谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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谷津3丁目の特別養護老人ホームの建設が3月1日着工となります。国有地(旧建設省官舎跡地)の定期借地(50年)で、社会福祉法人豊立会が建設します。

谷津3丁目国有地を活用した特別養護老人ホーム整備運営法人(市役所HP)

地上3階建て。低層住宅地に囲まれているため、周辺住民・町会の方々から意見を聴いて調整したうえでの建設計画です。

特別養護老人ホーム90床(従来型60床、ユニット型30床)、ショートステイ10床(ユニット型)の計画です。建築看板によると、名称は「(仮称)特別養護老人ホーム玲光苑習志野ローズ館」です。
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日刊紙配達のときに撮影した写真です。31日で1月は終わり。昨年12月から子ども達の病気・入院、1月からの妻の職場復帰で、あっと言う間に年末年始の月が終わりました。

子ども達の看病と保育所送迎のため、谷津・津田沼・大久保の駅頭での活動報告・議会報告は各1回だけでした。2月は、18日に定例議会(3月議会)が開会。時間調整しながら、12月議会の報告、3月議会の準備を進めていきたいと思います。
by takashi_tanioka | 2014-01-31 23:30 | 議員活動 | Comments(0)
30日、大久保公民館で開催された第2回大久保地区の公共施設再生・再編に関する説明会に参加しました。後半は質疑応答で、市役所HPで資料・録画が公開されています。

第2回大久保地区の公共施設再生・再編に関する説明会(市役所HP)

市当局が参加者数を何人で発表するかは不明ですが、今回の会場の様子や、もう一つの会場(ゆうゆう館)に行った人の話からすると、4分の1は市職員だったようです。ゆうゆう館の方では、子育て世代の住民の参加が以前よりも多かったそうで、良いことだと思います。

c0236527_8103963.jpg計画案について、私も質問しました。制限時間が短かったので、「京成大久保駅前の習志野市民会館の廃止は考えていないのか」という質問に絞りました。

市民から寄せられた意見をもとにした質問でしたが、議会で質問すると日本共産党の見解と誤解されかねないので、この機会を利用して一個人として質問しました。要旨は以下の通りです。

JR津田沼駅前の習志野文化ホールの直営化を聞き、「市内に数百人入るホール・会館が2つ必要なのか」という意見が出ている。文化ホールは、隣接のモリシアホールと合わせて使えば、様々な規模の集まりに利用できるのに、「なぜ、大久保地区に市民会館を建てかえるのか」と言う人もいる。京成大久保駅前には大型施設を建設し、身近な施設は次々と廃止するやり方に対し、他地域では「市長選対策ではないか」と言う人も実際にいる。どうしても統廃合するなら、市民会館を廃止して、社会教育法や児童福祉法で規定された施設を優先してはどうかという考えもあるが、市の見解を質問したい。

第1回説明会(昨年7月)の講師・清水義次さん(東洋大学教授、株式会社アフタヌーンソサエティ代表取締役)が主張した「公共施設を集める・減らす」「公共施設と民間施設は合築することで双方にメリットがある 」をストレートに実践したいのであれば、市内最大の駅(JR津田沼駅)があり、最大の商業地域に位置する習志野文化ホールに会館機能を集約すれば良いのです。

前市長のときから市担当者が大久保地区をモデル事業として説明していたことは、私は承知しています。ただ、京成大久保駅近辺の町会の建設歓迎ムードに乗じて、大規模複合施設への統廃合を正当化する方向へどんどん進んでいることには、強い違和感を覚えます。

私は、「自宅近くへの建設を歓迎するばかりで、他地域の住民の困難には無関心」という駅近辺のムードに反発があり、駅近辺の町会役員が「藤崎図書館の廃止は困る」と主張する人の悪口を言っているのを耳にしたこともあり、苦言を呈したい気分でした。今回は、半分いやみを込めた質問と言えます。

私以外の質疑応答も、録画映像で視ることができます。参加者(市民)の質問・意見を生の姿で公開するのは良い試みだと思います。下記リンクからご覧ください。

第2回大久保地区説明会の録画映像

〔備考〕第1回説明会の基調講演について
by takashi_tanioka | 2014-01-30 23:30 | 公共施設再生 | Comments(0)
c0236527_4272059.jpg28日は、インフルエンザの長男の面倒をみながら、3月議会の準備を進めました。今日の研究・検討課題は、公共施設再生計画、学校施設再生計画、第2期こども園計画です。

インターネットを使うと、自宅でも様々な情報が収集できるので便利です。久しぶりに、ほとんど一日を自宅で過ごしました。

朝と夕方だけ、長女の保育所送迎のために、祖父母宅(本大久保)と谷津南保育所を自動車で往復しました。

1月下旬は、頭の痛くなる会議等が多く、思うところを書いたブログもまとまりが悪く、何日か分の公開を躊躇してきました。この2~3日で文章を整理し、順次公開しました。よろしければ、下記リンクからご覧ください。

根本劇場の展開(1)-公共施設再生に関するシンポジウム(1月15日)

根本劇場の展開(2)-習志野市公共施設再生・地域活性化委員会(1月21日)

谷津貝塚出土資料展示会-総合教育センターにて(1月22日)

教育委員の思考停止-学校施設再生計画、第2期こども園計画(1月22日)

新庁舎建設が140億円規模へ-公共施設調査特別委員会(1月23日)
by takashi_tanioka | 2014-01-28 23:30 | 議員活動 | Comments(0)

今週はインフルエンザ

c0236527_7581818.jpg次男の水ぼうそうが完治し、やれやれと思っていたら、今度は長男がインフルエンザになりました。

子どもが3人いると、冬場は週替わりメニューのように病気になっていきます。特にきょうだいで感染してしまうと大変で、子どもの医療費助成の重要性を実感します。

昨年は家族でインフルエンザにかかってしまったので、今年は家族全員で予防接種をしたのですが、感染してしまいました。

今回は念のため、長女・次男を祖父母宅へ避難させました。当面、長女・次男を妻が、長男を私が面倒をみることにしました。

長男は寝るかゴロゴロしているかなので、普段の暴れまくっているときよりも楽。むしろ、おとなしくて、すなおなので、かわいいものです。

長い時間一人で留守番させるのは不安。今週は議会がないので、3月議会へ向けた準備をしながら、家事をしています。
by takashi_tanioka | 2014-01-27 23:30 | 子育て・家族 | Comments(0)
c0236527_8525899.jpg25日、千葉西民主商工会の新春の集いがありました。私は、妻が仕事から帰ってくるまで子守り担当だったため、途中からの参加となってしまいました。

前半が落語などの企画、後半があいさつや運動・活動の交流でした。私は、国民健康保険・後期高齢者医療の保険料値上げなど、社会保障改悪の動きとたたかいについて話しました。

私のほか、小松実・千葉県議中村公江・千葉市議、市川寿子・習志野市議も参加。中村議員はフルート演奏を披露しました。
by takashi_tanioka | 2014-01-25 23:30 | 習志野市政 | Comments(1)
c0236527_815554.jpg24日、午前11時から千葉県後期高齢者医療広域連合議会の議会運営委員会、午後1時30分から全員協議会・議案説明会に出席しました。専用の議場はなく、ホテルを借りて会場にしています。

2月7日の定例会(平成26年第1回)の運営と議題について。主な議案は新年度予算案や条例改正で、保険料率の引き上げが説明されました。

そもそも、収入が限られている75歳以上の高齢者にとって高すぎる保険料です。その上昇抑制のために、保険料調整基金を全額繰り入れるなどしても、保険料値上げとなってしまいます。

「低所得者層の負担軽減」のために「均等割の2割・5割軽減対象の拡大」が説明されましたが、高齢者世帯の多くは軽減対象になりません。

保険料率の上昇が避けられない制度設計になっていることに根本原因がありますが、財政安定化基金からの繰り入れを全くしない方針にも問題があります。

昨年11月の定例会(平成25年第2回)における私の一般質問に対し、「保険料率の上昇を可能な限り抑制する ・・・ 財政安定化基金の活用を検討する」との答弁がありました。2か月前の答弁と、今回の対応の違いについては、議案質疑で明らかにしたいと思います。

千葉県の方針が変化した背景には、全国の都道府県が財政安定化基金を活用しようとしていることに対し、厚生労働省が「先の短い高齢者に金を使うな」と圧力をかけていることがあると考えられます。

後期医療制度・保険料抑制に圧力-厚労省「高齢者に金使うな」(しんぶん赤旗HP)

会議後、他の広域連合議員とも相談しながら議会準備。そこで困ったのが、議会申し合わせ事項です。質疑・質問の時間制限が短いうえ、通告締切りが、一般質問は1週間前、議案質疑は5日前です。討論の通告も3日前が締切りです。

5千億円近い予算案を一日の定例会の質疑・討論・採決で決定するのも問題ですが、質問して答弁を受ける3日前に、「賛成討論」をするのか、「反対討論」をするのか、通告しなければならない変なやり方です。

定例会出席は2回目となりますが、無理のある議会運営だと感じます。議会運営委員会では、この申し合わせに至る経過について、資料の提出を求めました。
by takashi_tanioka | 2014-01-24 23:30 | 広域連合議会 | Comments(0)
23日、公共施設調査特別委員会がありました。議題は、①新庁舎建設の現状と概算事業費、②公共施設再生計画案でした。
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新庁舎建設については、前回まで基本設計案が説明され、議会からの要望が出されてきました。今回は、①事業費が当初予定の90億円から約140億円へ増加すること、②工期延長、工事区分の見直しにより、財政負担の平準化を図ることなどが説明されました。

「最近の急激な資材や労務費の高騰、消費税アップなど、建設事業を巡る急激な環境変化及び、市庁舎機能として防犯、防災、環境対策などの庁舎機能を充実強化した結果、大幅に増加した」との説明でした。

〔参考〕新庁舎基本設計案の一部(2013年11月時点)

市庁舎は第1期工事(2014~18年度)とし、事業費109億9800万円を計上。消防庁舎は第2期工事(2018~21年度)とし、事業費20億5100万円を計上。合わせて130億4900万円ですが、基本設計案のうち、多目的ホール(4億円)ははずされており、建設時期を再検討とされています。

また、消防訓練施設棟の建設で3億900万円、保健会館の改修で2億円を予定しており、これら関連する建設・改修経費を加えると、総計が約140億円となります。このほか、事務経費、備品類・引越しなどの経費が10億円以上かかります。

日本共産党は、2012年4月の市政報告会で、専門家から旧庁舎の耐震性等の報告をしてもらい、4点の見解を出しています。
①本庁舎の危険性、建てかえの必要性は認める。
②住民福祉、防災の拠点としてふさわしい市庁舎にする。
③市民負担を軽減する建設手法・資金調達を要求する。
④民間活力導入(PFI)の結論先にありきの計画推進は認めない。

基本設計案をみる限り、延床面積・配置に特に問題があるとは言えませんし、豪華な施設を考えている訳でもないようです。しかし、当初予定90億円から50億円も超過することについては、その内容を精査し、市民負担を軽減する方法を考える必要があると思います。

新庁舎建設に向けて(市役所HP)

もう一つの議題は、公共施設再生計画案。一通りの説明を受けましたが、2日前に開催された審議会(公共施設再生・地域活性化委員会)で配布された案から何ページも差し替えられていることに驚きました。

資産管理室は、2月1日から市民に最終案を公表してパブリックコメントを実施するとしています。ところが、公表まで10日間を切っているのに、関係部署との調整が終わっていません。

市民が利用する多数の公共施設を大幅に統廃合する長期計画(25年計画)であるにも関わらず、庁内全体の調整を残り1週間で完了させるのは無謀と思われます。

委員会では、財政課作成の新庁舎建設や文化ホール改修の財政予測と、資産管理室作成の公共施設再生計画案の数値の食い違い(数十億円)を私から指摘。計画案の数値の修正を求めました。

また、学校施設再生計画や第2期こども園計画では、2020年度以降のことは、これから検討するかのように記載されています。ところが、公共施設再生計画案では、小中学校などの統廃合、廃校跡地などの売却(10ヘクタール以上)も明記される予定です。この記述の違いについて、「市民・保護者の目には、ごまかされているように映る」と私から指摘しました。

庁内で調整が完了しないままの推進、市民に疑念を抱かせるような記述は問題です。私は委員会で、最終案の公表とパブリックコメントの実施を延期すべきと指摘しました。

公共施設の再生(市役所HP)
by takashi_tanioka | 2014-01-23 23:30 | 公共施設再生 | Comments(0)
c0236527_1923260.jpg22日、習志野市教育委員会の第1回定例会を傍聴。習志野市学校施設再生計画が主な議案でした。

この計画は、公共施設再生計画のうち、学校施設の具体的な対応をまとめたものです。小中学校の統廃合を見すえ、「学校施設の適正規模の検討」「学区見直しの検討」「小中一貫教育等の検討」が重要な位置を占めています。

他方、上位にある公共施設再生計画の案では、38人学級を前提に、袖ヶ浦東小学校・袖ヶ浦西小学校・第三中学校の統廃合・複合化(併設)、秋津幼稚園・香澄幼稚園・秋津保育所・秋津小学校・香澄小学校・第七中学校の統廃合・複合化(併設)などの案が明記されています。

このように上位計画の案では、他の先進国並みに30人以下学級を実現することは、まったく考慮されていません。袖ヶ浦・秋津・香澄などの廃校跡地は売却する方向です。市民説明会でも、その方向性が話されました。

ところが、学校施設再生計画には、これらの記述はありません。これから検討を始めるような記述となっています。上位計画をふまえれば、学校施設再生計画は小中学校の統廃合へつながる計画となるにも関わらず、5名の教育委員は「質疑なし」で採決。全員の賛成で承認されました。
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昨年12月の定例会の会議録をみると、市立保育所・幼稚園の統廃合を推進する「こども園整備と既存市立幼稚園・保育所の再編計画(第2期計画)」も、パブリックコメントで217件もの意見が保護者会や市民から寄せられたにも関わらず、文言修正しかしない事務局提案を、「質疑なし」で全員賛成としました。

昨年9月の定例会で、社会教育施設を中心に施設半減を強いる「生涯学習施設改修整備計画」を35分程度の協議で承認したときも、市議会で厳しく批判しましたが、質疑なし(=0分)というのは、さらに驚きました。

仮に、非の打ち所がない計画で100%賛成なら、黙って賛成でも良いでしょう。しかし、統廃合や大規模化、少人数学級、学区変更など、上位計画と食い違う見解をもつ教育委員もいるようなのに、いざ議案が出てくると、黙って賛成。うやむやにしてその場をしのぐ、思考停止です。

c0236527_19255222.jpg他の協議事項で呆れたのが、総合教育センターのプラネタリウム館に関する教育委員長の発言。「再開」を希望しているようでしたが、公共施設再生計画案では「廃止」を想定した記述となっています。委員長はこの計画案を読んでいないようで、ごまかしの事務局答弁を聞いて終わりです。

教育委員会は、諮問に答えるだけの審議会ではなく、執行権をもつ行政委員会。すなわち、5名の教育委員(合議制)が、習志野市の教育行政の責任者です。不勉強・現実逃避・役人任せと言っても言い過ぎでないような現状は困ります。

昨年12月の定例会で非公開とされた「通学区域審議会への諮問」も、やっと公開された会議録を読むと、事務局案のただの追認。質疑はあったものの、谷津小学校の過大規模校化への対応など、責任者としての自覚のない議論と思えます。

学校施設再生計画には、小中学校の学級推計(下の表)が掲載されていましたが、これについても質疑なし。教育行政の責任者として、きちんと仕事をしてもらいたいものです。

ぜひ皆さんも、教育委員会定例会や通学区域審議会などの会議録を読み比べてみてください。

教育委員会の会議録(市役所HP)

通学区域審議会の会議録(市役所HP)

教育委員会・平成25年12月の会議録(市役所HP)
→第2期こども園計画への「質疑なし」の賛成、谷津・奏の杜の学校問題に関する教育委員の発言を読むことができます。

小学校学級推計の1(学校施設再生計画の資料)
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小学校学級推計の2(学校施設再生計画の資料)
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中学校学級推計(学校施設再生計画の資料)
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by takashi_tanioka | 2014-01-22 23:40 | 公共施設再生 | Comments(0)
22日、総合教育センター(東習志野)で開催中の谷津貝塚出土資料展示会へ行きました。内容は、昨年11月に谷津コミュニティセンターで開催されたときと同じです。そのときの感想(2013年11月17日のブログ)もご覧ください。
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今回は、浮嶋に関する説明(下に抜粋)が印象に残りました。旧・東海道は、東京湾を船で渡って房総半島から北西へ延びていました。その宿場「浮嶋駅」が習志野市近辺にありました。谷津貝塚と浮嶋との関係(文化的な重要性)について、私は議会で取り上げたことがあり、興味深い説明でした。

平安時代の法令集「延喜式」(927年完成、967年施行)には、下総国の官有の牛牧として「浮嶋牛牧(浮島牛牧)」が挙げられています。東海道の駅家(役人のための馬の中継施設)である浮嶋(浮島)駅は、現在の船橋~幕張のどこかの東京湾岸域にあったとする説が有力ですので、8~9世紀に谷津貝塚の近くにあったであろう牧場と、10世紀の「浮嶋牛牧(浮島牛牧)」が関連する可能性があります。ただし、出土した焼印(9世紀)の印面は、8世紀末に規定された私牧(民間の牧)の焼印の大きさに近く、少なくともこの焼印が示す牧は、官牧ではなく私牧であった可能性のほうが高いと考えられています。

総合教育センターには、市内全域の埋蔵文化財も常設展示されています。習志野市には郷土資料館・博物館がなく、このような展示が日常的に観られるのは、このコーナーくらいです。
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「村絵図でめぐる実籾」という展示もあり、江戸時代の実籾村(旗本領)が地図とともに説明されていました。
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総合教育センターは学校教育関係の施設ですが、社会教育に関する展示もいくつかあります。公共施設再生計画では統廃合の対象とされています。
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市内谷津の書家・吉原聚堂さんの作品も展示されていました。
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市内大久保の陶芸家・石井末一さんの作品も展示。このほか、展示品の一部が総合教育センターHP(ギャラリー)で公開されています。
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by takashi_tanioka | 2014-01-22 23:30 | 社会科学研究 | Comments(0)
21日、習志野市公共施設再生・地域活性化委員会(第3回)を傍聴しました。今回で最終回のようでしたが、最後まで、何のためにやっているのかわからない委員会(審議会)でした。

特定地域再生事業費補助金事業としての基本方針(下記)に基づき、第1回委員会で事務局(資産管理室)から、いくつかの課題が提示されていました。

公共施設の再生に関するこれまでの取り組みにより確立した「総論」から、個別具体的な施設に対して手段やスケジュールを明確にした「各論」へと進めるにあたり、行政改革的視点から、地域再生・まちづくりの視点へと移らなければならない。

平成25年度特定地域再生事業費補助金事業の概要(首相官邸HP)

大久保地区公共施設再生計画(モデル事業)を中心に、この議論を深めていくのかと思ったら、第2~3回は、公共施設再生計画案などの説明、専門研究チームの作業状況の報告で終わってしまいました。

また、全体計画を分析・検討するのであれば、習志野市が手本としている「不動産有効活用の公共施設マネジメント手法」を正面から説明し、その是非を問うべきです。すなわち、教育施設中心の公共施設を統廃合・複合化し、「余剰」とされた市有地を売却(不動産有効活用)する手法が有効かどうか、地域再生・まちづくりの視点から問うべきです。

この手法を提唱しているのが、委員長である根本祐二さん(東洋大学教授、東洋大学PPP研究センター長)。ところが、制度設計の根幹にある公共施設マネジメント手法について明確な説明はなく、多くの委員は「老朽化対策は重要」という一般論で終わっていたようにみえました。

そもそも、公共施設再生計画案は市民に知られていません。15日のシンポジウムでも、このことについて参加者から質問がありましたが、基調説明をした宮本泰介市長と、基調講演をした根本祐二さんは、下記のアンケート調査の結果(約8割が「知らなかった」)を隠して回答しました。とても不誠実なやり方だと思います。
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各委員からいくつか質問・意見が出ましたが、発言の多くは根本委員長自らのもので、計画案への加筆修正を指示する発言でした。

根本さんの発言は、15日のシンポジウムのように劇場型。今回の標的は「市営住宅」でした。

統廃合せず長寿命化改修で対応する計画案に対し、根本さんは「市営住宅が聖域化されている。これでは市民の理解が得られない」と批判しました。

市営住宅を「既得権益」と印象づけ、他の市民と分断し、市営住宅を不動産有効活用(売却・民営化など)したいのでしょう。いま話題の元首相が得意とする「劇場型政治」の物真似です。

高齢者や障がい者、母子家庭が多い実態を無視し、「健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を整備し、これを住宅に困窮する低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸し、・・・ 国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与する」という公営住宅法の目的も無視。かなり乱暴な発言でした。

根本さんの加筆修正の指示の2つ目は、「余剰地の売却がきちんと書かれていない」ということでした。これは、彼の本音(不動産有効活用)がストレートに出されています。

「長寿命化は負担の先送り」という加筆修正の指示も、複合施設(大規模化)への建てかえを促進したい彼の考えの表れでしょう。市内施設を対象に長寿命化改修に関する調査研究もされているのに、その取り組みは無視しています。

2010年の公共施設再生計画検討専門協議会に始まり、今回の委員会まで3年以上、根本さんが長を務める各種審議会を何回も傍聴してきました。

それらには、根本さんと異なる考え方の委員もいましたが、結局最後は、根本さん提唱の公共施設マネジメント手法を軸にした提言や計画案に収斂させられると、強く感じた3年間でした。

再生計画案における「教育施設」の記述(1月21日時点)
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再生計画案における「子育て支援施設」の記述(1月21日時点)
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再生計画案における「生涯学習施設・図書館」の記述(1月21日時点)
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文教住宅都市憲章と公共施設再生計画
by takashi_tanioka | 2014-01-21 23:30 | 公共施設再生 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


by takashi_tanioka