谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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PFI神話の崩壊-大久保地区公共施設再生計画を考える

11日、平和・民主・革新の日本をめざす習志野市の会(習志野革新懇)主催の講演会「PFI『神話』の崩壊-大久保地区公共施設再生計画を考える」が開催されました。
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講師は、全国の事例に詳しい尾林芳匡さん(弁護士、八王子合同法律事務所)で、「PFI神話の崩壊」(自治体問題研究社)などの著作があります。

習志野市の公共施設再生計画に関する市民団体の講演会は、昨年2月の5団体共催による大和田一紘さんの講演会以来です。今回は一団体による開催でしたが、43人が参加しました。

私も経過報告を依頼され、「習志野市におけるPFI導入をめぐる主な動き」という報告をしました。主に市議会におけるPFIに関する質問・答弁をまとめました。

偶然ですが、習志野市議会で初めての質問・答弁は、ちょうど18年前の9月11日でした。帯包文雄議員の一般質問に対し、当時の荒木勇市長がPFI導入の検討を答弁していました。今回の9月議会でも、田中真太郎議員がPFI推進の立場で一般質問をします。

c0236527_23445728.jpgPFI(Private Finance Initiative)とは、その名の通り、「民間資金(民間企業)が主導」する公共施設の整備手法。尾林さんの話は、従来の著作をもとにしたものでしたが、VFM(バリュー・フォー・マネー)では測れない経費増大、事業破綻や事故発生などの問題事例が数多く話されました。

PFIの超長期的な事業期間に対し、「20~30年先を見通した契約書を作成するのは困難」との尾林さんの話に参加者は納得。民間企業(多くは大企業)は、利益の出ない事業は絶対やりません。結局、企業側の利益が長期間確保できる契約内容にされてしまいます。

PFIだけでなく、自治体アウトソーシング、すなわち、自治体における市場化・民営化の大きな流れも話されました。

そして、公務の民営化の多くが大企業の利益追求のもとに進められ、大多数の住民にはマイナスの影響を及ぼすことが具体的な事例をもって説明されました。

PFI導入は住民負担の軽減にならないどころか、負担や不安を増大させる事業手法であることが見えてきます。


今回の講演も参考にしながら、PFIを始めとする自治体アウトソーシングの問題点を追及し、住民にとってベストな公共施設の整備・管理運営の手法を考えていきたいです。

by takashi_tanioka | 2016-09-11 23:30 | 公共施設再生 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


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