谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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「合理的」な検討をしていないのは誰か?-第七中学校区の「こども園」統廃合

23日午前は、会派代表者会議。午後は、習志野市教育委員会の第8回定例会を傍聴しました。報告事項1件、議決事項2件、協議事項2件でした。これらのうち、補正予算案の1件が非公開でした。

協議事項「第七中学校区における市立幼稚園のあり方について」は市民の関心が高く、11名の傍聴者でした。以下、第8回定例会で配布された資料の一部(写真)です。
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議決事項「平成30年度習志野市立幼稚園園児募集要項について」は、この協議事項と関連しています。「香澄こども園」開設を前提とした募集要項に賛成すれば、事実上、「香澄こども園」への幼稚園統廃合を認めたことになります。

教育委員会が幼稚園統廃合を認めると、それを受けて、宮本泰介市長が9月議会で「第七中学校区こども園整備事業」を補正予算案に組み込んで提案していきます。
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8月定例会では、貞廣斎子委員が「香澄こども園」について「合理的な案」と発言しました。あたかも住民・保護者側が「感情的」であるかのような発言でした。

しかし、会議で配布された「秋津・香澄地域における推計人口」をみると、全市的に0~5歳児の推計人口が減少していくなか、秋津地域は平成31年度(2019年度)まで増え続け、香澄地域は平成45年度(2033年度)まで増え続ける推計となっています。

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4歳の幼稚園入園児が少ない香澄地域は、今年度だけ4歳児の人口が少ないという特殊事情があるようです。来年度の4歳児(現在の3歳児)は再び増加することが、統計資料でもわかります。
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そもそも、市立幼稚園において3歳児保育を導入しないことが園児減少の主要因であることについて、教育委員は誰も発言しようとしません。
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市立こども園において、3歳児に「合同保育」を導入することについて、専門家や保護者などで構成された「習志野市こども園整備・市立幼保再編検討委員会」では一切検討されませんでした。

科学的・実証的な調査・研究にもとづく議論をしないで、教育委員会で関連議案を採決したのは極めて杜撰です。上記の検討委員会の再開、または新たな検討委員会の設置をし、詳細に検討すべきではないでしょうか。

「保護者や地域住民からの要望事項とその対応」について、教育委員会事務局は「条件付き賛成」ととれる意見ばかりを記載しました。

一応、口頭では「白紙撤回」の意見があることを報告しましたが、ほとんどの教育委員はその意見を無視しました。そして、すべての教育委員が幼稚園統廃合の議案(「香澄こども園」を前提にした幼稚園園児募集要項)に賛成しました。
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戦後の教育委員会制度の理念を忘れ、自らは「合理的」な検討もしないで、異議のある市民に「感情的=非合理的」等のレッテルを貼り、市長の意向を忖度してばかりいる教育委員たちには何も期待できません。

住民・保護者によってつくられた「秋津有志の会」と「秋津幼稚園PTA有志」の皆さんが市立幼稚園存続の署名運動に取り組んでいます。日本共産党も住民・保護者に協力することを確認し、署名集めをしています。
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by takashi_tanioka | 2017-08-23 23:30 | 議員活動 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


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