午後6時(冒頭)から参加したかったのですが、総選挙の準備で忙しく、予定を大幅に遅れて習志野市を出発。後半(第2部)からの参加となりました。
近年、多くの自治体で「習志野市公共施設再生計画」や「大久保地区公共施設再生事業」が先進事例として紹介されているようです。
公開シンポジウムの第1部「専門家によるプレゼンテーション」において、習志野市政策経営部主幹(初代の資産管理室長、現在は任期付職員)が「先進自治体の公共施設再配置の経験」のテーマで報告するとのことだったので、どのような話をするのか聴いてみたいと思っていました。
また、国土交通省において「公的不動産(PRE)の活用事例集」をまとめた「不動産証券化手法等による公的不動産(PRE)の活用のあり方に関する検討会」の座長を務めた中川雅之・日本大学教授と、委員を務めた清水千弘・日本大学教授(麗澤大学教授を兼務)も報告者となっており、この点でも関心をもっていました。
「公的不動産(PRE)の活用事例集」の150ページでは、習志野市の「仲よし幼稚園跡地活用事業」もPRE事例の成功例として紹介されています。国土交通省HP(不動産市場整備課)で公開されています。→
こちら
担当者が昨年度まで手がけていた「大久保地区公共施設再生事業」と同様の手法をとるのであれば、複数部門にまたがるPFIによる建設・管理運営と、定期借地契約等による民間収益施設の建設の組み合わせという手法で、民間事業者を呼びこむことになるでしょう。
「専門家」の選び方は、習志野市のやり方と似ています。感想用紙には「教育・福祉施設を整備するのであれば、公的不動産活用の専門家ばかりでなく、教育・福祉施策の専門家も加えるべきではないでしょうか」と書いてきました。
完全PPP都市として美化される「サンディスプリングス市」の場合は、自治体丸ごと民営化でした。日本においては、街区規模の施設民営化と、住居系を含む再開発の組み合わせというエリア単位で、自治体民営化を進めようとしているのかも知れません。