20日、午前10時に3月議会(平成30年第1回定例会)が開会。市長から議案26件の提案理由の説明と合わせ、所信表明(平成30年度市政運営にあたって)がありました。
前日までに提出された陳情4件も議員に配布されました。
新年度の一般会計の当初予算案は、過去最大規模の612億5千万円になりました。4つの特別会計と2つの公営企業会計を加えた習志野市全体では、1077億1599万2千円になりました。
宮本市長の所信表明で驚いたのが、「シビル・ミニマム」という言葉が登場したことでした。習志野市議会では8年ぶりの登場。宮本市長になってからは初めてです。
荒木前市長は、次のように発言していました。平成15年3月6日の会議録です。会議録では「・」を入れず、「シビルミニマム」と記載されています。
本市のまちづくりは、昭和40年代以降、シビルミニマムの達成と市民参加を目指して諸施策の展開に取り組んでまいりました。
それらは小学校区を単位とするコミュニティーを基本としており、また各中学校区に公民館を配置するなど、教育とまちづくりとの関係には切っても切れないものがございます。
「シビル・ミニマム」は、かつての革新自治体で好まれた言葉ですが、肯定的評価と否定的評価の両方があります。参考に池上惇さんの論文を読み直しました。
新しい習志野市基本構想や基本計画では消えてしまった概念です。宮本市長がどのような意味で復活させたのか、質問してみたいです。
また、シビル・ミニマムの基準をどのように考えているのかも、予算審議等で明らかにしていきたいと思います。