谷岡隆(たにおかたかし) 習志野市議会議員

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関東大震災95年「描かれた朝鮮人虐殺と社会的弱者」・・・高麗博物館にて

14日夕方、映画「沖縄スパイ戦史」を観た後、新宿区大久保の高麗博物館へ行きました。企画展「関東大震災95年 描かれた朝鮮人虐殺と社会的弱者-記憶・記録・報道-」が開催されています。許可をもらって、会場の一部を撮影しました。
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高麗博物館は「市民がつくる日本とコリア交流の歴史博物館」。認定NPO法人で運営されています。

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9月議会の一般質問で「関東大震災時の朝鮮人虐殺」を取り上げるにあたり、千葉県における関東大震災と朝鮮人犠牲者追悼調査実行委員会の方々に話を伺うなか、この企画展の案内をいただきました。

この企画展のパンフレットをいただき、一般質問で参考にしました。
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朝鮮人虐殺の現場を生々しく描いた絵が、童画家・河目悌二が描いたと思われる「朝鮮人虐殺の図」です。展示を観たいと思っていました。展示は複製であり、原画は国立歴史民俗博物館に収蔵されています。

このほか、様々な画家や文化人が朝鮮人虐殺の愚を絵にしたり、日記や随筆などで残しています。

朝鮮人のほか、中国人や社会主義者の虐殺、朝鮮人と間違えて殺された聴覚障がい者(ろう者)や被差別部落の売薬行商人など社会的弱者の犠牲も展示・説明されていました。

虐殺は、単に災害時の「流言蜚語」が生んだものではなく、朝鮮人、中国人、被差別部落民への差別意識、権力者による社会主義運動や朝鮮独立運動への弾圧などによって生み出されたことが、様々な資料からわかります。

この企画展は、「しんぶん赤旗(日刊)」の9月1日付の「きょうの潮流」でも紹介されていました。このコラムを読んで訪れた人も少なくないようです。コピペですが、ご紹介します。

生き証人が少なくなりいなくなっても、日本人が決して忘れてはならない出来事があります。1923年9月1日の関東大震災の直後に起きた朝鮮人虐殺はその一つです▼「描かれた朝鮮人虐殺と社会的弱者-記憶・記録・報道」展が、いま市民がつくる「高麗博物館」(東京・新宿区)で開かれています。「美人画」や「宵待草」の詩で知られる竹久夢二は、震災の翌日から東京の街をスケッチして歩き、「東京災難画信」を当時の都(みやこ)新聞に連載しました▼日本刀やとび口、竹やりを手にして通行人を問い詰め、朝鮮人と見れば追いまわして殺害に及んだ「自警団」。社会が騒乱するなか「朝鮮人が放火をして暴れている」などと流言し、デマを拡散したのは旧内務省であり警察官でした▼子どもたちの間にもはやった「自警団ごっこ」を、夢二は「子供達よ、棒切をもって自警団ごっこをするのはもう止めましょう」とたしなめています▼虐殺の現場を生々しく描いた水彩画も。頭と顔から鮮血が滴るはんてん姿の男に凶器で切りつける数人、後ろ手の男に銃剣をつきつける兵士たち・・・。「無残に殺された朝鮮の仲間たちよ」と呼びかけた壺井繁治の詩「十五円五十銭」の展示もあります▼小池百合子都知事は今年も関東大震災の朝鮮人犠牲者の追悼式に追悼文を送らないと主催者に伝えました。行政の長が加害の史実に背を向ける姿勢は民族差別をあおる風潮にもつながります。歴史に刻まれた人間の愚かな行為。くり返すわけにはいきません。

企画展では、八千代市の高津山観音寺における関東大震災慰霊祭も紹介されていました。→今年9月の慰霊祭

Commented by 頬っかむり? at 2018-09-16 23:22 x
八千代や船橋は慰霊祭をやっている。習志野市も関東大震災100年までには慰霊祭を始めるべき。頬っかむりは卑怯だ!
Commented by takashi_tanioka at 2018-09-21 03:23
習志野市でも追悼式または慰霊祭を行なうべきという意見は、私も賛成です。このことについては、9月議会の一般質問でも言及しました。

船橋市は実行委員会形式で実施、八千代市は寺院・地元住民・市民団体の共催で実施です。しかし、残念ながら、習志野市では市民の間で追悼・慰霊をしようという動きはありません。

これは「頬っかむり」していると言うよりも、朝鮮人虐殺の事実が習志野市民の間で知られていないと言うことだと思います。

習志野市東習志野にあった陸軍習志野支鮮人収容所(捕虜収容所)に朝鮮人・中国人が収容され、そこで選別された朝鮮人等が殺されたことは、市内ではほとんど知られていません。

当時の関係者の多くが口を閉ざすなか、追悼調査実行委員会の方々の聞き取り調査も難航したと聞いています。遺骨もまだ見つかっていません。軍が直接関与した殺害は、徹底して隠蔽される傾向があるようです。

まず必要なのは、明らかになった証言や文献の資料をもとに虐殺の事実を市民に知らせ、追悼・慰霊や歴史教育につなげていくことだと思います。

私も関東大震災100周年までに追悼・慰霊の場を設けられるよう、取り組んでいきたいと考えています。
by takashi_tanioka | 2018-09-14 23:40 | 憲法・人権・反戦平和 | Comments(2)

日本共産党市議としての活動日誌をメインに、日々の思い、家族のこと、研究活動などをご紹介します。


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