2013年 03月 07日
習志野市基本構想とギャンブル場建設-総務常任委員会
午後1時30分から総務常任委員会。議案4件、陳情2件を審議しました。私は、各議案、陳情の質疑のほか、1件の賛成討論、1件の反対討論をしました。今議会から、委員会会議録も市議会HPで公開されます。
市民の陳情の一つは、JR新習志野駅前の場外舟券売り場「ボートピア習志野」と長期基本構想・基本計画との関係を問うものでした。陳情者は、市民本位の「特別検討委員会」を設置して、ギャンブル場からの用途転換を検討するよう求めています。
現行の「習志野市基本構想」では、新習志野駅周辺地域は「都市拠点」として重視されています。また、「美しい都市環境の創造」の項で、「調和のとれた街並みや快適な空間の創造に努め、市民がやすらぎ、美しさを誇れるまちづくりを推進します」と唱えています。
私は質疑や討論において、ギャンブル場建設に市長が同意したのは、基本構想策定で市民が求めていた方向と異なると指摘しました。
また、現行の基本構想では、「独自性が確立されたまちを市民自らつくりあげていくため、地域において十分議論ができる、市民参画の体制を発展させる」と唱えています。ところが、ギャンブル場建設をめぐり、市民の意見が行政に反映されないなか、1万人以上の有権者によって、習志野市初の直接請求(ボートピアの是非を問う住民投票条例)がなされました。
これも「十分議論ができる市民参画」が実現しなかったためであると、私は指摘しました。これに対し、答弁した市担当者から反省の言葉がなかったのは残念なことでした。
いくらきれいな言葉で基本構想をまとめても、その時々の市長によって、市民の意向に反する解釈がされ、住民自治が踏みにじられてしまうようでは、意味がありません。