28日の9月議会最終日。習志野市八千代市教職員組合(全教)が提出した「習志野市の小学校・中学校の各教室にエアコンを設置することの請願」、学校の普通教室にエアコンを設置させる会が提出した「小中学校の普通教室すべてにエアコンの設置を求めることに関する陳情」が、全会一致で可決しました。
6月議会では、同様の請願が否決となりました。9月議会では、多くの会派が賛成討論をし、可決させることができました。
日本共産党を代表して荒原ちえみ議員が賛成討論。私も、エアコン設置をめぐる教育委員会や市議会の審議のあり方について討論しました。
保護者等の有志でつくる市民団体「学校の普通教室にエアコンを設置させる会」が「習志野市立小中学校のすべての普通教室に2019年6月末までにエアコンの設置を完了していただくよう求めます」とする署名運動に取り組んでおり、この日の時点で4312筆を超えたことが市議会議員に報告されました。
急速に広がっている市民運動が、半数を超える市議会議員を「反対」から「賛成」に変えました。しかし、9月議会の補正予算には、エアコン設置費用は計上されていません。
上記の市長・教育長宛ての署名運動は、エアコン設置費用が予算計上されるまで続けるそうです。
4会派が共同提案した発議案3号「小中学校の普通教室にエアコンを設置するために国の財政措置を緊急に求める意見書」、全会派で共同提案した発議案6号「小中学校に早急にエアコン設置を求める意見書」も、全会一致で可決しました。
これらのうち、発議案6号には
「本市議会は『再来年の8月まで』などと言わず、前倒しして『来年の6月末まで』にエアコンが設置されるよう、強く求めるものである」と明記されました。関根洋幸議員(元気な習志野をつくる会)が提案理由を説明しました。私(日本共産党)も賛同者に名を連ねました。
請願・陳情や意見書の全会一致の可決を受け、宮本泰介市長も「来年6月末までの設置を目指し、教育委員会と協議する」と表明しました。
宮本市長から「(エアコン設置を)表明したら、共産党さんから怒られた」と言われましたが、私が問題視したのは「9月6日の議案質疑で表明したこと」でした。
宮本市長の決断が遅れたため、エアコン設置の調査・工事の補正予算は、9月議会に間に合いませんでした。千葉市では、調査費を含む補正予算が9月議会で提案され、可決されています。
とにかく、来年6月末までに設置するためには、エアコン設置の調査費や工事費を市長が今年度中に予算提案しないと間に合わない恐れがあります。
日本共産党は、必要があれば臨時議会を開いてでも、補正予算を提案するよう求めています。この点では、市長・教育委員会から要請があれば協力していきたいです。
この日は、午前10時に本会議が始まり、午後4時頃終了。その後、議会報編集委員会があり、午後4時30分頃にすべての会議が終わりました。
本会議では、各常任委員会の委員長報告、質疑・討論の後、議案14件と請願・陳情12件を採決しました。その後、議員発議の意見書6件の提案理由の説明があり、討論・採決と続きました。
私は、上記の賛成討論のほか、核兵器廃絶をめざす千葉の会が提出した「核兵器禁止条約の署名・締結を求める意見書の提出に関する要望」、習志野市原爆被爆者の会が提出した「『核兵器禁止条約』に署名・批准を求める議会議決・意見書採択のお願い」の2件の陳情に賛成討論。発議案「東海第二発電所の運転期間延長を行わないことを求める意見書」の提案をしました。