1日、一般質問の3日目。質問者は4名でした。午前10時に始まり、午後4時50分頃終わりました。
藤崎ちさこ議員(新社会党・無所属の会)
谷岡隆議員(日本共産党)
中山恭順議員(環境みらい)
関根洋幸議員(元気な習志野をつくる会)
3月1日は、朝鮮半島の「三・一独立運動」から100年の記念日です。その5年後の関東大震災の際、陸軍習志野支鮮人収容所(周辺)で朝鮮人虐殺が起こりました。
私は一般質問の冒頭で、以下のように話しました。「しんぶん赤旗」記事から一部引用しました。
〔要旨〕
100年前の1919年、ソウルのパゴダ公園で「朝鮮は独立国」「朝鮮人は自由な民」と高らかにうたう「独立宣言書」が読み上げられました。
日本が軍事的強圧のもとに押しつけた「韓国併合条約」によって民族の尊厳を踏みにじられ、土地・財産を奪われ、くらしと命の危険にまでさらされた朝鮮半島の民衆が植民地化に抗議し、独立と解放を求める思いを爆発させたものでした。
その後、「独立万歳」を叫ぶ示威運動が全土に広がりました。日本軍の激しい弾圧に民衆が反発し、日本軍による虐殺も起こりました。
ところが、日本国内では「不逞鮮人」「暴徒」による暴動とする報道が続き、朝鮮人への恐怖と偏見があおられました。こうした意図的な報道の行きついた先の一つが、1923年の関東大震災での朝鮮人虐殺の悲劇でした。
日本政府は「併合条約は合法的に結ばれた」とし、戦後も植民地支配を正当化し、いまだにその清算に背を向け続けています。日韓条約締結後50年以上もたつのに問題が噴出するのも、ここに根本問題があります。
高麗大学の名誉教授(歴史学者の姜萬吉さん)は、次のように言います。
「植民地支配は合法的であった」と強弁するなら、35年間の民族解放運動は不法なものだったことになります。ある一つの民族の解放運動を「反逆行為」だとしておいて、その民族と仲良くなれるはずがありません。
三・一独立運動から100年。いまだに未清算のままでいいのか。いまこそ歴史に誠実に向き合い、未来への教訓とする立場にたてるかどうかが問われています。