水面下で環境整備協力費の引き下げ交渉が進められるのではないかと危惧しているのは、陳情者だけではないと思います。

環境整備協力費1.5%の引き下げなど、大型賭博施設を延命させる条件緩和には応じるべきではありません。もはや先の見えなくなった賭博場を延命させるのではなく、撤退へ向けた協議を始めるよう要求し、本陳情への賛成討論とします。

ボートピア(場外舟券発売場) 習志野市HP



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私は、カジノ法案反対やアベノミクス批判で奮闘する大門議員のフェイスブックやブログが好きで、よく読んでいます。全国的にファンが多いようです。

私と性格は違うようですし、本人に会ったこともないのですが、「こんな議員になりたいな」と日々思っている議員です。

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by takashi_tanioka | 2016-06-24 23:30 | 議員活動 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


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