2日〜3日、妻は出勤、保育所や学童保育は休み。そのため、日中は、私が子ども達の面倒をみました。
2日は、長男・長女・次男に従兄(妻の甥)も連れて、東京・上野の国立科学博物館へ行きました。特別展「世界遺産 ラスコー展−クロマニョン人が残した洞窟壁画」を開催していました。
文字の読み書きが困難な長男は、動物の種類や習性などを見聞きして覚えるのは好きなようです。そこで、機会があるごとに博物館や動物園などに連れて行くようにしています。従兄が「ラスコー展」に興味をもっていたので、ちょうど良かったです。
私も「ネアンデルタール人」に興味をもっていたので、クロマニョン人の壁画と合わせて、クロマニョン人とネアンデルタール人の比較研究も展示している本企画は勉強になりました。
私が人類の誕生に興味を持ち始めた小学生の時から40年経ちました。その間に研究が進み、通説が大きく変わっていることには驚きました。
特に近年のDNA分析にはしびれます。アフリカ以北の現代人(ホモ・サピエンス)には、ネアンデルタール人のDNAが混ざっているという最新の研究成果は初めて知りました。
後期旧石器時代に日本列島にやってきたホモ・サピエンスについても展示がありました。習志野市内でも、ラスコー洞窟の壁画と同時代(2万年前)の遺跡・遺物が谷津貝塚で確認されています。
資料や展示をみて、疑問に思ったのが、復元されたクロマニョン人(ホモ・サピエンス)とネアンデルタール人の姿です。現代のヨーロッパ人(白人)を模したような姿です。
しかし、資料を読むと、アフリカで進化し世界へ拡散したホモ・サピエンスが、目の青い白人として描かれるのは違和感をもちます。
素人考えですが、温暖なアフリカから移住してきたクロマニョン人の肌や体型が、北の寒冷地域で進化した色白のネアンデルタール人の肌や体型に徐々に近づいていったのだとしたら、初期のクロマニョン人は現代アフリカ人に近い容姿だったのではないでしょうか。
とにかく、今後の研究が楽しみな、ワクワクする企画展でした。
特別展の後は常設展へ。長男をはじめ我が家の子ども達は、動植物や科学実験が好きなようで、閉館ギリギリまで博物館にいました。
さて、博物館の見学のとき以外は、子ども達はテレビやゲームばかり。凧揚げをしようと言っても、「寒い」「面倒くさい」という反応です。あまり健康的な正月ではありませんね。