谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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カテゴリ:社会科学研究( 29 )

c0236527_01114230.jpg12日午後、社会主義理論学会第73回研究会に参加しました。テーマは「アジア的復古」で、瀬戸宏さん(摂南大学)と石井知章さん(明治大学)の論争が中心でした。

瀬戸さんは「『アジア的復古』を考える-重慶モデルの評価から始めて」のテーマで報告。現代中国の評価について、石井さんなどのアジア的復古論を批判しました。

それに対し、石井さんは「いまなぜアジア的生産様式・アジア的復古論なのか?」のテーマで報告。瀬戸さんの批判に応えました。

正確に要約する自信がないので、両氏の報告内容については、社会主義理論学会HPに掲載予定の会報(次号)をご覧ください。私は瀬戸さんの指摘に妥当性があると考えています。

真っ向から対立するような論をもちながらも、席をならべて自論を報告し、議論をたたかわせる両氏の姿をみると、互いに異論と向き合う、この学会の研究会の良さを感じます。

社会主義理論学会は「自由で民主主義的な社会主義を共に志向する人々が、それぞれの立場の違いを認めあいながらも、たがいに学び、交流し、協同して新たな創造的研究に取り組むこと」を目標に掲げています。

会場は専修大学神田キャンパスの大学院棟でした。専修大学へ行くのは久しぶりでした。約4年間通勤していた水道橋・神田周辺は懐かしいです。
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by takashi_tanioka | 2017-02-12 23:40 | 社会科学研究 | Comments(0)
19日、習志野市文化財発表会「掘り起こされた谷津貝塚-奈良・平安時代の大集落をさぐる-」が開催されました。発表に関連する出土資料の展示もありました。

会場となったのは、発掘現場の近隣の谷津コミュニティセンターのふれあいルーム。立ち見も出る超満員の参加でした。
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習志野市最大の埋蔵文化財包蔵地でした。教育委員会の社会教育課文化財係の職員3名が「谷津貝塚の調査の経過」「谷津貝塚の概要」「谷津貝塚から見つかったモノ」の順で発表しました。
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「谷津貝塚の概要」の発表では、集落の特徴として、農耕と漁撈のほか、ウシの飼育が行なわれていたことが報告されました。14頭以上の牛骨が出土したそうです。
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下総国府(現在の市川市)と上総国府(現在の市原市)を結ぶ古代東海道沿いの拠点的集落の一つだったようです。この地域には「浮島牛牧」「高津馬牧」などの官牧もありました。
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「谷津貝塚から見つかったモノ」の発表では、1月の発表会で報告されたモノのほか、官衙(役所)に関する遺物、多数の墨書土器の出土が紹介されました。
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習志野市HP掲載の出土品の写真をご覧ください。報告書も刊行されています。(当初「展示品のインターネット公開はできない」と書きましたが、公開可だったので訂正します。)





まあ、こういう遺跡を潰したがる開発業者は嫌がるかも知れませんが、このような文化財発表会や展示は今後も積極的に取り組んでもらいたいです。埋蔵文化財は国民の貴重な共有財産です。

by takashi_tanioka | 2016-11-19 23:30 | 社会科学研究 | Comments(0)
11月19日、習志野市文化財発表会「掘り起こされた谷津貝塚-奈良・平安時代の大集落をさぐる-」が開催されます。

入場無料で、2時間近くの発表会のほか、発表に関連する出土資料の展示もあります。詳しくは、習志野市HPをご覧ください。→こちら

○11月19日(土)午後1時30分~午後4時

○谷津コミュニティセンター・ふれあいルーム

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案内チラシによると、谷津貝塚は、奏の杜、谷津1丁目・5丁目の一部にかけての広い範囲にわたる遺跡です。

1997年以降の数多くの発掘調査、特にJR津田沼駅南口土地区画整理事業にともなう発掘調査により、奈良時代~平安時代の大規模な集落跡や、旧石器時代の石器集中地点などが明らかとなりました。

今回の発表会では、これまでの調査成果をふり返り、古代の人々がどのような暮らしを営んでいたのかを紹介するそうです。

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日本共産党は「現地への案内板の設置、出土品の展示、市民への報告会などに力を入れるべき」と繰り返し求め、発掘時の現地見学会を2回実施することができました。

今年の3月議会の私の一般質問でも、市民向けの文化財発表会を再度要望していました。

19日は、同じ時間帯に安倍政権の暴走止めよう!自衛隊は戦地に行くな!11・19国会議員会館前行動がありますが、私は、この日は文化財発表会の方へ行こうと考えています。

〔参考〕千葉県北西部地区文化財行政担当者連絡協議会主催の発表会

今年1月の発表会では、谷津貝塚の発表時間は30分程度でしたが、内容が濃く、興味深い発表でした。下のブログで、発表時の写真やチラシをアップしています。



by takashi_tanioka | 2016-11-08 23:30 | 社会科学研究 | Comments(4)
2日午後、社会主義理論学会第72回研究会に参加しました。テーマは「キューバの経済と社会:社会主義モデルの変革の現状と課題」でした。

報告者は、オマール・エベルレ二・ペレスさん(ハバナ大学教授、元キューバ経済研究所所長)。コメンテーターは、クラウディオ・モンゾンさん(キューバ共和国外務省アジア局勤務、文科省給付慶應義塾大学留学生)でした。

新藤通弘さん(アジア・アフリカ研究所所員)が全体を通して通訳を務めました。

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ペレスさんは、現在のキューバ経済の歴史的位置の説明で、ホセ・ルイス・ロドリゲス元経済相の言葉を引用しました。

「問題は、キューバの社会主義のモデルの不十分さを解決することは、これ以上延ばすことはできないということである。このモデルは、外国からの金融を通じて発展するという社会的条件をつくってきた。しかし、キューバ自身の基盤の上で経済の再生産を達成できるようにすることが求められているのである。」(ロドリゲス元経済相)

そして、経済改革の現状と課題を解説していきました。

現在のキューバ経済は、1960~70年代のユーゴスラヴィアやハンガリーの経済改革、1980年代に他のソ連・東欧諸国が取り組んだ経済改革よりも初歩的な段階のように、私は感じました。

約25年前に大学・大学院で研究したソ連・東欧諸国の経済改革を思い出し、「懐かしかった」です。ペレスさんとしては「ベトナムのような道」を考えているようです。

中国やベトナムのように、政治面では共産党政権を維持しながら、経済面では資本主義的政策を導入していくと、将来的に「政治的歪み」が生じると私は考えます。たとえば、新たに誕生する資本家階級の政治的受け皿の準備は、そのひとつです。

ペレスさんは、「経済改革」と「米国との正常化」が同時に進むなか、今後2年間は「新しい選挙法」「新しい憲法」「新たな国家評議会議長の選出」が課題になると述べました。

ペレスさんと考え方が少し違いますが、新藤さんがアジア経済研究所の「アジ研ワールド・トレンド」に分析リポートを投稿しています。キューバ経済を考えるうえで、参考になります。



偶然ですが、ちょうど20年前(1996年)に一人で、10年前(2006年)に妻と二人で、キューバを旅行しています。

1996年の初めての訪問は、キューバ映画「苺とチョコレート」を観たのがきっかけでした。サルサが日本で流行し、キューバの日本人観光客が急増した年でした。

2006年のときは、映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」など、チェ・ゲバラを主人公にした映画が何作か作成された頃でした。ゲバラの墓・記念碑、キューバ革命の史跡を目当てに、様々な国の青年がキューバを旅行していました。

妻と旅行したときは「また10年後に来たいね」と話をしていたのですが、今の我が家は、とても海外旅行をできる状況ではありません。でも、いつかは、再びキューバへ行ってみたいです。

by takashi_tanioka | 2016-10-02 23:40 | 社会科学研究 | Comments(0)
24日、社会主義理論学会第27回研究集会に参加しました。統一テーマは「ロシア革命100年を前に」で、2名の研究者から報告がありました。
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まず、森岡真史さん(立命館大学教授)が「ソヴィエト社会主義の形成過程における模索と選択」のテーマで報告。3月に発表した論文「初期ソヴェト経済政策における模索と選択-社会主義への意図せざる突進」(「立命館国際研究」第28巻3号)をベースにした報告でした。

森岡さんは、経済理論、経済思想史、比較経済体制論と幅広く研究活動をされており、近年はボリス・ブルツクスの研究で有名になりました。

この研究集会での報告は、「レーニンは1917年秋の時点では、権力奪取後直ちにロシアに社会主義を導入することは想定していなかった」にもかかわらず、「ロシアにおける資本主義的諸制度は十月革命から数ヶ月間で破壊され」「社会主義への意図せざる突進が生じた」ことについての考察でした。

特に印象的だったのが、公務員ストライキ(サボタージュ)のソヴィエト政府への打撃です。公務員や民間銀行などとの闘争のために、資本主義に対して破壊的な政策を選ぶ方向へレーニンが急速に変化したと説明します。

詳しくは、上記の論文を読んでください。立命館大学HPの立命館国際研究28巻(2015年度)からダウンロードすることができます。

次に、村岡到さん(『フラタニティ』編集長)が「ソ連邦の崩壊とマルクス主義の責任」のテーマで報告。こちらはソ連史ではなく、主に日本におけるマルクス主義の理論と運動に関するものでした。

村岡さんがこれまで指摘してきた諸課題をまとめて報告。私からは、村岡さんが主張する「生活カード制」と消費財市場・生産財市場における需給調整、経済計算論争との関係、マルクス主義憲法学への批判、立憲主義・憲法の評価について質問しました。

年1回の研究集会への参加は3年ぶりでした。4月は意外と行事が多く、参加できないことが少なくありません。
未来社会と社会主義を考える(2013年4月)
by takashi_tanioka | 2016-04-24 23:40 | 社会科学研究 | Comments(0)
5日~6日、第5回日中社会主義フォーラムが慶應義塾大学で開催されました。社会主義理論学会と科学研究費補助金「中国特色社会主義の多角的研究」プロジェクトの主催です。私は1日目(5日)のみ参加しました。

日中社会主義フォーラムは、2008年度からほぼ隔年で開催されており、今回で5回目です。私は初めての参加でした。詳しくは、下記のウェブページをご覧ください。

中国特色社会主義の多角的研究(科学研究費助成事業データベース)

社会主義理論学会HP

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5日の第1報告者は、大西広さん(慶應義塾大学教授)で、テーマは「高成長から中成長に向かう中国-マルクス派最適成長モデルによる予測」。
レジュメの表題は「投資依存型経済からの脱却と『中成長の罠』-2部門最適成長モデルによる分析と予測」でした。大西さんによる「マルクス派最適成長モデル」により、中国経済のゼロ成長化の時期を予測し、今後の課題を述べました。マルクスが論じなかった最適資本労働比率について、それが存在するという視点で議論を展開します。

第2報告者は、張光明さん(北京大学国際関係学院教授)で、テーマは「民主、社会主義と市場」。
社会主義における市場経済の必要性を「個人の自由と民主」の観点から論じるものでした。陳独秀の主張を再評価する報告があり、日本側の研究者から驚かれていました。

第3報告者は、聴濤弘さん(国際問題研究家、元参議院議員)で、テーマは「社会主義の多様性か混乱か」。
マルクスの共産主義思想を「人間の本性は『類的存在』すなわち共同性と意識性(動物との違い)にある。それが私的所有の成立によって利己心をもつ人間に変わった。したがって、私的所有の廃絶によって共同性と意識性という人間の本性を高い次元で再建する必要がある」とし、「今日における実現可能な社会主義」を探求するものでした。

第4報告者は、李延明さん(中国社会科学院マルクス主義研究院研究員)で、テーマは「柳暗けれども花明るくまた一村:自然主義のマルクス主義」。
これまでの共産主義運動の失敗(特権階級の出現など)の原因を論じ、「自然主義のマルクス主義」によって「過去の理論と実践への一連の認識と評価を刷新する」ことを主張するものでした。

第5報告者は、田上孝一さん(立正大学講師、社会主義理論学会事務局長)で、テーマは「マルクス理論の基本構造-マルクスのマルクス主義のために」。
疎外論は、初期マルクスの一過性の理論ではなく、「資本論」にいたるマルクスの全生涯において社会の把握と批判のための基本原理になっていたという報告でした。私が大学で学んだユーゴスラヴィア労働者自主管理の議論(ソ連型社会主義の批判など)でも、「疎外」や「アソシエーション」がキーワードの一つでした。

都合により、最後の総合討論の前に帰宅しました。日本側の研究者の報告は様々な形で過去聴いたことがあるのですが、中国側の研究者の報告は初めて聴くものもありました。有意義な研究会でした。
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市議会議員になってからは、江戸川を越えることが少なくなりました。学会・研究会は東京都内の空気を吸う数少ない機会です。写真は、三田の慶應義塾大学東門と東京タワーです。

6日、朝はマンション管理組合のクリーンデーに参加。その後、3月議会の議案を検討したり、地域の訪問活動をしたりでした。
by takashi_tanioka | 2016-03-06 23:30 | 社会科学研究 | Comments(0)
c0236527_6361062.jpg13日、「経済思想史のなかの『資本論』」をテーマにした学習会に参加。講師は、屋嘉宗彦さん(法政大学教授、法政大学沖縄文化研究所副所長)でした。

主催は「贅沢な勉強会ふなばし」という団体。一般的に学習会の報告は1時間以内ですが、この会は報告が4時間以上もあり、そういった意味で「贅沢」と名づけたそうです。私は2年ぶりに参加しました。
新福祉国家構想と社会主義(2013年11月)

この日は休憩なしで4時間半。大学の講義よりも長時間で、久々に「講義を受講した」という感じでした。

屋嘉さんは「月刊経済」の2015年12月号の「特集:戦後70年の日本資本主義」に論文「ピケティとマルクス-貧富の格差拡大に対して」を寄稿していたので、その話かなと思って参加してみたら、マルクスを軸に近現代の経済思想史を整理した内容でした。

W.ペティ、F.ケネー、A.スミス、T.M.マルサス、D.リカード、K.マルクスの流れで経済思想を解説し、剰余価値論をわかりやすく説明しました。その後、L.ワルラス、J.M.ケインズ、新自由主義の経済思想を解説。ケインズ経済学もうまくまとめて説明しました。

ステレオタイプなケインズ批判ではなく、ケインズの理論体系の「美しさ」を評価しつつも、「資本の内在的矛盾」に目を向けなかった弱点を上手に説明していました。

「月刊経済」2012年5月号の論文「ケインズ、新自由主義とマルクス-資本主義批判と社会認識の変革」に近い講義内容でした。普通にやれば半年間かかる講義を4時間半に圧縮しており、内容の濃い学習会でした。
by takashi_tanioka | 2016-02-13 23:30 | 社会科学研究 | Comments(0)
30日、千葉県北西部地区文化財行政担当者連絡協議会主催の文化財発表会「これって何?-くらしの中の知恵と技-」が習志野市民会館で開催されました。習志野市の発表まで参加しました。

習志野市の発表は、JR津田沼駅南口の奏の杜地区の「谷津貝塚埋蔵文化財発掘調査」について。テーマは「暮らしの道具、祈りの道具~古代の鈴・焼印・施錠具~」で、習志野市教育委員会の岩田薫さんが発表しました。立派な発表でした。
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奏の杜地区(谷津貝塚)では様々な鉄製品が出土しました。今回は特に、施錠具と焼印の特徴が報告されました。
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鈴も多数出土したそうです。一人30分の持ち時間でしたが、それに納まらず時間オーバーとなりました。そのため、後半の鈴の説明は駆足になりました。
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隣接の大久保公民館集会室では、出土品や説明パネルなどの展示会が開催されていました。多くの人が観ていました。
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習志野市の「谷津貝塚埋蔵文化財発掘調査」のコーナー。習志野市には郷土資料館・博物館がないので、このような展示はなかなか観る機会がありません。
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習志野市教育委員会の発表は、多くの市民に関心をもってもらえるものだと思います。市独自で講演会・展示会を企画したり、学校教育に活かしたりしてもらいたいです。

習志野市文化財審議会(平成27年度第2回)が2月19日に開催され、今年度の文化財行政の報告があります。傍聴希望の方はこちらをご覧ください。

かつては「非公開」の密室審議でした。議会質問で繰り返し要求し、今では公開されるようになりました。習志野市には、谷津貝塚以外にも多くの遺跡があります。

実籾3丁目遺跡出土土器が市指定文化財へ-文化財審議会(2013年8月)
by takashi_tanioka | 2016-01-30 23:40 | 社会科学研究 | Comments(0)
1月30日、千葉県北西部地区文化財行政担当者連絡協議会主催で、文化財発表会「これって何?-くらしの中の知恵と技-」が開催されます。

入場無料で、発表に関連する資料の展示会や、古墳時代にさかのぼる組紐の技法「クテ打」を体験するワークショップも開催されます。詳しくは、習志野市HPをご覧ください。→こちら

○1月30日(土)午前9時30分~午後5時
○習志野市民会館・大久保公民館(京成大久保駅南側)

〔発表会〕市民会館ホール:午前9時30分~午後4時10分

〔展示会〕公民館3階集会室:午前9時30分~午後5時

〔ワークショップ〕市民会館2階ロビー:午後0時30分~午後1時30分(先着順)

谷津・奏の杜に関する研究発表や資料展示もあります。案内チラシには次のように書かれています。

JR津田沼駅の南側に「奏の杜」という新しい街が広がっています。この場所には、今から1100~1300年前に大きなムラ(谷津貝塚)が存在していました。ムラからは、様々な生活の道具が出土しています。

今回の発表会では、谷津貝塚をはじめとして、北西部地区で生活をしていた人々がくらしの中でどのように知恵を出し、技術を駆使してきたのかに迫ります。
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このほか、新しく習志野市指定文化財となった「谷津貝塚出土墨書土器」や「谷津貝塚出土瓦塔」などが、習志野市総合教育センター・1階ロビーに展示されています。

新指定文化財「谷津貝塚出土墨書土器」ほかを展示します(習志野市HP)

谷津貝塚については、JR津田沼駅南口開発の推進が優先されるなか、埋蔵文化財保護や遺跡見学会を市議会で繰り返し要求してきました。思い出深い議会質問です。

かつては「非公開」だった習志野市文化財審議会についても、私がしつこく議会質問をし、いまでは公開されるようになりました。2月19日に今年度第2回の文化財審議会が開催されます。

平成27年度第2回習志野市文化財審議会の開催について(習志野市HP)

安倍政権は「愛国心」の名で国家権力を敬うことを強制してきますが、そういうことを礼賛する人達は、得てして大規模開発・文化財破壊を推進する側(大手不動産・建設業界など)にいます。

民衆の側から民族の歴史・文化を大切にする運動が大切だと思います。よろしければ、2年前のブログをご覧ください。

谷津貝塚出土資料展示会-埋蔵文化財は「国民共有の財産」(2013年12月)
by takashi_tanioka | 2016-01-21 23:30 | 社会科学研究 | Comments(0)
1日午後、社会主義理論学会第70回研究会に参加しました。旧ソ連でペレストロイカが試みられていた1988年に設立された学会で、私も当時から入会しています。

田畑稔さん(季報「唯物論研究」編集長)が「『アソシエーションの理論と実践』の前進へ」をテーマに報告。5月刊行の著書「増補新版 マルクスとアソシエーション-マルクス再読の試み」(新泉社)をベースにした報告でした。
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田畑さんによれば、19世紀フランスの思想家トクヴィルは著書「アメリカのデモクラシー」で、「近代人は、アソシエイトする技(わざ)を身につけなければ、国家の奴隷になる」と強調したそうです。この間の戦争法反対の運動のなかで「SEALDs」や「学者の会」は、そのことを学んできたと田畑さんは指摘しました。

また、社会主義の刷新のためには、「ソ連型社会主義」や、ロシア経由の「マルクス・レーニン主義」の根本的総括と克服が不可欠と主張。マルクス本来のアソシエーション論の再読の必要性を説きました。

私は田畑さんの著作をきちんと読んでおらず、この日の報告だけでは、どのような運動や社会をめざしているのか十分理解できませんでした。

ソ連型社会主義の運動・体制のもとで、マルクスの「アソシエーション」の概念が軽視されてきたのは事実であり、その再読の重要性については理解できます。これからも追っていきたい課題です。
by takashi_tanioka | 2015-11-01 23:40 | 社会科学研究 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


by takashi_tanioka