5日午後、「イシカワ・セイコウ、ベネズエラ・ボリーバル共和国大使のオンライン講演会」に参加しました。ラテンアメリカ研究者の新藤通弘さんから案内がきており、事前申し込みをしていました。
ZOOMを利用してイシカワ大使が最近のベネズエラ情勢を報告しました。テーマは「新たな民主主義の地平-ベネズエラ全国民による地方選挙はいかにして実現したか」でした。
11月21日予定の地方選挙の背景についてで、政党勢力の関係をふまえた報告でした。
アメリカの支援を受けるG4グループ(グアイド派)が国内政治を混乱させてきたという内容でした。マドゥロ政権・与党と野党同盟との合意のもと、地方選挙の準備が進められているようです。
質疑応答において、私は質問しませんでしたが、「ベネズエラ共産党の政権批判」「ベネズエラ共産党とマドゥロ政権との関係」の質問に関心を持ちました。
ベネズエラ共産党はアメリカによる内政干渉を批判していますが、同時にマドゥロ政権とも一定の距離を置いているようです。残念ながら、イシカワ大使の回答では両者の関係がよくわかりませんでした。
この日のイシカワ大使の講演は、ベネズエラ政府・現政権側の視点からの報告でした。グアイド側の視点からの報告として、アジア経済研究所の坂口安紀氏が「膠着化するベネズエラの政治経済危機-制度崩壊とインフォーマルな政治経済運営」を書いています。アジア経済研究所HPを経由してダウンロードできます。
私は、日本で入手可能な論考を読む限り、チャベス・マドゥロ政権下での財政政策(主に再分配政策)や経済政策(主に石油企業の運営)での失敗はあり、アメリカによる経済制裁以前の問題を抱えていたと考えています。すべてをアメリカのせいにするわけにはいかないでしょう。石油輸出に過度に依存する財政運営だったと思います。
しかし、経済危機に乗じて政権転覆を画策するアメリカ政府のやり方は許されるものではなく、アメリカ等による経済制裁はベネズエラの経済的困難をさらに深刻なものにしたと考えます。まあ、傷口に塩を塗るようなやり方ですね。
自称「暫定大統領」のグアイド氏の正統性はもはや無いでしょう。前回の国会議員選挙と議長選出の経緯については、坂口氏の論考よりも、新藤氏の調査報告(
「キューバ研究室」等に掲載)の方が優れていると思います。
他方、現政権のこれまでの経済財政政策の見直しは求められるでしょうし、どのように軟着陸させていくかが今後の課題でしょう。
最近関心を持ち始めたベネズエラの問題。なるべく情報を得る機会を増やしていきたいと思っています。
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