谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

bootsman.exblog.jp
ブログトップ

ディスレクシアのすべての人が活き活きと暮らせる社会を目指して-発達支援基礎研修・公開講座

17日、習志野市ひまわり発達相談センター主催の発達支援基礎研修の公開講座に参加しました。市職員向けの連続講座ですが、夏の公開講座には市民も参加できます。

私が参加するのは3回目です。2014年の公開講座から2年ぶりの参加でした。
c0236527_15462160.jpg

講師は、NPO法人エッジ(EDGE)会長の藤堂栄子さん。テーマは「ディスレクシア(読み書き困難)のすべての人が活き活きと暮らせる社会を目指して」でした。

案内チラシの表題は「『ディスレクシア』ってなんだろう?」でした。私の長男もディスレクシアです。どのような障がいなのか知ってもらいたくて、知人・親戚を公開講座に誘いました。
c0236527_19525712.jpg

藤堂さんは、今年5月の発達障害者支援法の改正では、参考人として参議院厚生労働委員会に出席していたことが「しんぶん赤旗」に載っていました。

発達障害支援の拡充を(しんぶん赤旗HP)

藤堂さんの息子さん(藤堂高直さん)は、ディスレクシアで建築家をしています。親子の体験をもとにした話は、接近しやすい展開でした。ディスレクシアの特徴をわかりやすく説明していました。

「読み書き困難なら、ふりがなをふれば良いだろう」という発想に問題があることは、私は初めて知りました。なるほど、説明してもらうと、ふりがなは逆にわかりにくくなるケースがあります。

私も藤堂さんと同じようなところがあり、親近感をもてました。私も、一応、大学院まで出ています。藤堂さん個人のことは、あまり細かく書くとネタバレになるので、講演を直接聴いてみてください。

私は、いまでこそ、長ったらしいブログを書いていますが、実はワープロを使い始めるまでは文章の書けない人でした。

小学1年生の頃、ひらがなの読み書きがすべてできるようになったのも、クラスの中では遅い方でした。ひらがな・カタカナをクリアーした後も、読書感想文やレポートは数行書くのもたいへん。記述式解答や小論文の試験は空白が多かったです。当時は「日記なんてトンデモナイ!」という感じでした。

子どもの頃は、文字ばかりの教科書よりも、図鑑や学習漫画のように写真や絵で理解できる本が好きでした。博物館や美術館も好きでしたね。大学・大学院では、専門書や論文を読むよりも、講義・講演を耳で聴いて理解したことが多かったです。

長男は科学実験が好きで、Eテレの自然科学系の番組を好んで視聴しています。もしかしたら、藤堂さん親子と同じように、私と長男も似たところがあるのかも知れません。

c0236527_19535854.jpg

さて、藤堂さんは、就学期の特別支援教育だけでなく、成人・就職した後の問題にも言及しました。

今年4月施行の障害者差別解消法には「発達障害を含む」と明記されました。そして、行政機関や公立学校では「合理的配慮」が義務となり、民間企業や私立学校では努力義務となりました。

このようななか、障害者差別解消法や障害者雇用促進法に対し、「どうやったら障がい者を入れなくてすむか」を考える企業が出てきているという現実も話されました。(役所もかな?:谷岡記)

日常生活では、障がいを相手に説明するための「ヘルプカード」といったものが紹介され、とても便利と思いました。周囲の人・企業・役所は、これを提示されると「合理的配慮」がしやすいです。

発達障がいは見た目にはわからない場合が多いです。困難はあるけど、障害者手帳の対象ではない「大人の発達障がい」の人は、ディスレクシアに限らず、多くいると思います。「大学を出ているのに何でできないの?」「だらしない」「怠けている」と言われることもあるでしょう。

子どもだけでなく、あらゆる世代において、発達障がいへの理解を広め深め、「活き活きと暮らせる社会」をつくりたいと、藤堂さんの講演を聴いて、あらためて考えさせられました。

NPO法人エッジ(EDGE)のウェブページ←ディスレクシアの説明が載っています。

磁気ループの設置をみて

会場となった習志野市民会館の座席に、磁気ループが設置されていました。
c0236527_2065549.jpg

この日は利用者がいなかったようですが、積極的に活用しようとする健康福祉部の姿勢は、市議会で繰り返し要望してきた者としてうれしいです。

願わくば、磁気ループの存在をもっと宣伝し、広報や案内チラシにも掲載し、難聴の方々にもっと参加してもらいたいです。



お~ これだ!「できない自分との向き合い方」-ハートネットTV

この間、「自分もそうだ!」と“感動”したのが、2月放送のNHK・Eテレ「ハートネットTV」の「山田賢治の “ヒトとなり” 春香クリスティーンさん」でした。

永田町通で4か国語を駆使するタレントの春香クリスティーンさんは、「部屋を片付けられない」などの悩みをもっています。

NHKの山田賢治アナウンサーがクリスティーンさんをインタビューし、同じく部屋を片付けられない大橋広宣さん(映画評論家、フリーライター)をいっしょに訪問し、対話をするという番組内容でした。

2人の部屋の映像をみて「お~ 同じだ」。実は、私の自宅の部屋もメチャメチャなのです。 議員控室の机の上も荷物だらけ。
c0236527_23475581.jpg

独身の頃、自家用車の中をみた入沢議員から「谷岡さんの車は車上生活者みたいですね」と言われたこともあります。

昔は一定期間で転居していたので、それを機に部屋を整理していたのですが、持ち家になってからは書類や荷物が地層のようにたまっていくばかりです。
c0236527_23483598.jpg

「いらないものをまとめて、ゴミ収集日に出せばいいだけでは?」と言われて、「それができれば、苦労はない」と答える大橋さんに、私も「そうそう」と独り言。だって、できないんです!

私もクリスティーンさんと同じように「何で片付けられないのだろう」と思っていましたが、「ADHDの診断を受けて楽になった」という大橋さんの言葉に「なるほど」。
c0236527_2349424.jpg

c0236527_23491994.jpg

c0236527_23493553.jpg

私の場合、おそらく他の人が普通にできる片付けをするのに、並々ならぬ気力(と自分で感じる)を必要とし、少しの片付けだけで疲労感が残ってしまいます。片付け以外にも、同じようなことがあります。

子どもができてからは、さらにたいへん。(私にとって)重労働をしているとき、横で子どもが騒いだりすると、頭がフリーズしてしまいます。メモリー不足のパソコン状態です。

まあ、片付けなどをしないと仕事に支障が出るので、時期をみて思い切ってやらなければならないのですが、「できない自分」を卑下する必要もないのだなと、気持ちが楽になった番組でした。
by takashi_tanioka | 2016-08-17 23:30 | 習志野市政 | Comments(0)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


by takashi_tanioka