谷津奏の杜公園に「谷津貝塚」の説明看板がやっと設置されました。日本共産党は、谷津貝塚埋蔵文化財発掘調査の本調査、現地見学会の頃から長年要望してきました。
「市内最古の旧石器時代遺跡」「奈良・平安時代の大集落跡」と記載されています。遺跡(住居跡など)の一部保存も日本共産党は要求していましたが、残念ながら、習志野市と開発事業者はすべて壊してしまいました。
出土した埋蔵文化財を日常的に見学できる施設は、習志野市にありません。総合教育センターで一部が展示されました。社会教育課職員による発表会が時々行なわれています。
今回の説明看板は、限られた字数・写真数での説明ですが、他地域の文化財の説明看板と比べると詳しく記載されています。貝塚以前の時代、「旧石器時代」の記述もきちんとあります。
戦前の皇国史観のもとでは、存在してはならない時代が「旧石器時代」でした。国定教科書は建国神話から始まっており、神武天皇即位とされる紀元前660年よりも昔の研究は避けられてきました。
戦後の自由な歴史研究により、旧石器時代の研究が大きく前進しました。
説明看板は、谷津奏の杜公園(奏の杜2丁目)の北東側に立っています。機会があったら、ぜひご覧ください。