谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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「(仮称)袖ヶ浦こども園の基本設計に係る報告会」が、建設予定地である袖ヶ浦保育所で開催されました。同じ内容の報告が2回(7月20日、21日)に分けて実施され、私は20日の報告会に出席しました。

私自身考えさせられたのが、保育所建てかえの難しさです。これまでのこども園2園の建設は、幼稚園からの建てかえでした。基本的には幼児教育の施設ですから、保育時間は9~14時、夏冬春の長期休業もあります。

これに対し、「保育所は生活の場」ということが、出席した保護者から強く指摘されました。保育時間は最長7~19時、年末年始・休日を除く1年間を保育所で「生活」します。

「生活の場」となる施設が、現在の倍以上の定員の大規模施設になる不安(保育の質、防災防犯など)。保育所の隣りに、敷地ぎりぎりで大規模施設の建設工事等が進められることへの不安は、大きなものがあります。意見交換会・報告会での多くの保護者の質問・意見の出発点は、ここにありました。

保護者・市民から指摘されていた「協議会」の設置について、市側の検討結果は「協議会という限られた方からの意見ではなく、広く意見をいただくことのできる意見交換会を協議の場として設定しました」とのことでした。

しかし、基本設計の発表から、たった2週間で「決定事項の報告」では、「協議」とは言えません。しかも、市側の報告への質問は、1人1回の制限付き。これも「協議」とは言えません。

また、再編検討委員会の答申書にある「地域住民」は、こっそり外されており、今後の「意見交換会」の参加制限をにおわせています。

前回の意見交換会では、「230人の定員は多すぎる」という意見、「3施設を統合するということでは定員が少ない」という意見、「待機児の多い乳児の定員を多くすべき」という意見が出ました。これに対する市側の検討結果は「2幼稚園および保育所にての意見交換会では、230名の定員の変更を求める意見はなく、理解をいただける定員だと考えました」とのことでした。

どうも、13日の現保護者限定の意見交換会で、「定員変更」の意見が明言されなかったから、「意見なし」としたようです。7日、9日に出た意見、再編検討委員会や次世代育成支援協議会で保護者代表等として委員を務めてきた市民、その他の子育て世代、地域住民の意見は「音」扱いなのかもしれません。(どこかの国の首相みたいです。)

現保護者にしても、次の週には基本設計の「決定」という差し迫った状況のなか、大規模化に不安があったとしても、工事中の安全対策、改善意見が中心になったのは、仕方ないのではないでしょうか。

ある保護者は、「フルタイムの仕事が終わって、会場に来て、資料を渡されても、普通の人はすぐに理解できないし、意見も出てこない」と指摘しました。もっともな意見です。「意見交換会、協議会などの今後のスケジュールを明らかにするよう約束したのに、なぜ示してもらえないのか」との意見もありました。

質問のなかで、隣接する団地の管理組合理事会など、近隣住民への説明も行き渡っていないことが明らかとなりました。

質問回数・終了時間が制限され、次回の会議スケジュールも示されないまま、市側が一方的に報告会を終了しようとしたのに対し、袖ヶ浦保育所保護者の批判・不信感が高まり、ある保護者の「基本設計案の白紙撤回を求める」提案に、ほとんど全ての保護者が挙手しました。

市長・市担当者が「地域住民、保護者、市など関係者間で協議会をつくる」ことを実行せず、水面下で基本設計を進めたことが、結局、保護者側の不信感を高めることにつながりました。いまからでも、関係者間の協議=集まって相談する場をつくって、ていねいに検討していくべきです。

〔統廃合される袖ヶ浦地域の保育所・幼稚園〕
※袖ヶ浦第二保育所は民間譲渡(私立化)


袖ヶ浦保育所→大規模こども園に建てかえ
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袖ヶ浦東幼稚園→廃園
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袖ヶ浦西幼稚園→廃園
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袖ヶ浦こども園の基本設計の押しつけ-答申を無視する宮本市長
# by takashi_tanioka | 2012-07-23 18:18 | 習志野市政 | Comments(1)
22日、谷津地域の訪問活動の後、午後から社会主義理論学会第60回研究会に参加しました。テーマは「重慶モデル、薄煕来事件を考える」で、2名の研究者から報告がありました。

薄煕来事件とは、今年3~4月に薄煕来が中国共産党重慶市委員会書記を解任、中央委員・政治局委員の職務を停止された事件。政治スキャンダル、党内権力闘争として報道される傾向があります。

今回の研究会では、その背景には、薄煕来のもとでの改革「重慶モデル」をめぐる路線闘争の要素があるとみて、社会主義理論研究の立場からアプローチを試みています。

まず、瀬戸宏さん(摂南大学)が「重慶モデルの理論背景」のテーマで報告。
都市と農村、富裕層と低所得層の格差拡大、生活環境の悪化など、30年間の改革開放路線で蓄積された矛盾を解決しようと提起されたのが「重慶モデル」です。
「宜居重慶(住みやすい)」「暢通重慶(渋滞しない)」「森林重慶(緑豊か)」「平安重慶(治安が良い)」「健康重慶(健康に暮らす)」の5つのスローガンをかかげ、公営住宅建設といった民衆生活重視(重慶民生10条)、格差の縮小(重慶共同富裕12条)などの政策を推進したことは、格差拡大や腐敗などがもたらす民衆の不満を和らげ、低所得者に希望を与えるものでした。
それに対する「既得利益集団の反撃」、すなわち私有化で利益を得て新自由主義路線をさらに推進する人々からの激しい反撃が、薄煕来事件の背景にあったとする中国国内「左派」の論説が紹介されました。
しかし、薄煕来失脚後、公営住宅建設から市場供給への政策変更が一部あったものの、重慶モデルは全否定まではされていません。薄煕来を失脚させた側も、格差拡大などの問題提起に対し、重慶モデルが一定の解決の方向性を示そうとしたことを認めざるを得なかった、との報告でした。

次に、大西広さん(慶應義塾大学)が「南街村、華西村との対比における重慶モデルの特徴について 」のテーマで報告。
「薄煕来の解任劇は、直接には『権力闘争』、本質的には『路線闘争』ないし諸社会集団(そのコアは階級)間の闘争の反映である」と指摘。財政赤字等を批判する「反薄煕来キャンペーン」の問題点を示しつつ、所得再分配を重視する「重慶モデル」を「一種の社会民主主義モデル」と評価しました。格差拡大などへの民衆の不満が蔓延しており、「民衆が薄煕来を英雄にしようとした」とみています。
そして、「これは、単なる『権力闘争』ではない。国をどちらに持っていくか、という問題についての路線闘争の反映・・・。所得再分配を主張する薄煕来が敗北したということは、所得再分配で利益を受ける社会階層が敗北したということである」と指摘しました。
また、「共産主義村」として宣伝されている南街村と華西村の「資本主義」的側面についても報告がありました。

薄煕来事件について、私もマスコミ報道程度の知識しかなく、その経済政策面からの研究報告は参考になりました。このほか、学会の研究報告について、新しい論文集が近く市販される予定です。
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# by takashi_tanioka | 2012-07-22 23:59 | 社会科学研究 | Comments(0)
21日、習志野市防犯協会主催の防犯研修会に、防犯指導員として参加しました。

千葉県防犯設備協会理事を講師とし、「防犯環境設計」のテーマで講話がありました。

地域防犯の手法は様々でしたが、ポイントは2点。
①犯罪予防の重点は、犯罪者の労力とリスクを増大させ、犯罪から得ることができる利益を減少させることにある。
②そこで、場所に注目し、環境に働きかけて犯罪発生の機会(可能性)を減らすこと(予防)が可能である。

振り込め詐欺のようにパターンが年々変わってくるものは、警察等のていねいな情報提供と相談体制が必要です。他方、地域防犯では、街区によって環境は千差万別であり、何通りもの対策が考えられます。どう具体化するかの応用問題は住民参加で知恵を出し合う必要があると、あらためて考えさせられました。
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習志野市職員の補助金不正受給が報道されました。とても残念なことであり、人事や管理体制に問題がなかったか検証が必要です。再発防止に力を入れるよう求めます。
# by takashi_tanioka | 2012-07-21 23:59 | 習志野市政 | Comments(2)
千葉ニュータウンの千葉ニュータウン中央エリアをみてきました。駅を降りて歩いてまわったのは、初めてでした。
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ニュータウン総面積1933haのうち、このブロックは764ha、計画人口5万5900人(現在3万8611人)です。

県企業庁と都市再生機構は来年度で事業を終了する予定ですが、1200億円もの損失が見込まれており、県財政を圧迫しています。生活環境の整備やコミュニティーの形成、自然保護などの課題も多々残されているそうです。
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いろいろ課題を抱えていますが、広大な「ニュータウン」には驚きました。
# by takashi_tanioka | 2012-07-20 23:59 | 県政・国政 | Comments(0)
今日は、市民からの生活相談、党内の会議のほか、活動ニュースや議会報告の原稿書き・印刷など、体を休ませながら、溜まっていた仕事をゆっくりと片付けていきました。

生活相談は、高すぎる国民健康保険料の負担、障害者年金や障害者手帳の取得などです。

地元業者・職人に仕事がないという話もありました。JR津田沼駅南口開発の仕事は、株式会社フジタなど一部のゼネコンの関連企業ばかりで、地元業者・職人には仕事がまわってこないとのこと。巨額の税金を投入していながら、一部の企業の儲けばかりが拡大していきます。政治の歪みが、庶民の生活難、地域経済の疲弊をひどくしています。
# by takashi_tanioka | 2012-07-19 23:46 | ひとりごと | Comments(0)
18日、2012年原水爆禁止国民平和大行進が習志野市を縦断しました。

ルートは、実籾→大久保→市役所→秋津→谷津→JR津田沼駅南口。私は、市役所からJR津田沼駅南口まで歩きました。

北海道→東京・太平洋コースの通し参加者を先頭に、炎天下、のべ70人超の市民が参加し、「核戦争阻止」「核兵器全面禁止・廃絶」「被爆者援護連帯」と合わせ、「原発撤退と被災者支援」を訴えました。

全国通し行進者・米山幸子さんの今日も歩こう平和行進ブログ

谷津3丁目を行進
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京成谷津駅からJR津田沼駅へ
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谷津公園で歓迎のあいさつ(谷岡)
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この日は、午前は生活相談、午後は平和行進、夜は党創立90周年記念講演会と大忙しでした。この1週間、まつり、集会や行進が続き、時には子どもを抱えての5万歩。全身筋肉痛です。
# by takashi_tanioka | 2012-07-18 23:59 | 習志野市政 | Comments(0)
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日本共産党・しんぶん赤旗HPからダウンロードした航空写真です。第1ステージ周辺だけの写真であり、第2ステージなど代々木公園全体には、写真に写っていない参加者がたくさんいました。

大手マスコミは、広告主である財界や電力業界の目を気にして、17万人の大集会をほとんど報道しません。三大新聞も一面トップの扱いを避けました(毎日新聞が一面左側に小さく掲載)。権力に追随していては、国民の「知る権利」に応えられません。なさけないことです。

そのようななか、日刊紙として一面トップで大きく報道したのは「しんぶん赤旗」。地方紙では「東京新聞」です。

毎週金曜日の首相官邸前の抗議行動も、大手マスコミは、無視か、数を極端に少なく見積もる警察発表ばかり。参加した人の話では、参加者が多すぎて、地下鉄の駅から道路に出ることもできず、警察官から追い返されるとのことです。

今度は、首都圏反原発連合の主催で、「7.29 脱原発国会大包囲」が企画されています。7月29日(日)午後3時30分、日比谷公園中幸門に集合。国会までデモをして、午後7時に国会を囲んでキャンドル・チェーンなどをし、意思表示をする予定です。
# by takashi_tanioka | 2012-07-17 23:50 | 県政・国政 | Comments(0)
16日、代々木公園で開催された「さようなら原発10万人集会」に子連れで参加しました。17万人もの人が「脱原発」「原発ゼロ」の共通の思いで集まりました。

午前10時、JR津田沼駅で習志野市民の方々と合流し、会場へ。第1ステージとなったサッカー場は、参加者でいっぱいで入れず、第2ステージとなった野外音楽堂の近くに陣どりました。

昨年9月の6万人集会では、明治公園に入りきらず、会場で座ることもできませんでした。今回は、広い代々木公園全体を借りることができたので、子連れの人も安心でした。

会場が広すぎて、第1ステージで「さようなら原発1000万人市民の会」の方々が訴えたことが、私たちがいるところまで聞こえなかったのが残念でした。けれども、スピーカーの声も届かないほど広い会場に、青年、子育て世代から高齢者まで、これだけ多くの人々が自ら声をあげようと集まったのは画期的なことです。元気になる集会でした。

第1ステージ(サッカー場)。入れませんでした。
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第2ステージ(野外音楽堂)。サブステージで、制服向上委員会とスイシンジャーのライブを子ども達といっしょに観ました。スイシンジャーのブラックジョークはうけていました。
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第3案内カーのライブ。みんな元気にやっています。
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3コースに分かれてパレードに出発する人々。私は、子ども達が寝はじめたため、途中で帰りました。
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習志野市からいっしょに参加した市民。木陰で一休み。私たち以外にもたくさん参加したようです。
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おまけ。シャボン玉遊びをする子ども達。広い会場でご機嫌です。
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# by takashi_tanioka | 2012-07-16 23:30 | 県政・国政 | Comments(0)
15日は、谷津地域で訪問活動。その合間に、市役所前グラウンドで開催された、市民まつり「習志野きらっと2012」に家族で行きました。スタッフの皆さん、暑い中、お疲れさまでした。

会場の入口にて。裸足は気持ちいいけど、ちょっと熱いですね。
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はなかっぱショー。子ども連れの市民でいっぱいでした。
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消防体験コーナーにて。ふるさと産品の農業コーナーで買った「にんじんジュース」を飲みながら、"The Scream"。
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# by takashi_tanioka | 2012-07-15 23:55 | 子育て・家族 | Comments(0)
「(仮称)袖ヶ浦こども園の基本設計に係る意見交換会」が、建設予定地である袖ヶ浦保育所で開催されました。当初、同じ内容を2回(7月7日、9日)に分けて実施する予定でした。

会場では、こども園整備・市立幼保再編検討委員会や次世代育成支援協議会で保護者代表等として委員を務めてきた市民らから、「協議会」を設置しなかったことに厳しい批判の声があがりました。

再編検討委員会では、保育所保護者の意見が受け入れられなかった部分が多々あったものの、一つの妥協点として「計画を進めるに当たっては、当該地域住民、保護者、市など関係者間で協議会をつくる」という文言が、答申書に何とか盛り込まれました。

ところが、この協議会を設置しないまま、基本設計が進められ、「意見交換会」の翌々週には、市側の決定事項を「報告」する流れです。

これは話し合いではありません。市側の方針の押しつけであり、「言いたいことがあったら、ちょっとは基本設計に盛り込んでやってもいいかな」という程度のものでしかありません。「意見交換会」では、市側の強硬な態度に涙する委員もいました。

保護者・市民からの批判を受け、市側は13日に急遽、保育所保護者限定の「意見交換会」を追加開催。私も傍聴しました。大規模こども園を賛美する意見は皆無でしたが、来週には基本設計が決定されるという差し迫った状況のなか、大規模化を心配する質問、改善を求める意見が多数出ました。

協議会設置の答申を意図的に無視する説明をした市担当者の責任は重大ですが、それ以上に責任が問われるのは、宮本泰介市長です。答申書は市長宛てに出されており、協議会設置を無視する判断を下したのは市長です。

他の保護者の方々からは叱られるかも知れませんが、保護者・市民から批判される仕事を市長から押しつけられ、弁明に追われる市職員にちょっと同情してしまいました。

公務員は「全体の奉仕者」(憲法15条2項)であり、市長の下僕ではありません。市民に目を向けた習志野市職員であって欲しいと思います。

なお、市側の「報告会」は、袖ヶ浦保育所で、7月20日(金)午後6時30分、21日(土)午後2時の2回に分けて開催される予定です。

〔資料〕袖ヶ浦こども園の基本設計などはこちら
# by takashi_tanioka | 2012-07-13 23:30 | 習志野市政 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


by takashi_tanioka