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谷津貝塚出土資料展示会-埋蔵文化財は「国民共有の財産」

11月13日から、習志野市教育委員会主催で「谷津貝塚出土資料展示会」が開催されます。JR津田沼駅南口土地区画整理事業にともなう発掘調査で発見された埋蔵文化財・資料が展示されます。

11月13日(水)~17日(日)午前9時~午後4時30分
谷津コミュニティセンター・ふれあいルーム

1月22日(水)~1月26日(日)午前9時~午後4時30分
習志野市総合教育センター・1階ロビー

「谷津貝塚」では、奈良時代~平安時代の大規模な集落跡や、旧石器時代の石器集中地点が見つかりました。「谷津貝塚」について、詳しくは、市役所HPの「新ならしの散策」などをご覧ください。

新ならしの散策「2万年前の人たち」(市役所HP)

新ならしの散策「平安時代の桃」(市役所HP)

新ならしの散策「ウシ」(市役所HP)

新ならしの散策「埋蔵文化財保護入門2」(市役所HP)

新ならしの散策「埋蔵文化財保護入門1」(市役所HP)

谷津貝塚出土資料展示会の案内(市役所HP)

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私は2006年3月議会から、埋蔵文化財保護の質問・要望に取り組み始めました。「谷津貝塚」についても、遺構の保存や市民参加の現地説明会を要求してきました。

残念ながら遺構保存はできませんでしたが、集落跡を中心とした遺跡見学会を実現することができました。2008年の見学会は一日で854人、2009年の見学会は987人の市民が参加しました。感慨深い思い出です。




民族の敵?

文化財保護について、文化財保護法第3条に「政府及び地方公共団体の任務」が定められています。1998年9月に文化庁次長から都道府県教育委員会に出された通知では、次のように指示されています。

埋蔵文化財は国民共有の財産であると同時に、それぞれの地域の歴史と文化に根差した歴史的遺産であり、その地域の歴史・文化環境を形づくる重要な要素であることから、基本的には各地域で保存・活用、その他の措置を講ずるという理念に基づいて諸施策を進めること

2006年3月議会の一般質問では、この文言を引用しながら、埋蔵文化財保護の重要性を訴えました。

先日、あるゼネコン退職者が文化財のことを「ガラクタ」と呼んでいるのを耳にしました。私が「埋蔵文化財は国民共有の財産」「実籾3丁目遺跡出土土器は貴重な資料で、市指定文化財になる」と話したら、「そんなの使い物にならないじゃないか」と言われました。

そんな人が一方で「靖国神社参拝」を美化するような発言をしているのを耳にすると、国家権力にすり寄ることと、民族の歴史・文化を大切にすることは、別のものであると感じます。そう言えば、昔、このような「民族の敵」を批判する労働歌がありました。

日本の文化財を守るために、学び行動する市民団体もあります。下記HPをご覧ください。

文化財保存全国協議会(文全協)HP
Commented by takashi_tanioka at 2013-11-14 11:45
習志野俘虜収容所の件に限らず、習志野市は社会教育の専門性を軽視する傾向が強いようです。

それが、人事だけでなく、公共施設再生計画、生涯学習施設改修整備計画(公民館等の統廃合など)や様々な場面で表面化しているのでしょう。

あと、管理職になると、特定の部署だけという訳にもいかないのでしょう。当事者がいることなので、すみませんが先のコメントは非公開とさせていただきました。(管理人)
by takashi_tanioka | 2013-11-12 23:30 | 社会科学研究 | Comments(1)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


by 谷岡 隆