2015年 09月 23日
八ッ場ダム予定地をみる・・・群馬県を訪れて
時間が限られていたので、旧・やんば館(広報センター)の資料が一部移設された道の駅「八ッ場ふるさと館」の周辺のみ見ました。高台を結ぶ湖面2号橋「不動大橋」の北側です。中之条町から上流へ約20km。自動車で約30分でした。
県道林岩下線を通り、高台に移転された川原湯温泉駅(新駅)の横を通り、不動大橋へ。高台の移転代替地にはポツポツと民宿や住居が建設されていました。
不動大橋から吾妻川下流を撮影。ダムが完成すると、写真の下半分が水没します。
遠くに湖面1号橋「八ッ場大橋」が見えます。八ッ場ダム・八ッ場発電所は、その橋から1km近い下流に建設されます。そちらの方には、ダム本体工事が見える展望場所があるようです。
不動大橋から吾妻川上流を撮影。ダムが完成すると、写っている場所より上流まで水没していきます。
八ッ場ふるさと館の情報コーナーに、写真・年表等が掲示され、ジオラマが置かれていました。
広大なダム予定地です。私が見たのはほんの一部だけですが、こんなに大きなダムが必要なのかと思います。大手建設業界等と、そこから献金を受ける自民党、天下りをする特権官僚のための事業ではないでしょうか。
今年1月、ダム本体の工事が始まりました。習志野市も出資しています。日本共産党習志野市委員会・議員団は、毎年度の予算要望で「過大な水需要予測に基づく八ッ場ダム開発事業計画の中止を求め、北千葉広域水道企業団への出資を見直すこと」を市長に求めています。
ダム建設計画を含む河川行政について、日本共産党の政策は下記リンクをご覧ください。
「ダム建設ありき」を改め、住民参加を徹底し、「流域住民が主人公」の河川行政への転換を求める(日本共産党国会議員団)
市民団体「八ッ場あしたの会」が、八ッ場ダム建設の問題点をまとめています。
八ッ場(やんば)あしたの会:八ッ場ダムの中止と水没予定地の再生をめざして