元習志野市議・吉田順平さんの逝去

元習志野市議会議員の吉田順平さんが、７月６日夕方に亡くなりました。昨年８月に９１歳となり、体力の低下から一日の大半をベッドで過ごしていました。医師による診断は「老衰」でした。

故人の遺志により、火葬前の葬儀などは行わず、７月１０日に近親者のみで見送りました。私（谷岡）は出棺の見送りと火葬場での立ち合いをし、日本共産党中央委員会（田村智子委員長）からの弔電を読み上げました。

映画人の墓碑の会の第３４回全合葬者・合同追悼会（来年４月２９日）で納骨・合葬とするそうです。

吉田順平さんは、戦後に樺太から引き上げた後、１９５３年に日本共産党に入党しました。独立系映画会社の仕事などを経て、習志野市議会議員を１９７５年から７期・２８年務めました。

谷津地域を中心に「順平さん」と多くの方に親しまれてきました。千葉の干潟を守る会の方々といっしょに谷津干潟を守る運動にとりくみ、現在の干潟遊歩道の設置を市議会で初めて提案した人だったそうです。

樺太・千島戦争体験の絵　樺太（サハリン）の地上戦　吉田順平さん（ＮＨＫ）

ふるさと樺太は血に染まった　地上戦の生々しい爪痕　吉田順平さん（ＮＨＫ）

「銃撃の中、必死で逃げた」引き揚げ者、非戦訴え（日本経済新聞）

習志野市議会議員の引退後は、日本共産党の居住支部で活動を続けるとともに、映画人の墓碑の会常任理事、日本国民救援会習志野支部長、千葉県アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会常任理事・顧問、習志野市日本共産党後援会長など各分野で活動してきました。

私の前任の党市議であり、引退後は私の市議選で選対長を何回も務めていただき、たいへんお世話になりました。

謹んで哀悼の意を表します。