5日、
習志野市文化財審議会(令和元年度第1回)を傍聴しました。個人情報が関係する一部の報告を除いて、会議は公開されました。文化財審議会の傍聴は
1年ぶりです。
第一次世界大戦後の習志野俘虜収容所に収容されていたドイツ捕虜に関係する資料のうち、「エーリッヒ・カウルの日記」「ヨハンネス・ユーバーシャール博士旧蔵写真」「ボトルシップ」の3件(総計132点)を市指定文化財に指定することが教育長から諮問されました。
審議の結果、「第一次世界大戦における習志野俘虜収容所の様子、捕虜の暮らしぶり、近隣住民との交流など、市域における近代の情報を伝える資料として極めて貴重である」とされ、「習志野市指定文化財に指定すべき歴史上価値の高い歴史資料である」との答申が出されました。
埋蔵文化財について特に注目されるのが、習志野市で初めての「縄文人の全身骨格」が発掘されたことでした。縄文時代後期の人骨で、ほぼ完全な形だそうです。どのように研究・保存・活用されていくのか、注視していきます。