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藤崎・森林公園の環境改善へ・・・テレビ東京の撮影、ボランティアの奮闘

27日~28日、藤崎7丁目の森林公園で、テレビ東京系列「日曜ビックバラエティ」のテレビ撮影が行なわれました。「助けて!住民からのSOS!池の水を全部抜いて全滅大作戦(仮)」の番組名で、池の特定外来種の駆除をする内容でした。

放映日(予定):6月25日(日)午後7時54分~ テレビ東京「日曜ビックバラエティ」
※番組編成会議にて、放映日が変更する場合があります。

日本全国の本来の生態系が乱れている池を対象に、芸能人(伊集院光さんの予定)が現地におもむき、池の水を抜き、原因となっている生物の駆除を行なう番組です。習志野市は森林公園の池が該当するものと考え、テレビ東京に応募した結果、撮影が決定しました。
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森林公園は、市内に残る貴重な自然環境を活かした近隣公園です。景観に潤いを与える約2500㎡の人工池があります。池の生態系を維持するため、井戸からの補給水を池の上流から流す構造となっており、様々な生物が生息しています。

池のヘドロ堆積などの環境悪化を心配する意見が、住民から日本共産党の地域支部にあり、地元の党支部と私とで調査し、改善を要望してきました。


昨年の12月議会の一般質問(12月1日)において、環境改善を進めることを市長に要望。その後、テレビ番組と連携して環境改善の取り組みをすることが決まりました。日本共産党の地域支部の要求実現の取り組みが、一部実現することになりました。

27日に給水を停止し、水抜き作業を開始。28日朝からボランティアの皆さんが集まり、一部ヘドロを除去して生物を追い込み、捕獲作業と粗大ゴミの引き上げを進めていきました。
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作業に参加したボランティアの皆さんに敬意を表します。生態系について議会質問をしてきた清水大輔議員もボランティアの一員として奮闘していました。

水が抜かれた下流側の池を見ると、想像以上にヘドロが堆積していました。今回は特定外来種の捕獲と除去が目的であり、ヘドロの除去は一部だけです。ただし、人工池がつくられてから40年ぶりに水が抜かれたことで、池底の現状が明らかとなりました。
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昨年12月の市長答弁は「長年の雨などによる土砂等が池の中に流入し堆積するなど、一部水深が浅くなっている箇所も見受けられます」という楽観的なものでした。

都市環境部長の答弁も「池の底までの水深は、平均約1メートルです。現在の水深は、場所によっては泥が一部堆積していることから、有効水深として40センチから50センチぐらいの箇所も見受けられたという状況です」というものでした。

しかし、水抜き後の写真からもわかるように、水深1メートルある場所は一部だけというのが現実でした。
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私自身は、午前10時からマンション管理組合・自主防災会の総会があったため、ボランティア活動に参加できませんでした。夕方、捕獲作業の終了後の様子を見に行きました。
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40年間溜まってきた粗大ゴミが引き上げられました。
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在来種はプールに確保されました。特定外来種(ブルーギルなど)は殺処分となりました。
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見に来ていた少なくない住民から「ヘドロはこのままでよいのか」「土砂で池が埋まるのは時間の問題。浚渫すべき」という意見を聴きました。一方で、「現時点では、生物の様子をみるべき」という意見もありました。
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市担当者としては、池底の状況を確認し、今後のヘドロ対策の参考にしたいそうです。当面のヘドロ対策としては、池にエアポンプを設置し、バクテリアの働きを活性化させることで、ヘドロの減少を図っていくそうです。

日本共産党は、今回の生態系の環境改善に加え、ヘドロや土砂の除去についても調査を進め、抜本的な対策をとるよう、引き続き求めていきます。

Commented by カワセミ人 at 2017-06-11 07:18 x
カワセミの貴重な住み処でした。
去年は子育てまでしてくれた貴重な場所。
外来生物の除去?未だにアカミミガメはのこのこ歩いてますよ。
とにかく、カワセミの貴重な住み処を破壊ですね!
さすがですね。共産党
Commented by takashi_tanioka at 2017-06-21 01:25
公園緑地課と環境政策課に問い合わせましたが、今回の作業で、カワセミの巣などが壊れたことはなかったそうです。また、しばらく給水しなかったのは下流側の池だけであり、上流側の池は予定通り給水されていました。

カワセミの餌の一つになっていたブルーギルの駆除は、特定外来生物に指定されている以上、仕方ないと思います。外来種以外の小型魚は保護されるそうです。

ミシシッピアカミミガメは、特定外来生物に指定されていませんが、要注意生物なので駆除の対象にはなっていました。ただ、ボランティアの方々も捕まえようとしたものの、泥の中に逃げられてしまい、すべて捕まえられなかったそうです。今後は、市が捕獲機を使って駆除していきます。

「カワセミ人」さんは池の水抜きを問題視されているのかも知れませんが、特定外来生物を駆除したり、ヘドロや土砂などを浚渫したりするときは、水を抜かざるを得ないでしょう。今回は、専門家や千葉県生物多様性センター職員などの立ち合いのもとで作業がされており、彼らのアドバイスを尊重するのが賢明だと思います。

駆除の様子はテレビ放映されるそうです。下記アドレスをご参照ください。
https://www.city.narashino.lg.jp/joho/soshikitogyoumu/toshikankyou/koenryokuchi/sinrinkouen.html
Commented by 青木 at 2017-06-26 11:38 x
番組見ました!
とても面白かったです。
ボランティアの皆様、伊集院光さんそして番組スタッフの働きに敬意を表します。

ヘドロや生態系の問題は、一朝一夕に解決できるものでもなく、データの蓄積や専門家の見解など、時間をかけて取り組む問題だと思います。

市議会議員の方々には、今後も関心を持って取り組んで頂きたいテーマです。
よろしくお願い申し上げます。
by takashi_tanioka | 2017-05-28 23:30 | 習志野市政 | Comments(3)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


by 谷岡 隆
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