2012年 07月 27日
朗読発表会「今日われ生きてあり」
午後、習志野朗読サークル「茜」の朗読発表会に行きました。習志野市民会館で開催されました。
昨年夏の第1回発表会は、梯久美子著「散るぞ悲しき」(硫黄島総指揮官・栗林忠道を描く)。今年の第2回発表会は、神坂次郎著「今日われ生きてあり」。ともに、自らまたは部下とともに、死ぬことが決まっている戦いに直面した人々の姿を描いた作品でした。
神坂次郎著「今日われ生きてあり」
僕の生命の残りをあげるから、おばさんはその分、長生きしてください。
-特攻隊少年飛行兵たちはこの上なく美しく、限りなく哀しい言葉を遺して空に散っていった。その散華は国や天皇のためではなく、愛する妹、愛慕する父母、愛しい恋人のための勇敢な飛翔であった。そのあまりにも純粋で無垢な魂の呻吟(しんぎん)を遺された手紙、日記、遺書、関係者の談話により現在に刻印した記録である。(紹介文より)