谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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カテゴリ:住居表示( 30 )

25日朝、JR津田沼駅南口で活動報告。今年の4月は、妻の遅番勤務が多く、朝は子ども達を妻に任せて駅頭へ行ける日が比較的多くあります。

活動報告の後、駅北口の様子を見に行きました。デッキ中央に市境があり、東側が習志野市、西側が船橋市です。偶然目にとまったのが、習志野市・船橋市の全域が掲載された案内板でした。

習志野市域を見てみたら、「奏の杜」が掲載されていませんでした。船橋市側に設置された案内板だからなのかもしれませんが、住居表示変更から4年以上たつのに放置されているのはまずいです。
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「合理的な住居表示」「住民の利便性向上」が住居表示法の制定理由。5年前の強引な変更(2012年6月~12月議会)において「境界等がわかりにくくなり、住居表示の目的に反する」という主旨の見解を日本共産党は表明しました。これは正しかったと現在も私は考えています。

しかし、変更が実施され、数千人の人が住むようになった以上、その住民の日常生活の利便性に合わせた案内板の変更が必要と考えます。町の場所がわからない案内板は困ります。とりあえず、担当者に知らせたいと思います。
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谷津1丁目のタワーマンション建設現場
by takashi_tanioka | 2017-04-25 23:30 | 住居表示 | Comments(0)
25日朝、京成谷津駅で議会報告を配布。終了後、じっくり見たのが、駅北口や町内に設置されている住居表示街区案内板でした。

谷津五丁目に設置されている案内板は、住居表示上の境界に沿って、奏の杜を黄緑色で着色、谷津を紫色で着色。船橋市は白色でした。
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それに対して、奏の杜に設置されている「住居表示街区案内板」は、土地区画整理事業の領域=現在の「奏の杜パートナーズ」の領域が黄緑色で着色されています。住居表示上の境界とズレています。
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隣り合わせの町なのに、案内板の着色が異なっているのは、やっぱりおかしいですね。

津田沼駅南口開発は特別扱い? 奏の杜の街区案内板(12月8日)
by takashi_tanioka | 2015-12-25 23:40 | 住居表示 | Comments(0)
8日は、午前11時20分から私の一般質問でした。今回の質問項目のうち、「奏の杜と谷津の住居表示について」の質問で、写真パネルを使った説明をしてみました。

議会中継(新)

奏の杜に設置されている「住居表示街区案内板」には、住居表示と関係のない地縁団体「一般社団法人 奏の杜パートナーズ」の領域が着色されています。土地区画整理事業が施行された区域です。

町会・自治会等が自らの案内板を立てるケースは多々あり、私はこれを不必要に規制するつもりはありません。

今回問題にしたのは、その所属と維持管理費です。通常、地縁団体の案内板は、設置から維持管理まで自己負担です。

ところが、JR津田沼駅南口開発では、土地区画整理事業(民間事業)の領域=現在の「奏の杜パートナーズ」の領域が示された案内板が公費で維持管理されています。区画整理組合が設置し、2014年に習志野市へ移管されていました。

市長は「公設の住居表示街区案内板として問題ない」という主旨の答弁をしました。私は「地縁団体の領域を示す案内板であれば、その団体(区画整理組合や奏の杜パートナーズ)で維持管理をすべき」と主張しました。

「奏の杜パートナーズ」だけ特別扱いするのは、不公平ではないでしょうか。公設公営とせず、他の町会・自治会等の案内板と同様の扱いにすべきです。

また、「奏の杜パートナーズ」は任意団体であり、住民の加入・脱退は自由なはずです。習志野市設置の住居表示街区案内板に「奏の杜パートナーズ」の領域を明記するのは、行政による加入の押しつけのように感じます。

通常の住居表示街区案内板(市役所前)→住居表示の町の境界に合わせて着色。
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奏の杜の住居表示街区案内板→「奏の杜パートナーズ」の領域のみ、黄緑色で着色。それ以外の谷津一~七丁目と船橋市前原西は、灰色一色です。
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谷津七丁目側で「奏の杜パートナーズ」の領域が、飛び飛びで着色されています。街区番号は、濃い色が奏の杜側、薄い色が谷津側・船橋市側と差別化されています。
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隣接する「奏の杜一丁目13~16」と「谷津六丁目13~15の一部」が、同じ色で着色されています。住居表示としてわかりにくくなっています。
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「谷津一丁目18~22」で「奏の杜パートナーズ」の領域が、飛び飛びで着色されています。
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住居表示上は「奏の杜三丁目17」なのに、黄緑色になっていない場所があります。この一角だけ、「奏の杜パートナーズ」から外れているそうです。
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「住居表示」のための公設案内板としては、おかしいと思いませんか。皆さんは、どう考えますか?

〔関連〕一般会計決算特別委員会・2日目(2014年)

8日は一般質問の5日目で、質問者は4名でした。午前10時に始まり、午後4時15分頃終わりました。
立崎誠一議員(民意と歩む会)
谷岡隆議員(日本共産党)
荒原ちえみ議員(日本共産党)
関根洋幸議員(元気な習志野をつくる会)
by takashi_tanioka | 2015-12-08 23:30 | 住居表示 | Comments(0)
19日朝、京成谷津駅で活動報告。その後は、3月議会の一般質問のヒアリングや、2月24日の講演会の準備などでした。

写真は、京成谷津駅南口の自由通路。エスカレーター設置の住民要望を受け、市議会で初めて取り上げたのは、日本共産党の吉田順平議員(当時)でした。そのとき、他党派の議員は「無理だ」と笑っていたそうですが、京成本社との交渉や市当局への要求を積み重ね、実現へとこぎつけたそうです。
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駅南口の「周辺案内図」の看板。ふと見たら、奏の杜地域の表示が「谷津7丁目」のままとなっていました。過去の住居表示変更の経緯はともかく、迷ってしまう人が出てくると困るので、市役所担当課へ連絡し、修正を求めました。
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by takashi_tanioka | 2015-02-19 23:30 | 住居表示 | Comments(0)
1月14日、NHK「クローズアップ現代」の「あふれる“ポエム”~不透明な社会を覆うやさしいコトバ」で、習志野市谷津の一部の名称(住居表示)が「奏の杜」へ変更されたことが放送されました。JR津田沼駅南口開発に関する問題がテレビで取り上げられたのは、昨年10月のTBS「噂の!東京マガジン」以来です。
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「シンプルで聞き心地のいい言葉の多用が、若い世代のみならず、広告宣伝や企業の研修、そして地方自治体の条例など公共の言葉にも広がっているとして、社会学者や批評家らが『ポエム化』と呼んで分析を試み始めている。共通する特徴は、過剰とも思える優しさ・前向きな感情の強調だ。(抜粋)」という問題意識から番組が制作されたそうです。

番組のメインは、若者の労働現場の実態と「優しさ・前向きな感情の強調」との乖離。このほか、町名についても「ポエム化」があるという実例として、「奏の杜」を対象にした取材がありました。

私は変更当時の住居表示審議会の会長であり、取材を受けました(テレビには出ませんでした)。取材では、法令等を調査・検討して出した答申(諮問通り「谷津」)を、土地区画整理組合(「奏の杜」変更を要望)の意向に従う市議会議員の数の力でひっくり返したことの問題点を話しました。

過去の経緯については、カテゴリ「住居表示」と、下記のブログをご覧ください。

住居表示の陳情-「奏の杜」採決強行(2012年6月29日)

奏の杜・住居表示の請願-12月議会(2012年12月22日)

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写真は、「奏の杜」でマンション販売をしている業者の広告の一部です。番組で取り上げられたような「シンプルで聞き心地のいい言葉の多用」がみられますが、保育所・小中学校のパンク、不十分なインフラ整備(コミュニティ施設など)、強引な町名変更への反発、強制執行など、マイナス面は隠されています。

番組の最後に出演者が語ったように「文字通りとらず、その裏にある醜い現実をきちんと見ていく」ことは、労働現場だけでなく、「奏の杜」のまちづくりを含め、様々な場面で必要でしょう。

「ポエム」な名称がマンション販売戦略の道具として利用されるもと、新しく入居した住民や周辺住民が無理な開発のツケを押しつけられることのないよう、住環境や保育・教育環境の改善に努めたいと思います。
by takashi_tanioka | 2014-01-14 23:30 | 住居表示 | Comments(3)
31日、朝は京成大久保駅で宣伝。その後は、会議、生活相談などで一日が過ぎました。

習志野市役所仮庁舎の1階入口に市内地図「習志野市INFORMATION」が新設されました。昨日夕方に設置されたようです。
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便利だなと思いながら見てみたら、明日(2月1日)から住居表示が変更される「奏の杜」の場所に「谷津6丁目」の表示がしてありました。「谷津7丁目」も半分かかっていました。ちなみに「谷津1丁目」はかろうじて外れていました。
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住居表示実施済みの地域(谷津1、6、7丁目)の真ん中だけ町名が変わるなんて、全国的に異例のことですから、設置業者も市担当者も気づかなかったのでしょうが、寿命1日だけの地図の表示なんて、ちょっとお粗末ですね。

〔2月2日追記〕
谷津地区の一部の名称が「奏の杜」へ(市役所HP)
by takashi_tanioka | 2013-01-31 23:30 | 住居表示 | Comments(0)
12月議会の最終日、総務常任委員会で可決された「奏の杜」の住居表示に関する請願は、本会議では賛成13名、反対15名、退席(棄権)1名の僅差で一転否決されました。

地域住民が納得できないまま、谷津1、6、7丁目の一部の町名変更、第一中学校の住所変更などの事務手続きが進められています。

ただ、今回の請願提出など粘り強い住民の働きかけにより、これまで住民説明会への出席を避けてきた宮本泰介市長が、「要請があれば自ら出席する」旨の答弁をしたのは一つの成果でした。
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私は、9月議会では総務常任委員会での質疑・討論だけとしましたが、12月議会では日本共産党を代表し、本会議での討論を行ないました。今回の討論では、住居表示法上の問題点とあわせ、開発業者・有力地主に左右される習志野市政への批判も盛り込みました。

これまでの経緯は、カテゴリ「住居表示」の各記事をご覧ください。
2012年6月議会における討論
JR津田沼駅南口開発への見解 など

〔12月議会における請願への賛成討論〕
請願・陳情受理番号第1305号「『奏の杜』の住居表示に関する請願」に賛成、議案第76号と第77号の条例改正2件に反対の討論をします。

請願者は、「住居表示変更の手続きにあたり、住民の理解と協力を得る努力をすること」とあわせ、「住民の理解と協力を得られない場合、住居表示変更に関連する事務手続きや条例改正を中止すること」を求めています。

今回の住居表示変更で影響を受ける地域住民の意思に反する議案を9月議会で提案した宮本泰介市長は、住民説明会に一度も出席しませんでした。市長自身が住民の理解と協力を得る努力を怠っているなか、第一中学校の住所変更や消防署の管轄区域の変更といった事務手続きや条例改正を強引に進めては、将来に禍根を残すことになります。慎重に対応することを求め、2件の議案に反対します。

さて、今回の住居表示変更の最大の問題は、「谷津」が良いか、「奏の杜」が良いかの「名称の好み」にある訳ではありません。住居表示法の目的とされる「合理的な住居表示」と言えるかどうかが問題なのです。

区域をきれいに整理し、新しい名称にした方が住居表示がわかりやすくなるのであれば、賛成できます。しかし今回のように、住居表示実施済みの住宅密集地の真ん中に、全国的に異例のゲリマンダーのような区域を新しく設定し、従来と全く異なる名称をつけるのは、住居表示を非合理的でわかりにくくするものです。

9月議会では「既存市街地と同一の町名とすることは不自然で違和感がある」という討論がありましたが、これは開発業者側に立った詭弁に過ぎません。1977年の住居表示実施の際と全く異なる複雑な区域ができてしまい、住宅が建ちならぶと迷路のような境界になってしまう箇所も生じます。バス通りなど幹線道路に沿った既存の境界を、入り組んだガタガタの境界に変更することこそ、不自然で違和感があります。

宮本泰介市長は、地域住民から「住居表示法第5条の2」に準じた手続きを求められても、やろうとしませんでした。総務省は「第5条の2の手続きをやっても構わない」という見解を示しています。

既存の住居表示と全く異なる区域・境界を設定するのは、もはや「変更」の域を超えており、区域の新設とも言えるほどのものです。それなのに、地域住民の意見を聞くために法的に可能な手段をとらないのは、市長の怠慢です。その手段をとれば、開発業者側に不利になることを見越した態度であり、地域住民への裏切りです。

開発業者や有力地権者が議会内の過半数の議員を抱き込めば、自分達に都合の良いように住居表示の区域や名称を変えられるという悪しき前例がまかり通ってしまっては、習志野市だけでなく全国的にも、住居表示法の運用に汚点を残すことになります。合理的でわかりやすい変更案に戻すことを強く要求します。

住民がほとんど住んでいない段階で住居表示を実施・変更するのも異例のやり方です。この手法を千葉県でやり始めたのは、市当局の資料でも明らかなように、株式会社フジタでした。市川市の妙典土地区画整理事業に続き、JR津田沼駅南口は2度目の事例となります。

今年の7月2日、JR津田沼駅南口土地区画整理区域内のマンション建設現場において、株式会社フジタの上田卓司社長は次のようにあいさつしました。
この津田沼の地におけるプロジェクトは、当社にとって重要なプロジェクトであり、二十数年前から携わっている。この街の「奏の杜」という名前は、区画の近隣の小学校が全国音楽コンクールで優秀な成績を収めているということで、音楽にちなんだ名称にした。

この株式会社フジタの社長の発言は、株式会社フジタがJR津田沼駅南口の市街化調整区域を開発し、自らの手でマンション建設を押し進める準備を20年以上前からちゃくちゃくと進めてきたことを白状するものです。その総仕上げの一つが、マンションを売りやすくするための名称変更と言えます。

開発業者の思惑をごまかすために、地権者が減歩をして大きな負担をしたのだから、区画整理組合の主張を認めてあげようという意見もありました。これは、増進率の計算などをみれば、破たんした主張であることは明らかです。また、住居表示法のどこにも地権者の権利は記載されていません。それなのに、そこに住んでいない地権者が出した陳情が押し通されてしまいました。

住居表示は、そこに住んでいる住民の利便性向上のために行なうものです。開発業者や有力地権者のために行なうものではありません。区域や名称に大幅な変更が必要であれば、影響を受ける周辺住民や、新しく入居する住民の意見を聴き、調整しながら、合理的な変更案を考えるべきです。

千葉県が示している「組合土地区画整理事業の実施手順」のように、「換地処分」までに、JR津田沼駅南口の場合、2014年までに決めればよいことです。市当局の資料によれば、船橋市坪井の区画整理では入居率84.4%の段階、船橋市馬込の宅地開発では入居率62.8%の段階で、地域住民の合意のうえで、住居表示を実施しています。

マンションの建設・販売に合わせようとする株式会社フジタや有力地権者など、開発側の都合を優先させるのは、間違っています。

住居表示を正常な形に引き戻すためにも、本請願に基づき、事務手続きや条例改正をいったん中止することを強く要求します。
by takashi_tanioka | 2012-12-22 14:00 | 住居表示 | Comments(0)
26日、午前10時に12月議会(平成24年第4回定例会)が開会しました。仮庁舎における初めての定例議会となります。

決算認定の討論・採決の後、市長から議案24件の提案理由の説明がありました。地域主権一括法の制定による条例制定・改正が多くを占めています。1件の議案が委員会付託を省略して討論・採決となりました。

市民からも多数の請願・陳情(受理番号1280~1305号)が提出されました。谷津地域の住居表示変更については、「『奏の杜』の住居表示に関する請願」が住民から提出され、日本共産党、新社会党、民主党、みんなの党の各会派代表が紹介議員となりました。請願項目は2点です。

1.住居表示変更の手続きにあたり、谷津の住民の理解と協力を得る努力をすること

2.住民の理解と協力を得られない場合、住居表示変更に関連する事務手続きや条例改正(第一中学校の住所変更など)を中止すること


一般質問は17名の議員から通告が出ています。私の一般質問は12月7日(金)午後3時15分頃からで、住居表示のあり方についても質問します。

第一中学校の住所変更などの議案質疑(本会議)は12月3日(月)です。住居表示の請願の審議は12月12日(水)の総務常任員会です。筋の通った議論を展開したいです。
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写真は住居表示が変更されようとしている地域です。右側が「谷津7丁目」で残り、中央の道路左側の住宅を「奏の杜1丁目」に分断。さらに左側に建設中のショッピングセンター(ベルク)は、「奏の杜2丁目」にしようとしています。

住宅密集地に囲まれた限られた地域だけ、住居表示の区域と名称を分けるのは合理的とは言えません。写真奥の校舎とグラウンドが第一中学校で、「奏の杜1丁目」に予定されています。
by takashi_tanioka | 2012-11-26 23:59 | 住居表示 | Comments(0)
谷津地域の住宅地(谷津1、6、7丁目)の真ん中だけ、新たに区域を設け、従来とまったく別の名称(奏の杜)に変更する住居表示変更に対し、地域住民の批判の声は続いています。

このようななか、宮本泰介市長は、区域内に位置する市立第一中学校の住所変更等の議案(第76~77号)を12月議会で提案する予定です。
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議案勉強会で、私が「保護者に説明しているのか」と質問したところ、市担当者は「説明していない」との回答でした。8月の住民説明会では、出席した保護者やOBからも住居表示変更に批判の声がありました。管弦楽等で有名な第一中学校は地域住民のシンボル的な学校であり、一方的な住所変更に違和感をもつ住民や保護者・生徒は少なくないのではないでしょうか。
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by takashi_tanioka | 2012-11-20 09:00 | 住居表示 | Comments(2)
28日の議会最終日、谷津地域の住居表示変更(議案第52号)について、私は6月議会の議会最終日9月議会の一般質問冒頭、総務常任委員会での質疑・討論で、すでに見解を述べてきたので、今回の本会議では討論しませんでした。
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他の議員の討論を聴いていて、あきれてしまったのが、議案賛成の議員による「開き直り討論」でした。土地区画整理事業の知識のある議員が総務常任委員会で同様の賛成討論をし、その場で私は問題点を指摘しました。しかし、開き直ってほとんど同じ討論を本会議でも繰り返しました。

「地権者の意思を尊重するべき」とする主張に対し、私が委員会等で指摘したことを整理して掲載します。

〔委員会等で指摘したことの要旨〕
住居表示の町の区域や名称を、地権者の意向で全面的に変更することに賛成する主張には、いくつかの点で無理があります。

1.「地権者(地主)が減歩の負担をしたから認めてあげよう」という意見
議案第52号の当該地域については、地権者が減歩をして大きな負担をしたのだから、区画整理組合の主張を認めてあげようという意見がありますが、ごまかしがあります。

土地区画整理事業においては、地権者の土地の資産価値は「増進(開発による地価上昇)」によって保障されるという仕組みになっています。だからこそ、減歩が認められる訳です。

JR津田沼駅南口の場合、増進率(地価上昇率)が1.8倍とされ、34%の減歩をしても地権者の土地の資産価値は保障されるように調整されているはずです。

また逆に、市街化調整区域・農業振興地域であった場所が巨大マンションを建設できる区域に変わったのに、増進率を低く見積もり、34%という異例の低い減歩率としたことが、巨額の公共補助金(税金)を投入することを合理化しました。

土地区画整理事業の仕組みを説明せず、地権者の減歩率ばかり強調するのは的外れです。

2.地権者(地主)が要求すれば、わかりにくい住居表示でも認めるのか
土地の場所や権利の範囲を示すための地番表示と、住民の利便性向上のための住居表示を混同して考えているのではないでしょうか。法的にみても、住居表示は地権者のために実施・変更するものではありません。

当該地域における昭和52年の住居表示実施の際、地域住民の意見を聴きながら、それまでの入り組んだ町の区域を幹線道路等で整理してきました。それをなぜ、非合理的でわかりにくい区域に変更するのか、市長から住民に納得できる説明はされていません。

議案通りに変更すると、住居表示実施(昭和52年)の際と全く異なる複雑な区域ができてしまい、住宅が建ちならぶと迷路のような境界になってしまう箇所も生じます(特に谷津1丁目側)。わかりやすい住居表示、住民の利便性向上につながるとは、とても言えません。

3.地権者(地主)ではなく、地域住民の意見を尊重すべき
住居表示は、そこに住んでいる住民の利便性向上のために行なうものです。区域や名称に大幅な変更が必要であれば、影響を受ける周辺住民や、新しく入居する住民の意見を聴き、調整しながら、合理的な変更案を考えるべきです。

千葉県が示している「組合土地区画整理事業の実施手順」のように、「換地処分」(JR津田沼駅南口の場合、平成26年)までに考えればよいことです。市当局の資料によれば、船橋市坪井の区画整理では入居率84.4%の段階、船橋市馬込の宅地開発では入居率62.8%の段階で、地域住民の合意のうえで、住居表示を実施しています。

マンションの建設・販売に合わせようとするデベロッパーや地権者の都合を優先させるのは、間違っています。
by takashi_tanioka | 2012-09-29 13:50 | 住居表示 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


by takashi_tanioka