2013年 11月 11日
「部外秘」でない議論を-後期高齢者医療広域連合議会(2013年11月)
主に、高齢者(被保険者)の実態把握と、来年度の保険料改定について質問しました。
75歳以上の高齢者の多くは低所得・年金生活。保険料の負担は重く、滞納は年間1万3631件でした。事由別・所得階層別の滞納状況、短期保険証の発行状況などについて質問しましたが、実態把握は市町村に丸投げで、「広域連合としては把握していない」という趣旨の答弁ばかりでした。
来年度の保険料改定で、大幅な値上げになることが心配されています。広域連合自らが高齢者の実態を把握し、高齢者の生活実態をふまえて、保険料改定を検討するよう要望しました。
一般質問では、保険料改定の検討状況を質問。ところが、算定方法の説明ばかりで、値上げの概要すら答弁がありませんでした。
東京都広域連合は、約1万8千円・19%の値上げ(一般財源を投入しない場合)という試算結果を公表しています。千葉県でも、市町村担当課長会議で試算結果が「部外秘」で示されています。
広域連合事務局は、来年1月中下旬まで公表しない方針です。県民・高齢者や広域連合議員に情報を公開しなければ、負担軽減策などを議論することもできません。試算・検討状況はオープンにすべきです。
このほか、「制度の新しい動向等について、市町村議会の予決算審議の前に、市町村担当者や広域連合議員へ最新情報を知らせ、市町村議員に情報提供できるようにすべき」と質問・要望しました。
千葉県後期高齢者医療広域連合HP