27日、午前10時から議案質疑(本会議)。その後、予算特別委員会と会派代表者会議があり、午後3時50分頃終わりました。
私は、大久保地区公共施設再生事業の定期借地、国民健康保険料・介護保険料・後期高齢者医療保険料の値上げ、教育委員の任命について質問しました。
大久保公民館北側の市有地に、スターツコーポレーション株式会社がマンション建設の看板を立てた問題。定期借地権設定契約が未締結であることを確認しました。
マンション建築看板(特定建築行為計画のお知らせ)は、大久保公民館長の決裁で公民館敷地内に立てることを許可したそうです。
市当局は「看板設置は違法ではない」と釈明。しかし、借地契約が未締結で、着工まで3年(看板設置時)もあるのに、看板設置を早々に認めるのは非常識です。
借地料は新年度予算案に計上されていません。契約が締結された場合、借地料が発生するのは2年後の夏であることもわかりました。
つまり、2020年度の予算案まで借地料は入ってこない訳です。そうなると、借地契約を急ぐ必要はありません。
50年間もの超長期の定期借地権設定を、宮本市長とスターツは考えています。市民の信を問うとともに、仮に議会提案された場合、慎重審議が必要です。
私の次に、清水晴一議員(公明党)が質問。定期借地権設定契約の時期について、宮本市長は「平成30年中に議会提案する」と答弁しました。
来年4月の市長・市議会議員選挙前に契約締結を済ませてしまうスケジュール案。選挙の争点にしたくないのでしょうか。
下のイメージ図でみると、公民館(奥の建物)の手前の「出会いのプラザ」北半分とバス通りにはさまれた市有地(歩道・階段や「ウェルカムプラザ」を含む)のほとんどが借地権設定の対象とされています。
契約が締結されると、スターツが占有権と管理権を50年間持ち続けることになります。借地料の問題だけでなく、収益施設のあり方、歩行者動線、バリアフリー、広場や歩道・階段の利用法など、精査しなければならない問題はたくさんあります。
このほか、国民健康保険料・介護保険料・後期高齢者医療保険料の値上げでは、宮本市長が言う「シビル・ミニマム」について質問。教育委員の任命では、憲法尊重擁護への態度などを質問しました。
夕方は、私用を済ませた後、市役所へ戻り、一般質問や発議案の準備を進めました。