2014年 08月 09日
長崎原爆の日-習志野市の平和祈念式典、原爆の絵
今年の特徴は、斉藤賢治議長による市議会を代表してのあいさつで、「平和憲法の遵守」と「非核三原則の堅持」が誓われたことです。6日の「広島原爆の日」のあいさつにも盛り込まれていました。
宮本泰介市長もあいさつで「核兵器廃絶平和都市(宣言)」を守ることを誓いました。ちなみに、昨年のコピペであいさつをする某首相は恥ずかしいですね。
会場に隣接する新習志野公民館では、「核兵器廃絶平和都市宣言記念展」が開催されており、ロビーに被爆者の描いた絵と被爆写真が展示されています。印象に残ったのが、「八月七日午後二時頃、相生橋たもとで外人青年撲殺」の絵でした。
「多数の朝鮮人が死亡したほか、モンゴル、インドネシア、ビルマ、マレーシア、フィリピン、ボルネオからの留学生、アメリカ、イギリス、オランダ軍捕虜、強制連行中の中国人などが被爆死亡した」と写真パネルの解説文にあります。
撲殺されたのがどの国の人だったのかはわかりません。原爆による大量殺戮の「被害者」が「加害者」へ変わったのかも知れません。戦争による憎悪と不信が差別意識と結びついて増幅されたのではないでしょうか。
原爆の絵はいろいろな場所で観てきましたが、初めて観る絵だったので考えさせられました。戦争と差別という、人間どうし助け合おうという精神を失わせるものを世の中から無くしていきたいです。
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