都市における災害対策と議会の役割-議員団研修会

廣瀬さんは、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市などを例に、大規模災害時の議会・議員の役割について教訓と課題を話しました。
陸前高田市は、市政・防災の拠点である市庁舎が4階まで津波にのまれ、執務室・議場だけでなく、現用文書のほとんどを喪失したなかで、議会開催・議員活動を続けなければなりませんでした。ちょうど、新年度予算案の審議中であり、議決しなければ4月からの予算執行ができない状況でした。
被災時の深刻な状況がよくわかり、身が引き締まる話でした。自治体の職員も議員も、自ら被災者であっても住民のために働く覚悟が必要です。他の自治体の事例を学ぶだけでなく、習志野市議会自身も、東日本大震災のときの対応について反省・総括が必要かもしれません。
私が廣瀬さんの話を初めて聴いたのは学生時代。今回は約25年ぶりです。当時は、護憲・有事法制反対の学習会で、シビリアン・コントロール(文民統制)の研究をしていた廣瀬さんの講演を聴いた記憶があります。