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谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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ロシア革命100年を前に-社会主義理論学会

24日、社会主義理論学会第27回研究集会に参加しました。統一テーマは「ロシア革命100年を前に」で、2名の研究者から報告がありました。
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まず、森岡真史さん(立命館大学教授)が「ソヴィエト社会主義の形成過程における模索と選択」のテーマで報告。3月に発表した論文「初期ソヴェト経済政策における模索と選択-社会主義への意図せざる突進」(「立命館国際研究」第28巻3号)をベースにした報告でした。

森岡さんは、経済理論、経済思想史、比較経済体制論と幅広く研究活動をされており、近年はボリス・ブルツクスの研究で有名になりました。

この研究集会での報告は、「レーニンは1917年秋の時点では、権力奪取後直ちにロシアに社会主義を導入することは想定していなかった」にもかかわらず、「ロシアにおける資本主義的諸制度は十月革命から数ヶ月間で破壊され」「社会主義への意図せざる突進が生じた」ことについての考察でした。

特に印象的だったのが、公務員ストライキ(サボタージュ)のソヴィエト政府への打撃です。公務員や民間銀行などとの闘争のために、資本主義に対して破壊的な政策を選ぶ方向へレーニンが急速に変化したと説明します。

詳しくは、上記の論文を読んでください。立命館大学HPの立命館国際研究28巻(2015年度)からダウンロードすることができます。

次に、村岡到さん(『フラタニティ』編集長)が「ソ連邦の崩壊とマルクス主義の責任」のテーマで報告。こちらはソ連史ではなく、主に日本におけるマルクス主義の理論と運動に関するものでした。

村岡さんがこれまで指摘してきた諸課題をまとめて報告。私からは、村岡さんが主張する「生活カード制」と消費財市場・生産財市場における需給調整、経済計算論争との関係、マルクス主義憲法学への批判、立憲主義・憲法の評価について質問しました。

年1回の研究集会への参加は3年ぶりでした。4月は意外と行事が多く、参加できないことが少なくありません。
未来社会と社会主義を考える(2013年4月)
by takashi_tanioka | 2016-04-24 23:40 | 社会科学研究 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


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