2012年 11月 24日
シンポジウム「子どものいじめと社会の様相」
まず、千葉県知事選挙に立候補予定の三輪定宣さん(千葉大学名誉教授)が、10~11月に実施したいじめ問題のアンケート集計結果と分析をもとに、基調講演を行ないました。
パネルディスカッションでは、学校、保育所、職場の各現場から、いじめの実態について報告がありました。いじめは子どもだけの問題ではなく、大人の世界にもいじめ(パワハラなど)があり、そういった社会のあり方が子どもに反映されているとのことでした。
いま、福祉、介護、教育を仕事とする人の職場で、上司が人減らし(退職)の手段として嫌がらせをしたり、いっしょに働く仲間をいじめるように追い込む環境が広がってきています。個々の対応だけでなく、社会の歪みを正すことも重要です。
パネラーの一人が言っていた「いじめはなくならないが、『いじめ問題』は解決できるのではないか」の発言が印象的でした。